nd92335のサイズ感ってどんな感じ？素人目線でじっくり妄想してみた

冬になるとダウンジャケットが一気に気になり始めて、SNSやショップのサイトをうろうろしながら「どのサイズなら失敗しないんだろう…」と毎年のように悩みます。そこで名前が何度も出てくるのが、定番中の定番のザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335です。
街を歩いていても、カフェにいても、とりあえず一日に一回は見かけるんじゃないかというぐらいの人気ぶりで、検索窓に「nd92335」と入れると「サイズ感」という候補がすぐ出てくるくらい、みんなサイズ選びに頭を抱えている様子が伝わってきます。

一方で、昔からのファンが名前を挙げるのは旧モデルのザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92234だったり、US企画の雰囲気むんむんなザ・ノース・フェイス 1996 レトロヌプシジャケットだったりもして、同じ「ヌプシ」という名前でも微妙にサイズ感やシルエットが違うので余計に混乱します。さらに保温力モンスターっぽいザ・ノース・フェイスバルトロライトジャケット ND92340や、ちょっと派手で目立つザ・ノース・フェイスバルトロライトジャケットノベルティもライバルとして並んでくるので、「どれにしよう」「どのサイズが正解なんだ」と、画面の前でうーんと唸る時間がどんどん伸びていきます。

そうこうしているうちに、レディースのザ・ノース・フェイスショートヌプシジャケットレディース NDW92335や、山っぽい雰囲気が強いザ・ノース・フェイスマウンテンダウンジャケット、ベストタイプのザ・ノース・フェイスヌプシベストなんかも候補に入ってきて、もはや頭の中はノースフェイスだらけ。そんなゴチャゴチャした状態で、nd92335のサイズ感について自分なりに整理してみよう、というのがこの記事の事情です。

ここからはあくまで、ショップのサイズ表や着用写真を眺めたり、レビューを読み漁ったりしながら「こういうバランスなんだろうな」と想像している素人の感覚として聞いてもらえればと思います。

まずザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335のシルエットをざっくりイメージすると、身幅にゆとりがあって着丈がやや短め、いわゆるボックスっぽい形という印象です。試着している人の写真を見ると、お尻は完全には隠れず、腰あたりでストンと切れる感じで、パンツのシルエットがしっかり見えるので、スウェットパンツと合わせるとストリート寄り、スラックスと合わせるとちょっときれいめっぽく見えたり、スタイル次第でかなり印象が変わりそうだなという妄想が膨らみます。

面白いのは、リニューアル前のザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92234と比べると、「同じサイズ表記でも身幅と袖にかなり余裕が出た」という声が多いところです。昔のヌプシは、サイズを間違えると肩がキツかったり、インナーを着込むと腕がパンパンになったりしがちだったようですが、今のザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335は、見ている限り「一枚中に着こんでもまだ余裕あるよ」と語っているような雰囲気があります。

逆にUS企画のザ・ノース・フェイス 1996 レトロヌプシジャケットは、写真からもわかるくらい肩がガツンと落ちていて身幅も太く、「海外のストリートスナップにそのまま出てきそうだな」というオーバーサイズ感。国内企画のザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335は、それよりも一段階落ち着いた、でも今っぽいゆるさはちゃんと残したバランスに見えます。同じヌプシでも、ここまでキャラが違うのかとスクロールしながら感心してしまいました。

保温力だけで選ぶなら、ついザ・ノース・フェイスバルトロライトジャケット ND92340に目がいきます。雪山まで想定したボリューム感で、写真を見ただけで「これは真冬の味方だ」とわかる頼もしさ。一方で、街中でベンチに座ったときや、電車の中に乗ったときのモコモコ感を想像すると、「もう少し軽快な方が気楽かな」と感じてしまい、結果としてザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335くらいのボリュームがちょうどよさそう、という結論に落ち着きます。ちょっと個性を出したい人は、柄入りのザ・ノース・フェイスバルトロライトジャケットノベルティで遊ぶのも楽しそうですが、どちらも「どカジュアル」寄りになるので、きれいめなパンツと合わせるには上級者向けな感じがします。

レディース側を見ると、ショート丈で軽やかなザ・ノース・フェイスショートヌプシジャケットレディース NDW92335が印象的です。こちらも着丈がかなりコンパクトで、ハイウエストのボトムと合わせるとスタイルがよく見えそうなバランス。カップルでリンクコーデを楽しむなら、メンズはザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335、レディースはザ・ノース・フェイスショートヌプシジャケットレディース NDW92335で色を揃えると、想像だけで「絶対かわいいじゃん」とニヤニヤしてしまいます。

では肝心の「nd92335 サイズ感」をどう考えるかというと、自分なりには、ジャストで着たいなら普段のサイズ、ゆるく着たいならワンサイズ上、ガッツリ太めのパンツやパーカーと合わせてストリートっぽく振り切りたいならツーサイズ上、という三段階ぐらいで考えるとわかりやすいかなと思っています。
同じ身長でも、細身の人とガッチリ体型の人では見え方が全然違うので、レビューで「173cm 65kgでLがちょうど良かった」と書いてあっても、骨格や好み次第で印象は変わります。それでも、昔のザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92234より今のザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335の方がゆとりが増えた、という方向性さえ頭に入れておけば、「昔Lを着ていたなら、今はMでもいけるかも」「USのザ・ノース・フェイス 1996 レトロヌプシジャケットでSを選ぶなら、国内のザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335はMぐらいかな」と、なんとなく当たりをつけやすくなる気がします。

性能面で見ると、ザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335は、ボックスシルエットで中に空気をたっぷり溜めつつ、過剰になりすぎない厚みで、普段使いと防寒のバランスがちょうどいいポジションにいるように感じます。極寒の山に行くならザ・ノース・フェイスバルトロライトジャケット ND92340のような重装備が安心ですが、街での生活がメインなら、電車や室内での暑さも考えると、nd92335くらいのダウン量とサイズ感が「ちょうどいい落としどころ」になってくれそうです。

動きやすさという点では、着丈が短めのおかげでしゃがんだり階段を上ったりしても裾が邪魔になりにくそうで、その辺りはザ・ノース・フェイスマウンテンダウンジャケットのような長めのモデルとは違う良さがあります。ベストで身軽さを優先したい人はザ・ノース・フェイスヌプシベストという選択肢もありますが、やっぱり真冬の安心感という意味では袖ありのザ・ノース・フェイスヌプシジャケットメンズ ND92335が心強いです。

最終的に、nd92335のサイズ感をどう捉えるかを一言でまとめるなら、「普段着としては十分あったかくて、今っぽくて、でもやりすぎていないゆったりシルエット」という感じです。ジャストで着れば街に溶け込む定番アウター、サイズを上げればストリートな雰囲気、レディースのザ・ノース・フェイスショートヌプシジャケットレディース NDW92335と揃えればリンクコーデ、バルトロやレトロヌプシと比較すれば自分好みのバランスも見えてきます。
そんなふうに、あれこれ妄想しながら、自分にとってちょうどいい「nd92335 サイズ感」を探す時間そのものを楽しむのも、冬のファッションの醍醐味なんじゃないかなと思います。

nd92335のサイズ感ってどんな感じ？素人目線でじっくり妄想してみた