ニューバランスのバッシュのサイズ感が分からない人へ｜失敗しない選び方とモデル別のイメージ

ニューバランスのバッシュをネットで探していると、まず最初にぶつかる壁が「サイズ感どうなんだ問題」だと思う。特に通販でニューバランスバッシュやニューバランスバスケットボールシューズを眺めていると、モデル名の横にサイズ表が並んでいるだけで、実際のフィット感まではイメージしづらい。しかもナイキやアシックスのバッシュに慣れていると、同じセンチ表示でも履き心地が違うという話があちこちで出てくるので、「ニューバランスサイズ感バッシュ」で検索したくなる気持ちはかなり分かる。

自分の周りでも、NIKEのバッシュからニューバランスに乗り換えようとして、ニューバランス TWO WXY v3 やニューバランス TWO WXY v5、それから前足部のフィット感が話題になりがちなニューバランス HESI LOW v2、カワイ・レナードのシグネチャーとして有名なニューバランス KAWHI III やニューバランス KAWHI IV、クッション推しのニューバランス Fresh Foam BB v2 を前にして、「どれも良さそうだけどサイズ決めが怖い」という声がけっこう多い。ニューバランスはウイズ展開（D、2E、4Eなど）がしっかりしている分、サイズさえハマればすごく快適そうに見える一方で、初めてだとそのウイズの意味から迷子になってしまう感じがある。

そういう事情があるので、ここではあくまで“趣味で集めた情報を整理したメモ”くらいのテンションで、モデルごとのサイズ感の雰囲気をまとめておきたい。実際に履いてのガチレビューではなく、カタログや口コミを眺めながらの主観的な印象だと思って読んでもらえるとちょうどいい。

ニューバランスのバッシュ全体のサイズ感のざっくりした印象

まず大枠の話として、ニューバランスのバッシュ全体を眺めてみると、縦の長さそのものは他ブランドと極端に違うわけではなさそうな印象が強い。例えばニューバランス TWO WXY v3 やニューバランス TWO WXY v5、ニューバランス HESI LOW v2 あたりのサイズ表記を見ると、センチ表示自体はナイキやアディダスのバッシュと同じレンジに収まっている。ただ、足入れのゆとり感や足幅の余裕で、「大きめ」「小さめ」という印象が変わってくる。

ニューバランスの特徴としておもしろいのは、やはり足幅の設定だと思う。ニューバランスバッシュの多くは標準〜やや広め寄りのウイズで作られていることが多く、日本人の足型には比較的フィットしやすい雰囲気がある。NIKEの細めのラストに慣れている人が、「ちょっと指が締め付けられるから、ニューバランスの2Eが気になっている」と言ってニューバランス TWO WXY v5 やニューバランス Fresh Foam BB v2 を候補にするケースも多く見かける。

モデルごとのサイズ感をざっくりイメージしてみる

個別のモデルをもう少しラフに眺めていくと、まずニューバランス TWO WXY v3 は「つま先に少し余裕がある」「ナイキよりハーフサイズ大きめに感じる」という話とセットで語られることが多い。NIKEのバッシュを27.0cmで履いている人が、ニューバランス TWO WXY v3 だと26.5cmを候補にしているケースもあり、縦のゆとりがほんのり多めに感じられている印象だ。足幅に関しては「標準〜やや広め」という評価が目立ち、幅広気味の人でもそこまで窮屈なイメージはなさそうに見える。

一方で、後継っぽい位置づけのニューバランス TWO WXY v5 は、さらに“前足部にゆとりがある”“全体的に少し広め”と感じられていることが多い。といってもだぶだぶというより、「足指の動きが邪魔されない」「がっつり締めても痛くなりづらい」といった方向のゆとりで、足幅広めのプレイヤーが気楽に候補にしやすいタイプに見える。細めの足の人や、カットイン多めでキュッとしたフィットを求める人だと、ニューバランス TWO WXY v5 はハーフサイズ下げてちょうどいい、という感想もちらほら見かける。

前足部のタイトさが気になるモデルとして名前が挙がりやすいのがニューバランス HESI LOW v2 で、アッパーが足全体を包み込むようなフィット感というイメージが強い。幅広・甲高だと、普通のソックスでも前足がギュッと押さえつけられているように感じるという声もあるので、ニューバランス HESI LOW v2 は厚めのバスケソックスを使う前提ならハーフサイズアップを視野に入れたくなるモデルだと思う。逆に細めの足で軽快に動きたい人には、このタイトさが安心感につながっていそうな雰囲気もある。

