ストリート好きの間でよく聞くのが、「Supremeのパンツ、サイズ感むずかしすぎ問題」。オンラインで見ていると、モデルはみんな良い感じにルーズに履いているのに、自分が買うとジャストすぎたり、逆にダボダボになりそうで不安になったり。とくにワーク系のパンツやデニム、ナイロンパンツあたりは形も太さもバラバラなので、サイズ表だけ見てもピンと来ないんですよね。
そこで、ショップの着用画像や海外フォーラムの声、日本のサイズチャートなんかをぐるぐる眺めていって、「こういうノリで選ぶと失敗しにくそうだな」と感じたことを、かなりラフな主観ベースでまとめておきます。実際に履いている人たちのスナップを見ての印象なので、良い意味で“街の空気感寄り”のサイズ感イメージとして読んでもらえればと思います。
まずざっくりの印象として、Supremeのパンツ全体は日本ブランドより一歩大きめ、いわゆる「USストリートらしいゆるさ」が最初から仕込まれている感じがあります。定番のワークパンツであるSupreme Work Pantなんかはまさにそれで、腰回りと太ももに余裕をしっかり残したままストンと落ちる、王道チノ×ワークの中間みたいなフィット。普段ユニクロのチノパンをジャストで履いている人が同じ感覚でいくと、「あれ、ちょっと太いかも?」と思いそうなくらいのゆとりがあります。
ワーク系でさらに太さを出したい人が狙うSupreme Double Knee Pantになると、印象はもう完全に“スケーターの作業パンツ”。膝の当て布で存在感も増すし、膝下もそのままズドンと落ちていくので、サイズを攻めすぎると腿あたりが突っ張ってバランスが悪くなりがち。ルックやストリートスナップを見ていると、ウエストはそこまでキツく締めず、腰骨に軽く引っ掛けてベルトか紐で調整している人が多いので、ワンサイズ下げるにしても「ウエストがギリギリ入る範囲で」くらいが気持ち良さそうです。
デニム系は、太めが好きかどうかで選び方がかなり変わってきます。太さ優先ならSupreme Baggy Jeanが一番わかりやすくて、名前通りしっかりバギー。腰回りから裾までどこも絞らないので、ストレートに“ドカン”としたシルエットになります。見ている限り、普通体型の人ならウエストで選んでOKで、丈はそのままでもスニーカーに軽く溜まるくらい。逆に、あまり太すぎるのはちょっと…という人はSupreme Regular Jeanの方が扱いやすそうです。こちらは名前通りレギュラーで、昔ながらの501ライクな太さをそのまま現代風に整えたようなバランス。
きれいめ寄りに街履きしたい人が選びがちなSupreme Chino Pantは、他のモデルに比べるとやや細身で、裾に向かってすこしテーパードがかかる印象があります。とはいえ日本のスリムチノほど細くはなく、ほどよく余裕が残っているので、あくまで「Supremeの中では細め」くらいの感覚。普段のパンツよりワンサイズ下げると、腰回りだけ少しフィット感が強くなるかわりに、裾のクッションが少なめでスッキリ見える、そんな雰囲気になりやすそうです。
スポーツ寄りのパンツだと、ナイロン系のSupreme Nylon Track Pantや、よりシンプルなSupreme Track Pantあたりがよく話題に上がります。このあたりはウエストがゴム+ドローコードなのでサイズの自由度が高くて、多少サイズを外しても「絞れば履ける」タイプ。その代わり裾に向かってけっこう強めにテーパードが入っていて、足首のリブやジップでキュッと締まるので、ワークパンツほどルーズさは出ない印象です。ルックを眺めていると、だいたい普通体型の人でSかMくらいが多く、オーバーサイズで履きたい人がLを選んでいる感じ。
家でも外でも使いやすいスウェット系だとSupreme Sweatpantが鉄板で、ここはもう完全に“部屋着基準”のゆったり感があります。ウエストゴム+内側紐で、股上が深くて、裾リブもしっかり。スナップを見ると、ちょっと短めの丈でくるぶしあたりにリブが来る人もいれば、わざと大きめを選んで裾が軽くたまるように履いている人もいて、スタイルの違いがそのままサイズ選びに反映されている感じです。究極、ジャストで清潔感を出したいならワンサイズ下げ、ストリート感を出したいならいつも通りかワンサイズ上、というノリで選んでいる人が多そうです。
ミリタリーっぽい雰囲気が好きならSupreme Cargo Pantも外せなくて、これはポケットのボリュームと太さで“雰囲気勝ち”してくれるタイプ。実物を見ていると、ワタリが太めでも裾に向かって少しだけ絞られていることが多くて、シューズのボリュームと合わせるときのバランスが取りやすそうです。ウエストは他モデルと同じく若干大きめの設定なので、普段の日本サイズからそのまま選ぶと、腰回りにかなり余裕が出るイメージ。ベルトでギュッと締めてゆるく穿きたいか、ウエストはジャスト寄りでスッキリ穿きたいかで、ワンサイズ下げるかどうか決めるのが良さそうです。
