ダナーライトのサイズ感に迷ったときのゆるいメモ

ダナーライトって名前を聞くと、「名作ブーツだし一度は履いてみたいけど、サイズ選びで失敗しそう…」と身構えてしまうことがある。スニーカーならとりあえずいつものサイズでいいのに、ブーツになると急に自信がなくなるあの感じ。しかもダナーライトにはダナーライト 30465みたいな品番も出てきて、「USサイズ？EEワイズ？」と情報だけどんどん増えていく。そんなサイズ迷子モードのときに、自分なりに整理しておきたいメモがこれだ。

街中やアウトドアフェスでダナーライトを履いている人を眺めていると、足元がずしっとしているのに、どこか上品な雰囲気がある。スニーカーでいうとニューバランス 574みたいな立ち位置で、「とりあえずこれを選んでおくと間違いない定番」みたいな空気がある一方で、サイズを外すと一気に重たく見えそうな怖さもある。周りのアウトドア好きの話を聞いていると、「ナイキスニーカーのいつものサイズだとつま先が余った」「アディダススニーカーよりハーフサイズ落としたらちょうどよかった」みたいな声が多くて、なんとなく“長さは気持ち大きめ寄り”という印象が強い。

一方で幅に関しては、「EEワイズだから相当ワイドなのかな」と身構えていたら、そこまで極端でもないという話もよく聞く。もちろん幅広・甲高の人からするとダナーライトはありがたい作りらしく、レッドウィングブーツの細めなラストで窮屈さを感じていた人が、「こっちだとだいぶ楽」と言っていたりする。逆にビルケンシュトックサンダルのナロー幅がちょうどいいようなスリムな足の人だと、「余裕はあるけど、シューレースで締めれば問題ない」という評価になりがちで、結局のところ“ゆったりめだけど誰でもダボダボになるほどではない”というくらいのラフなイメージで捉えておくと落ち着く。

肝心の性能としてのサイズ感をもう少し真面目に整理すると、ダナーライトはつま先方向が少し長めに作られていて、厚めのトレッキングソックスを合わせたり、好みのインソールを足しても対応しやすい設計になっているらしい。なので、「薄手ソックスで街履き中心なら、ナイキスニーカーやアディダススニーカーの普段サイズからハーフサイズ下げてみる」「キャンプでガンガン歩くつもりでトレッキングソックスとインソールを盛るなら、いつものスニーカーサイズ前後で考える」というざっくりした目安でスタートすると、そこまで大きな失敗は減る気がする。

同じダナーの別モデルと比べると、これまたややこしい。たとえばダナーフィールドは同じくEEワイズ表記でも、履き口の絞まり方やソールの厚みのせいか、人によっては「こっちの方がタイト」と感じることがあるらしい。ダナーマウンテンライトはクラシックな登山靴寄りで、よりピタッとしたフィットを好むかどうかで選ぶサイズが変わってくる。品番で言うとダナーライト 30465のようなカラー違いでも、中身のラストやサイズ感は基本的には同じなので、「自分に合うダナーライトのUSサイズをひとつ決めてしまえば、あとはその番手で色違いを拾っていけばいい」という感覚でいると気が楽だ。

スニーカー基準で考えると、ニューバランス 574は全体的にころんとしたフォルムで、同じ数字でも実寸が少し短めに感じることがあるのに対して、ダナーライトはつま先に余裕を持たせている分、「数字の割に足が前に遊ぶ」ような感覚になりやすい。そこでインソールを厚めのものに変えてみたり、トレッキングソックスを履いてボリュームを増やすことで、フィット感を微調整していくイメージだと扱いやすい。

ざっくりまとめると、ダナーライトのサイズ感は「長さ少しゆったり、幅は楽だけど極端ではない」「スニーカーからハーフサイズ下げるかどうかは、トレッキングソックスとインソールをどれくらい盛るか次第」「ダナーフィールドやダナーマウンテンライト、レッドウィングブーツなんかとも履き比べて、自分の“ブーツ基準サイズ”を作ると安心」という感じ。完璧な正解サイズを一発で当てにいくというより、ニューバランス 574やナイキスニーカー、アディダススニーカーと相談しながら、自分の足と趣味にちょうどいいところを探していくブーツ、とゆるく構えて付き合うのがちょうどいいのかもしれない。

ダナーライトのサイズ感に迷ったときのゆるいメモ