シグネチャーモデルのニューバランス KAWHI III とニューバランス KAWHI IV は、兄弟でも少しキャラが違う印象だ。ニューバランス KAWHI III はサイズ感・足幅とも比較的オーソドックスで、「普段のスニーカーと同じセンチ数で良さそう」と言われることが多い標準的な立ち位置。一方のニューバランス KAWHI IV は、タイトめに感じるという話がセットで語られることがあり、細め〜普通幅の人はハーフサイズダウンを検討する、というちょっと攻めたサイズ選びの話題が出やすい。ホールド感をガッチリ出したい人には、ニューバランス KAWHI IV のほうが魅力的に見えるかもしれない。

クッション重視で名前が挙がるニューバランス Fresh Foam BB v2 は、スペック的にはかなり厚めのフォームを使っているのに、サイズ感は“ニューバランスの標準”に近いラインに収まっていそうな印象がある。足幅標準なら普段のニューバランスと同じサイズを候補にしつつ、幅広であればウイズ表記がどうなっているかを見て、場合によってはワンサイズ上げる、という選び方がしやすいモデルに見える。ニューバランス Fresh Foam BB v2 の場合は、クッションが厚いぶん、つま先の余裕だけでなく、かかとの収まりや足首のホールドも含めて全体のバランスでサイズ感を決めたくなるタイプだと思う。

こうして眺めてみると、同じニューバランスバッシュの中でも、ニューバランス TWO WXY v3 やニューバランス TWO WXY v5 のように“ゆとり多めで幅広歓迎”な雰囲気のモデルと、ニューバランス HESI LOW v2 やニューバランス KAWHI IV のように“キュッとしたフィットでホールド重視”なモデルがはっきり分かれていて、どれを選ぶかでプレー中の感触がかなり違ってきそうだ。

サイズ感から逆算して「自分に合うニューバランスのバッシュ」を考える

じゃあ結局どのサイズを選ぶのが良さそうかというと、まず前提として「実測の足長＋5〜10mmくらい」の余裕をイメージするのが無難そうに思う。そこに、「足幅が広いかどうか」「バスケソックスをどれだけ厚くするか」「プレースタイルがカットイン多めか、ジャンプ多めか」といった要素を足して調整していくイメージだ。

足幅が広くて甲も高めなら、最初からニューバランス TWO WXY v5 やニューバランス TWO WXY v3、あるいはクッション寄りならニューバランス Fresh Foam BB v2 のような“ゆとり系”を候補に入れたほうが、失敗しづらい気がする。逆に、細めの足で、ディフェンスのスライドやストップ&ゴーでとにかくブレたくないタイプなら、ニューバランス HESI LOW v2 やニューバランス KAWHI IV のようなタイト寄りモデルを、ジャストサイズかハーフサイズダウンで狙っていくほうが面白そうだ。

また、すでにニューバランスのランニングシューズやライフスタイルモデルを持っている場合、それと同じセンチ数を基準にして、バッシュだけハーフサイズ上げるか下げるかを考える、というのもひとつの目安になると思う。例えば日常用のニューバランスバスケットボールシューズを27.0cmで使っている人が、よりタイトなフィットを求めてニューバランス HESI LOW v2 を26.5cmで候補にする、逆にゆとりが欲しくてニューバランス TWO WXY v5 を27.5cmで考える、みたいな調整の仕方だ。

ネットでニューバランスバッシュを選ぶときは、どうしても「返品交換が面倒だからサイズを外したくない」という心理が働く。その意味で、まずは自分の足の特徴をざっくり言葉にしておくと、モデル選びがかなり楽になる気がする。例えば「幅広＋甲高＋インサイドでポストプレー多め」なら、ゆとり系のニューバランス TWO WXY v5 やクッション厚めのニューバランス Fresh Foam BB v2 を中心に見ていく、といった感じだし、「細めの足でハンドリング重視のガード」なら、タイト寄りのニューバランス HESI LOW v2 やホールド感のあるニューバランス KAWHI IV をチェックしたくなる。

最終的には、どのモデルも結局は好みとプレースタイル次第という身も蓋もない話になるのだけれど、こうしてモデルごとのサイズ感の雰囲気を頭に入れておくと、通販でニューバランスバスケットボールシューズを選ぶときの不安はかなり減ると思う。サイズ選びで迷ったときは、気になっているモデルをいくつか並べて、「ゆとり系かタイト系か」「幅広向けか細足向けか」という観点で見比べてみると、自分の足に合いそうな一足がだんだん絞れてくるはずだ。

ニューバランスのバッシュのサイズ感が分からない人へ｜失敗しない選び方とモデル別のイメージ