マウンテンライトジャケットのサイズ感をゆるく考える話

「マウンテンライトジャケットサイズ感」で検索していると、みんな同じところで悩んでいるんだなあ、というのがまずの印象だった。街でもアウトドアでも着ている人が多いぶん、ネットで買う時に「SとMどっちにするか問題」がずっとつきまとっている感じがする。しかも似た名前のモデルがたくさんあって、たとえば柄入りの［ノベルティマウンテンライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=ノベルティマウンテンライトジャケット&tag=opason-22)や、より本格派寄りの［マウンテンジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンジャケット+ノースフェイス&tag=opason-22)、ダウン入りの［マウンテンダウンジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンダウンジャケット+ノースフェイス&tag=opason-22)、真冬の定番っぽくなっている［バルトロライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=バルトロライトジャケット&tag=opason-22)なんかも並んでしまうので、どれがどれだっけ？と情報がごちゃっとしやすい。

事情としてざっくり言うと、マウンテンライトジャケットは「シェルとして一年中使える防水ジャケット」で、タウンユースもかなり意識された立ち位置。対して［マウンテンダウンジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンダウンジャケット+ノースフェイス&tag=opason-22)や［バルトロライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=バルトロライトジャケット&tag=opason-22)は真冬の主役ダウンだし、［クライムライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=クライムライトジャケット&tag=opason-22)や［オールマウンテンジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=オールマウンテンジャケット+ノースフェイス&tag=opason-22)はどちらかというと山寄りの軽量レインシェル担当。しかも最近のモデルはちょっとサイズバランスが見直されていたりして、「昔試着したときの記憶」と今のサイズ感が微妙にズレている可能性もある。そういう意味で、今あらためて[マウンテンライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンライトジャケット&tag=opason-22)のサイズ感を整理しておきたくなった。

感想ベースで言うと、マウンテンライトジャケットはやっぱり「ちょっと大きめで着丈長め」というイメージが強い。街のスナップやレビュー写真を眺めていると、170cm前後でMを選ぶと、お尻がすっぽり隠れるくらいの長さになっていて、袖も手の甲までかぶさるくらい余裕があることが多い。逆に同じくらいの身長でSを選んでいる人を見ると、上半身のモコモコ感が少ないかわりに、インナーに分厚いスウェットやニットを持ってくるとピタっとしてきそうな雰囲気になる。

体型との相性もけっこう露骨で、細身の人が「ジャストで着たい」と思って選ぶSと、肩幅広め・がっちり体型の人が「中にパーカーも着込みたい」と思って選ぶMでは、同じ身長でも見え方がぜんぜん違う。さらにそこに柄入りの［ノベルティマウンテンライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=ノベルティマウンテンライトジャケット&tag=opason-22)が入ってくると、柄のおかげでサイズの印象が少しマイルドになって、オーバーサイズっぽく着ていても「服に着られている感」が出にくかったりして、これまた悩ましい。

レディースのサイズ感も、基本の考え方は同じに見える。たとえば［マウンテンライトジャケットレディース](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンライトジャケット+レディース&tag=opason-22)は、ウエストラインが少しシェイプされているぶん、メンズよりもすっきり見えやすいけれど、丈はやっぱりお尻が隠れるくらい。写真で見る限り、160cm前後でMを選んだときの安心感はかなり高そうで、袖はやや長めだけれどベルクロでキュッと絞ってバランスを取っているパターンが多い。より軽量な［クライムライトジャケットレディース](https://www.amazon.co.jp/s?k=クライムライトジャケット+レディース&tag=opason-22)は、そもそもアイテム自体が細めなので、同じMでも[マウンテンライトジャケットレディース](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンライトジャケット+レディース&tag=opason-22)よりコンパクトに感じる人が多そうだと想像している。

ここからは性能と言うより、実際にサイズを選ぶときどう考えるか、という話になる。まず大前提として、マウンテンライトジャケットは「中に何かを着込む前提」で作られているっぽい。だから薄手のロンT一枚で着ると、胸まわりや腕にゆとりがありすぎて、いかにも“アウターだけ買ってきました”という感じになることがある。それを「こなれ感」と受け取るか、「大きすぎる」と感じるかで、選ぶサイズが変わりやすい。

タウンユース専用で、冬もそこまで極寒の地域ではないなら、身長170cm前後の標準体型でSかMを迷うようなケースで「きれいめに着たいからS寄り」と考えるのはわりと現実的だと思う。逆にキャンプや低山ハイクにも連れて行きたい、という気持ちがあるなら、あえてMにして中にフリースやライトダウンを入れる余裕をキープしておいたほうが使い道は広がりそうだ。

真冬に本気で使うつもりなら、ジップインジップに対応した［ジップインジップ対応インナーダウン](https://www.amazon.co.jp/s?k=ジップインジップ+インナーダウン+ノースフェイス&tag=opason-22)みたいなインナーを組み合わせる前提で考えるのもありだと思う。ジップで連結するタイプは、基本的にアウターとインナーを同じサイズでそろえるように作られているので、例えばMサイズの[マウンテンライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンライトジャケット&tag=opason-22)に合わせるなら、インナーもMで選ぶのが素直な組み合わせになる。ここでアウターだけワンサイズ下げると、インナーとの相性がちぐはぐになってしまう可能性がある。

比べる対象として、よりゴリゴリに山仕様な［オールマウンテンジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=オールマウンテンジャケット+ノースフェイス&tag=opason-22)や［マウンテンジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンジャケット+ノースフェイス&tag=opason-22)を想像してみると、そちらは防風防雪を最優先したカバー力のあるシルエットで、袖や肩まわりもさらに余裕があることが多い。そこから一段タウン寄りに振ったのが[マウンテンライトジャケット](https://www.amazon.co.jp/s?k=マウンテンライトジャケット&tag=opason-22)という感じなので、「日常メイン＋時々アウトドア」くらいの人にはちょうどいい落としどころになっている気がする。

最終的には、身長や体重の数字も参考にはなるものの、「どういうバランスで着たいか」「どこまで着込むつもりか」を自分の生活に当てはめてみるのがいちばんしっくりくる。きれいめな細身パンツや革靴と合わせて街で着るイメージが強いなら、ややコンパクト寄りで攻めるのもアリだし、ワイドパンツやスニーカー、キャンプチェアの上でだらっと羽織る姿を思い浮かべるなら、余裕多めのサイズ感が似合いやすい。そんなふうに、自分のスタイルをぼんやり思い描きながら、マウンテンライトジャケットやノベルティマウンテンライトジャケット、クライムライトジャケット、バルトロライトジャケットたちを見比べていくと、「これだな」と思えるサイズとモデルが自然と決まってくるんじゃないかな、というゆるい結論に落ち着いた。

マウンテンライトジャケットのサイズ感をゆるく考える話