テニススクールに通い始めて3か月くらいの頃、コーチに「そろそろ自分のテニスラケット買ったほうがいいよ」と言われて、そこから地獄が始まりました。
テニスラケット 初心者 硬式で検索しても、プロっぽい用語と数字ばかり。気づけば深夜に通販サイトをさまよいながら、「変なの買ってすぐ肘壊したらどうしよう」「安物で周りと比べられたら嫌だな」と、意味の分からない不安に飲まれていました。
そんな僕が実際にショップで振り比べたり、テニス仲間に触らせてもらったりしながらたどり着いた“素人目線の結論”を、ラフにまとめておきます。
まず「軽すぎず、重すぎず」のゾーンを決めた話
最初はとにかく軽いほうが正義だと思っていて、超軽量ラケットばかり触っていました。
でもコーチに言われたのが「軽すぎると相手のボールに負けるよ」という一言。
そこから標準的な重さと言われる280〜295gくらいのラケットを色々振ってみたんですが、その中で最初に「お、これ振りやすいかも」と感じたのが
ヨネックス EZONE 100 と ヨネックス EZONE 100L 辺りでした。
特に ヨネックス EZONE 100L は、数字だけ見ると「軽め」なんですが、実際に打つと妙にスカスカした感じがなくて、ちょうどいい“中肉中背感”。
一方で、同じシリーズの軽量寄り
ヨネックス EZONE 100SL を振らせてもらった時は、確かに楽なんだけど、相手が強く打ってくると少し負ける感じがして、「これはダブルスで前衛専任の人向けかな…」という印象でした。
フェイスサイズ100インチ前後が「とりあえずの避難場所」
数字の話ばかりで頭が痛くなってきたときに、ショップの店員さんに言われて救われた言葉がこれです。
「よく分からなかったら、100インチ前後を選んでおけば大事故は起きにくいですよ」
実際、僕が触った中でも
ヨネックス EZONE 100
ヨネックス VCORE 100
バボラ ピュアドライブ 2021
ウィルソン ULTRA 100
あたりは全部100インチ前後で、「とりあえずコートに収まってくれる安心感」がありました。
逆に、上級者っぽい小さいフェイスのラケットを試しに振ったら、芯を外したときに手首にズドンとくる感じが怖くて、僕レベルにはまだ早いな…とすぐ悟りました。
僕が実際に迷った具体的なモデルたち
ここからは完全に主観ですが、実際に候補に入れて最後まで悩んだラケットたちの話です。
1. とにかく楽にボールが飛んでほしい欲張りな僕とピュアドライブ
一番「おお、なんかプロになった気がする」と勘違いさせてくれたのが
バボラ ピュアドライブ 2021 と
少し軽めの バボラ ピュアドライブ チーム 2021 でした。
軽く振っただけでボールがビュンと飛んでくれるので、最初は「これ一択じゃん」と思ったくらい。
ただ、打ち方が安定していない初心者あるあるで、調子に乗るとアウト量産。
“楽さ”の裏側で、きちんとスイングコントロールを覚えないと、ただのアウト製造機になりそうな怖さも感じました。
2. スピンかけてそれっぽく見せたい欲求とVCORE
スピン大好き系の友達が使っていた
ヨネックス VCORE 100 と
ヨネックス VCORE 100L もかなり惹かれました。
特に ヨネックス VCORE 100L は、重さも程よくて振り抜きが軽いのに、回転がかかるときはボールがキュッと落ちてくれる感じ。
ただ、スピン量を自分でコントロールできるほどの腕がまだない僕には、少し宝の持ち腐れ感もありました。
3. 「これ一本でしばらく遊べそうだな」と思ったEZONEとSPEEDとBOOM
結局、「中庸って大事だな」と思わせてくれたのが
ヨネックス EZONE 100 と
ヘッド SPEED MP 2024 、
そして打感がちょっと柔らかめに感じた ヘッド BOOM MP 辺りでした。
ヘッド SPEED MP 2024 は、僕の中では「ちょっと真面目にテニスやってます」感のある一本。ちゃんと振ればちゃんと飛ぶ、サボると途端に浅くなる、みたいな“先生気質”。
ヘッド BOOM MP は逆に、少し楽さ寄りで、ミスヒットしてもそこまで手にガツンと来ない優しめキャラ。
そして無難の王道枠が ヨネックス EZONE 100。
パワーもそこそこ、コントロールもそこそこ、見た目もかっこよくて、「とりあえずこれ持っておけば恥はかかないだろう」という安心感がすごかったです。
女性・体力に自信がない人がよく選んでいたモデル