おまけ的に触れておきたいのがアンダーウェアのSupreme Hanes Boxer Briefと、そのまとめ買いセットのSupreme Hanes Boxer Briefs 4 Pack。これはパンツというよりボクサーブリーフですが、サイズ感の「ちょっと大きめ」傾向はここにも出ています。日本のボクサーパンツだとSがウエスト60〜70cmくらいのイメージなのに対して、Supreme Hanes Boxer BriefのSはだいたい70〜75cmあたりで設定されていることが多く、MもLも一段階ずつ大きいレンジ。レビューを見ていると、「普段日本のMを履いている人がSでちょうど良い」と書いているパターンが結構あります。複数枚セットのSupreme Hanes Boxer Briefs 4 Packを選ぶときも、あまり深く考えず“普段より一つ下のサイズ”を候補にしている人が多い印象です。
全体を通して、「Supremeのパンツは日本ブランド基準より少し大きめ」「ワーク・デニム系は特に腰回りとワタリに余裕がある」「ナイロンやスウェットはウエストゴムだからサイズの遊びがきく」という三つのポイントを頭に入れておくと、通販でもサイズ選びの迷いがだいぶ減りそうです。ワーク系ならSupreme Work PantとSupreme Double Knee Pant、デニムはSupreme Baggy JeanとSupreme Regular Jean、少しきれいめに寄せたいならSupreme Chino Pant、リラックス重視ならSupreme SweatpantやSupreme Nylon Track Pant、ミリタリー寄りならSupreme Cargo Pant、そしてインナーの遊びとしてSupreme Hanes Boxer BriefやSupreme Hanes Boxer Briefs 4 Pack。こうやって並べて眺めてみると、どのモデルを選ぶかで“ストリート度”の濃さを細かく調整できるのがSupremeのパンツの面白いところだな、と改めて感じます。
Supremeのパンツサイズ感って結局どうなの?ゆるく履きたい人のためのラフなメモ
ストリート好きの間でよく聞くのが、「Supremeのパンツ、サイズ感むずかしすぎ問題」。オンラインで見ていると、モデルはみんな良い感じにルーズに履いているのに、自分が買うとジャストすぎたり、逆にダボダボになりそうで不安になったり。とくにワーク系のパンツやデニム、ナイロンパンツあたりは形も太さもバラバラなので、サイズ表だけ見てもピンと来ないんですよね。
そこで、ショップの着用画像や海外フォーラムの声、日本のサイズチャートなんかをぐるぐる眺めていって、「こういうノリで選ぶと失敗しにくそうだな」と感じたことを、かなりラフな主観ベースでまとめておきます。実際に履いている人たちのスナップを見ての印象なので、良い意味で“街の空気感寄り”のサイズ感イメージとして読んでもらえればと思います。
まずざっくりの印象として、Supremeのパンツ全体は日本ブランドより一歩大きめ、いわゆる「USストリートらしいゆるさ」が最初から仕込まれている感じがあります。定番のワークパンツであるSupreme Work Pantなんかはまさにそれで、腰回りと太ももに余裕をしっかり残したままストンと落ちる、王道チノ×ワークの中間みたいなフィット。普段ユニクロのチノパンをジャストで履いている人が同じ感覚でいくと、「あれ、ちょっと太いかも?」と思いそうなくらいのゆとりがあります。
ワーク系でさらに太さを出したい人が狙うSupreme Double Knee Pantになると、印象はもう完全に“スケーターの作業パンツ”。膝の当て布で存在感も増すし、膝下もそのままズドンと落ちていくので、サイズを攻めすぎると腿あたりが突っ張ってバランスが悪くなりがち。ルックやストリートスナップを見ていると、ウエストはそこまでキツく締めず、腰骨に軽く引っ掛けてベルトか紐で調整している人が多いので、ワンサイズ下げるにしても「ウエストがギリギリ入る範囲で」くらいが気持ち良さそうです。
デニム系は、太めが好きかどうかで選び方がかなり変わってきます。太さ優先ならSupreme Baggy Jeanが一番わかりやすくて、名前通りしっかりバギー。腰回りから裾までどこも絞らないので、ストレートに“ドカン”としたシルエットになります。見ている限り、普通体型の人ならウエストで選んでOKで、丈はそのままでもスニーカーに軽く溜まるくらい。逆に、あまり太すぎるのはちょっと…という人はSupreme Regular Jeanの方が扱いやすそうです。こちらは名前通りレギュラーで、昔ながらの501ライクな太さをそのまま現代風に整えたようなバランス。
