テクシーリュクスサイズ感とリーガルをゆるく比べてみる話

「テクシーリュクスサイズ感リーガル」みたいなワードで検索している人って、だいたい通勤用の革靴をそろそろ買い替えたいタイミングなんじゃないかなと思う。スニーカー感覚で履けると評判のテクシーリュクスビジネスシューズにしようか、それとも王道のリーガルビジネスシューズを続投させるか、サイズ感が分からないからネットの沼に潜ってしまう、みたいな状況。特に在宅と出社が混ざる生活だと、一足でカッチリもラクさも両立させたい、というわがままな願いが出てきて、そこでテクシーリュクス TU-7010とかテクシーリュクス TU-7774あたりが候補に上がってくる。片方の足には長年お世話になっているリーガル 811Rやリーガル 21VRの感覚が染みついているから、「同じ25.5でいいの？それとも26に上げるべき？」と、サイズ表とにらめっこする時間がやけに長くなる。

そんな背景があるせいか、テクシーリュクスとリーガルのサイズ感を比べていると、だんだんそれぞれのブランドの性格みたいなものが見えてきておもしろい。印象としては、テクシーリュクス TU-7010やテクシーリュクス TU-7011のようなシリーズは、全体的にゆったりリラックス寄りの性格で、足幅が日本人っぽく広めでも「あ、入った」となりやすい雰囲気がある。一方、リーガル 811Rやリーガル 25AR、リーガル 31BLあたりは、同じセンチでも足をシュッと包み込む「革靴らしい」フィット感を大事にしている印象。だから、スニーカーで27.0を履いている人が、テクシーリュクス TU-8002やテクシーリュクス TU-7041を選ぶときは26.0前後を検討しつつ、リーガルビジネスシューズ側だと25.0～25.5あたりを見ている、みたいなサイズの差がなんとなく見えてくる。数字だけ並べるとややこしいけれど、イメージとしては「テクシーリュクス＝スニーカー寄り」「リーガル＝クラシックな革靴寄り」という感覚の違いが、そのままサイズ選びにも表れている感じだ。

性能面のことをラフにまとめると、テクシーリュクスビジネスシューズやテクシーリュクス TU-7774、テクシーリュクス TU-8002あたりは、クッション厚めでソールもよく曲がる作りが多くて、サイズ選びは「ジャスト」よりほんの少し余裕を持たせてスニーカー感覚で履くのが似合う感じがする。3Eや4Eなどワイド設計が多いので、甲高・幅広の足にはありがたい一方、足が細い人はテクシーリュクス TU-7010よりもタイトめの木型を使ったモデルか、ハーフサイズ下げる選択肢を意識したくなる。逆にリーガル 21VRやリーガル 25AR、リーガル 31BLみたいなラインは、かかとのホールド感や土踏まずのフィット感が前提にあるので、センチを攻めすぎて小さくしすぎると途端にきゅうくつさが出てきそうな雰囲気がある。だから「リーガルで25.5がちょうどよい人がテクシーリュクス TU-7011をどうするか」という話なら、そのまま25.5でゆったり履くか、足が細めなら25.0でシュッとさせるか、という迷い方になるのかな、という想像がしやすい。

結局のところ、「テクシーリュクスサイズ感リーガル」で悩んでいるときは、いま履いているリーガルビジネスシューズやリーガル 811Rのセンチを基準にして、同じサイズのテクシーリュクスビジネスシューズやテクシーリュクス TU-7041を「ゆったり候補」、ハーフサイズ下げたテクシーリュクス TU-7774やテクシーリュクス TU-8002を「フィット感重視候補」として頭の中で並べてみると、自分の足に近いイメージがわきやすい。テレワーク多めでラク重視ならテクシーリュクス寄り、来客やスーツスタイルが多くてカッチリ感も外せないならリーガル寄り、そんなざっくりしたキャラクターの違いを頭の片隅に置きながら、テクシーリュクス TU-7010やリーガル 21VRといった具体的なモデル名でサイズをイメトレしていくと、自分なりの答えに近づきやすいんじゃないかな、というゆるい結論に落ち着いている。

テクシーリュクスサイズ感とリーガルをゆるく比べてみる話