スクールで一緒になった女性陣や、久々にテニス再開した先輩たちを見ていると、軽めのモデルが人気でした。
よく見かけたのは
ヨネックス EZONE 100L
ヨネックス EZONE 100SL
バボラ ピュアドライブ チーム 2021
あたり。
特に ヨネックス EZONE 100SL を使っていた女性の友達は、
「前は重いラケットで肘を痛めてやめちゃったけど、これは軽いからまたテニス楽しくなった」と言っていて、
“続けられる重さ”って大事だな…と横でしみじみしていました。
僕が最終的に選んだ一本と、今のところの満足度
散々迷った結果、僕が選んだのは
ウィルソン ULTRA 100 でした。
理由は単純で、
- 振ったときのバランス感がしっくりきた
- ミスショットしてもそこまで手首にガツンとこない
- 見た目が好み(ここ大事)
という、かなり感覚的なもの。
でも、その“なんとなく好き”と思える感覚って、初心者には意外と大事だなと思ってます。
数字の比較ももちろん大事なんだけど、「このラケット持ってコートに行きたい」と思えるかどうかで、練習へのモチベーションが全然違いました。
これから買う人への、同じ初心者からの小さなアドバイス
・テニスラケット 初心者 硬式で検索しても、結局どれが正解かは分かりませんでした。
・でも、280〜295gくらい、フェイス100インチ前後の王道スペック、たとえば
ヨネックス EZONE 100
ヨネックス VCORE 100
バボラ ピュアドライブ 2021
ヘッド SPEED MP 2024
ヘッド BOOM MP
ウィルソン ULTRA 100
この辺りから選んでおけば、「完全に外した…」みたいな悲劇はかなり防げる気がしています。
一番怖いのは、よく分からないまま適当に選んでしまって、「なんか合わないな…」とモヤモヤしたままテニスそのものが楽しくなくなること。
多少迷っても、自分の手で振ってみて、「あ、これいいかも」と思えた一本に出会えたら、それだけでテニスコートに立つのがちょっと楽しみになります。
そんなふうに、自分のペースで相棒を探していく時間も含めての、テニスラケット選びという遠回りな遊び心。
テニスラケット 初心者 硬式で迷子になった僕がやっと見つけた、ちょうどいい一本探しの記録
テニススクールに通い始めて3か月くらいの頃、コーチに「そろそろ自分のテニスラケット買ったほうがいいよ」と言われて、そこから地獄が始まりました。
テニスラケット 初心者 硬式で検索しても、プロっぽい用語と数字ばかり。気づけば深夜に通販サイトをさまよいながら、「変なの買ってすぐ肘壊したらどうしよう」「安物で周りと比べられたら嫌だな」と、意味の分からない不安に飲まれていました。
そんな僕が実際にショップで振り比べたり、テニス仲間に触らせてもらったりしながらたどり着いた“素人目線の結論”を、ラフにまとめておきます。
まず「軽すぎず、重すぎず」のゾーンを決めた話
最初はとにかく軽いほうが正義だと思っていて、超軽量ラケットばかり触っていました。
でもコーチに言われたのが「軽すぎると相手のボールに負けるよ」という一言。
そこから標準的な重さと言われる280〜295gくらいのラケットを色々振ってみたんですが、その中で最初に「お、これ振りやすいかも」と感じたのが
ヨネックス EZONE 100 と ヨネックス EZONE 100L 辺りでした。
特に ヨネックス EZONE 100L は、数字だけ見ると「軽め」なんですが、実際に打つと妙にスカスカした感じがなくて、ちょうどいい“中肉中背感”。
一方で、同じシリーズの軽量寄り
ヨネックス EZONE 100SL を振らせてもらった時は、確かに楽なんだけど、相手が強く打ってくると少し負ける感じがして、「これはダブルスで前衛専任の人向けかな…」という印象でした。
フェイスサイズ100インチ前後が「とりあえずの避難場所」
数字の話ばかりで頭が痛くなってきたときに、ショップの店員さんに言われて救われた言葉がこれです。
「よく分からなかったら、100インチ前後を選んでおけば大事故は起きにくいですよ」
実際、僕が触った中でも
ヨネックス EZONE 100
ヨネックス VCORE 100
バボラ ピュアドライブ 2021
ウィルソン ULTRA 100
あたりは全部100インチ前後で、「とりあえずコートに収まってくれる安心感」がありました。
逆に、上級者っぽい小さいフェイスのラケットを試しに振ったら、芯を外したときに手首にズドンとくる感じが怖くて、僕レベルにはまだ早いな…とすぐ悟りました。