きれいめ寄りに街履きしたい人が選びがちなSupreme Chino Pantは、他のモデルに比べるとやや細身で、裾に向かってすこしテーパードがかかる印象があります。とはいえ日本のスリムチノほど細くはなく、ほどよく余裕が残っているので、あくまで「Supremeの中では細め」くらいの感覚。普段のパンツよりワンサイズ下げると、腰回りだけ少しフィット感が強くなるかわりに、裾のクッションが少なめでスッキリ見える、そんな雰囲気になりやすそうです。
スポーツ寄りのパンツだと、ナイロン系のSupreme Nylon Track Pantや、よりシンプルなSupreme Track Pantあたりがよく話題に上がります。このあたりはウエストがゴム+ドローコードなのでサイズの自由度が高くて、多少サイズを外しても「絞れば履ける」タイプ。その代わり裾に向かってけっこう強めにテーパードが入っていて、足首のリブやジップでキュッと締まるので、ワークパンツほどルーズさは出ない印象です。ルックを眺めていると、だいたい普通体型の人でSかMくらいが多く、オーバーサイズで履きたい人がLを選んでいる感じ。
家でも外でも使いやすいスウェット系だとSupreme Sweatpantが鉄板で、ここはもう完全に“部屋着基準”のゆったり感があります。ウエストゴム+内側紐で、股上が深くて、裾リブもしっかり。スナップを見ると、ちょっと短めの丈でくるぶしあたりにリブが来る人もいれば、わざと大きめを選んで裾が軽くたまるように履いている人もいて、スタイルの違いがそのままサイズ選びに反映されている感じです。究極、ジャストで清潔感を出したいならワンサイズ下げ、ストリート感を出したいならいつも通りかワンサイズ上、というノリで選んでいる人が多そうです。
ミリタリーっぽい雰囲気が好きならSupreme Cargo Pantも外せなくて、これはポケットのボリュームと太さで“雰囲気勝ち”してくれるタイプ。実物を見ていると、ワタリが太めでも裾に向かって少しだけ絞られていることが多くて、シューズのボリュームと合わせるときのバランスが取りやすそうです。ウエストは他モデルと同じく若干大きめの設定なので、普段の日本サイズからそのまま選ぶと、腰回りにかなり余裕が出るイメージ。ベルトでギュッと締めてゆるく穿きたいか、ウエストはジャスト寄りでスッキリ穿きたいかで、ワンサイズ下げるかどうか決めるのが良さそうです。
おまけ的に触れておきたいのがアンダーウェアのSupreme Hanes Boxer Briefと、そのまとめ買いセットのSupreme Hanes Boxer Briefs 4 Pack。これはパンツというよりボクサーブリーフですが、サイズ感の「ちょっと大きめ」傾向はここにも出ています。日本のボクサーパンツだとSがウエスト60〜70cmくらいのイメージなのに対して、Supreme Hanes Boxer BriefのSはだいたい70〜75cmあたりで設定されていることが多く、MもLも一段階ずつ大きいレンジ。レビューを見ていると、「普段日本のMを履いている人がSでちょうど良い」と書いているパターンが結構あります。複数枚セットのSupreme Hanes Boxer Briefs 4 Packを選ぶときも、あまり深く考えず“普段より一つ下のサイズ”を候補にしている人が多い印象です。
全体を通して、「Supremeのパンツは日本ブランド基準より少し大きめ」「ワーク・デニム系は特に腰回りとワタリに余裕がある」「ナイロンやスウェットはウエストゴムだからサイズの遊びがきく」という三つのポイントを頭に入れておくと、通販でもサイズ選びの迷いがだいぶ減りそうです。ワーク系ならSupreme Work PantとSupreme Double Knee Pant、デニムはSupreme Baggy JeanとSupreme Regular Jean、少しきれいめに寄せたいならSupreme Chino Pant、リラックス重視ならSupreme SweatpantやSupreme Nylon Track Pant、ミリタリー寄りならSupreme Cargo Pant、そしてインナーの遊びとしてSupreme Hanes Boxer BriefやSupreme Hanes Boxer Briefs 4 Pack。こうやって並べて眺めてみると、どのモデルを選ぶかで“ストリート度”の濃さを細かく調整できるのがSupremeのパンツの面白いところだな、と改めて感じます。

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