僕が実際に迷った具体的なモデルたち
ここからは完全に主観ですが、実際に候補に入れて最後まで悩んだラケットたちの話です。
1. とにかく楽にボールが飛んでほしい欲張りな僕とピュアドライブ
一番「おお、なんかプロになった気がする」と勘違いさせてくれたのが
バボラ ピュアドライブ 2021 と
少し軽めの バボラ ピュアドライブ チーム 2021 でした。
軽く振っただけでボールがビュンと飛んでくれるので、最初は「これ一択じゃん」と思ったくらい。
ただ、打ち方が安定していない初心者あるあるで、調子に乗るとアウト量産。
“楽さ”の裏側で、きちんとスイングコントロールを覚えないと、ただのアウト製造機になりそうな怖さも感じました。
2. スピンかけてそれっぽく見せたい欲求とVCORE
スピン大好き系の友達が使っていた
ヨネックス VCORE 100 と
ヨネックス VCORE 100L もかなり惹かれました。
特に ヨネックス VCORE 100L は、重さも程よくて振り抜きが軽いのに、回転がかかるときはボールがキュッと落ちてくれる感じ。
ただ、スピン量を自分でコントロールできるほどの腕がまだない僕には、少し宝の持ち腐れ感もありました。
3. 「これ一本でしばらく遊べそうだな」と思ったEZONEとSPEEDとBOOM
結局、「中庸って大事だな」と思わせてくれたのが
ヨネックス EZONE 100 と
ヘッド SPEED MP 2024 、
そして打感がちょっと柔らかめに感じた ヘッド BOOM MP 辺りでした。
ヘッド SPEED MP 2024 は、僕の中では「ちょっと真面目にテニスやってます」感のある一本。ちゃんと振ればちゃんと飛ぶ、サボると途端に浅くなる、みたいな“先生気質”。
ヘッド BOOM MP は逆に、少し楽さ寄りで、ミスヒットしてもそこまで手にガツンと来ない優しめキャラ。
そして無難の王道枠が ヨネックス EZONE 100。
パワーもそこそこ、コントロールもそこそこ、見た目もかっこよくて、「とりあえずこれ持っておけば恥はかかないだろう」という安心感がすごかったです。
女性・体力に自信がない人がよく選んでいたモデル
スクールで一緒になった女性陣や、久々にテニス再開した先輩たちを見ていると、軽めのモデルが人気でした。
よく見かけたのは
ヨネックス EZONE 100L
ヨネックス EZONE 100SL
バボラ ピュアドライブ チーム 2021
あたり。
特に ヨネックス EZONE 100SL を使っていた女性の友達は、
「前は重いラケットで肘を痛めてやめちゃったけど、これは軽いからまたテニス楽しくなった」と言っていて、
“続けられる重さ”って大事だな…と横でしみじみしていました。
僕が最終的に選んだ一本と、今のところの満足度
散々迷った結果、僕が選んだのは
ウィルソン ULTRA 100 でした。
理由は単純で、
- 振ったときのバランス感がしっくりきた
- ミスショットしてもそこまで手首にガツンとこない
- 見た目が好み(ここ大事)
という、かなり感覚的なもの。
でも、その“なんとなく好き”と思える感覚って、初心者には意外と大事だなと思ってます。
数字の比較ももちろん大事なんだけど、「このラケット持ってコートに行きたい」と思えるかどうかで、練習へのモチベーションが全然違いました。
これから買う人への、同じ初心者からの小さなアドバイス
・テニスラケット 初心者 硬式で検索しても、結局どれが正解かは分かりませんでした。
・でも、280〜295gくらい、フェイス100インチ前後の王道スペック、たとえば
ヨネックス EZONE 100
ヨネックス VCORE 100
バボラ ピュアドライブ 2021
ヘッド SPEED MP 2024
ヘッド BOOM MP
ウィルソン ULTRA 100
この辺りから選んでおけば、「完全に外した…」みたいな悲劇はかなり防げる気がしています。
一番怖いのは、よく分からないまま適当に選んでしまって、「なんか合わないな…」とモヤモヤしたままテニスそのものが楽しくなくなること。
多少迷っても、自分の手で振ってみて、「あ、これいいかも」と思えた一本に出会えたら、それだけでテニスコートに立つのがちょっと楽しみになります。
そんなふうに、自分のペースで相棒を探していく時間も含めての、テニスラケット選びという遠回りな遊び心。

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