筋トレ セット数の最適回数|目的別の効果と組み方を詳しく解説

筋トレを始めたばかりのころ、いちばん迷ったのが「セット数って結局いくつやればいいの?」というところでした。雑誌には3セットと書いてあったり、SNSでは10セットやれ!みたいな投稿があったりして、結局よく分からないまま回数だけこなしてヘトヘトになっていました。

今は自宅にダンベルトレーニングベンチ、たまにジムでバーベルを触るくらいの、完全に趣味レベルのトレーニーですが、試行錯誤していくうちに「このくらいのセット数なら無理なく続くし、ちゃんと体も変わるな」という感覚が少しずつつかめてきました。

この記事では、そんな僕の主観をベースに、「目的別にどのくらいのセット数を目安にすればいいのか」「実際どんな器具を使ってどんなふうに組んでいるのか」を、かなり個人的な視点でまとめてみます。ガチ勢向けというより、僕と同じように“迷子になりがちな一般人”向けの内容です。


なぜセット数で迷子になるのか

最初にジムに行ったとき、トレーナーさんに言われたのは「とりあえず10回3セットから始めましょう」という定番フレーズでした。ベンチプレスはバーベルで10回3セット、ダンベルカールはダンベルで10回3セット。

でも家に帰ってYouTubeを見ると、「筋肥大なら1部位あたり週15セット以上!」とか、「いやいや週9セットで十分」とか、情報がバラバラ。特に可変式ダンベルを買って自宅トレに切り替えたあたりは、誰を信じたらいいか分からず、胸の日はトレーニングベンチを使ったダンベルプレスを6セットも7セットもやってヘロヘロになっていました。

結局のところ、セット数は

によってけっこう変わります。なので「誰にでもこれがベスト!」という正解はないんですが、僕の体感では“やり過ぎないボリューム”を押さえると継続しやすくて、結果もつきやすいです。


僕が失敗した「セット数多すぎ期」

いちばんやらかしたのは、パワーラックのあるジムにハマっていた頃。スクワットの日はパワーラックバーベルスクワットを10セット以上、レッグプレスも5セット、仕上げにトレーニングチューブでサイドステップ…みたいなことをやっていました。

その結果どうなったかというと、

  • 2日くらい階段が下りられない
  • 次の脚トレの日まで疲れが残って重量が全然伸びない
  • そもそもトレーニングが憂うつになる

という負のループ。いま思えば、完全にセット数のやりすぎでした。

今は脚の日でも、

  • スクワット 3〜4セット
  • ルーマニアンデッドリフト 3セット
  • 仕上げにトレーニングチューブでお尻を2セット

くらいに抑えています。このくらいのセット数だと、翌日にほどよい筋肉痛はあるけど歩けないほどではないし、週2回の脚トレもギリギリ続けられます。


目的別・ざっくりセット数の目安(僕の感覚)

あくまで僕の主観ですが、目的別にはだいたいこんなイメージで組んでいます。

1. 筋肉を大きくしたい(筋肥大メイン)

  • 1種目あたり:2〜4セット
  • 1部位あたり:週10〜16セットくらい
  • 1セットの回数:8〜12回

胸なら、

これを週2回くらいやると、週合計18セットくらいになります。慣れてきたらここから1〜2セット増やすこともありますが、僕の体感ではこの辺が「効くけどギリギリ続けられる」ラインです。

2. 筋力アップを狙いたい

  • 1種目あたり:3〜5セット
  • 1部位あたり:週6〜12セット
  • 1セットの回数:3〜6回

スクワットやベンチプレスみたいなメイン種目をバーベルでやるときは、重量が重いぶんセット数を少し減らしています。

例えばベンチの日は、

  • ベンチプレス(バーベル) 5回×4セット
  • 補助種目としてダンベルベンチプレス 8〜10回×2セット

くらいにして、トータルセット数はそこまで多くしません。高重量を扱うときは、手のひらを守る意味でトレーニンググローブをつけると少し安心感があります。

3. 健康維持・ダイエット中心

  • 1種目あたり:2〜3セット
  • 1部位あたり:週6〜9セットくらい
  • 1セットの回数:15〜20回

運動不足解消やダイエットがメインなら、そこまで追い込まずに軽めの重量で回数多めに動くほうが精神的にも楽です。自宅なら、ダンベルトレーニングチューブを使って、テンポよく全身を回す感じ。

この場合、床に直接寝転がると腰が痛くなるので、僕はトレーニングマットヨガマットを敷いています。これがあるだけで、自宅トレの快適さがかなり変わります。


器具別に感じる「ちょうどいいセット数」

自重+チューブ中心の日

腕立て伏せやスクワットにトレーニングチューブを足すような、自重系メインの日は疲労が溜まりにくいので、1種目3セットくらいは余裕でこなせます。

  • チューブプルアパート 3セット
  • チューブローイング 3セット
  • チューブサイドレイズ 3セット

みたいな感じで、セット数自体は多くても、重量が軽いのでそこまでしんどくありません。

ダンベル中心の日

可変式ダンベルを使うようになってからは、自宅でもかなり追い込めるようになりました。ただ、重量を上げ過ぎると手首がやられるので、僕は中重量でセット数を多めにするスタイルが好きです。

胸の日なら、

  • ダンベルベンチプレス 4セット
  • ダンベルフライ 3セット
  • プッシュアップ(自重) 2セット

くらい。ベンチが無いころは床でやっていましたが、トレーニングベンチを買ってから可動域が増えて、同じセット数でも効き方が全然違うと感じました。

バーベル+パワーラックの日

ジムでパワーラックに入ってバーベルスクワットをするときは、1種目3セットが限界です。

  • バーベルスクワット 3セット
  • ルーマニアンデッドリフト(バーベル) 3セット
  • 仕上げにレッグエクステンション 2セット

正直これ以上やると、次の日の仕事に支障が出るので、セット数を増やすのではなく、1セットの集中度を上げるように意識しています。


僕の自宅トレ環境とセット数の付き合い方

自宅には、

が置いてあります。

器具が増えると、変に「せっかくだから全部使わなきゃ」と思って種目もセット数も増えがちなんですけど、僕はあえて「1日3〜4種目まで」「1種目3セットまで」と上限を決めています。

つまり1日あたりの合計セット数は、多くても12セットくらい。これなら、仕事終わりにやっても1時間以内に終わりますし、気持ち的なハードルも低いです。


栄養と回復も“セット数のうち”と考える

どれだけセット数をこなしても、栄養と休養が足りないと体はなかなか変わりません。僕はトレーニング後にプロテインを飲むようにしてから、筋肉痛の抜けが良くなった気がします。

普段は味が好きなホエイプロテインを、水か牛乳で割って飲んでいますが、地味に大事なのがプロテインシェイカー。粉がダマにならずにサッと溶けるものだと、飲むのが面倒になりません。

トレーニング後や寝る前にはフォームローラーで太ももや背中をゴロゴロほぐしておくと、翌日のだるさが全然違います。これもある意味「回復のためのセット」をこなしているようなイメージで、1部位30秒〜1分を2セットくらいやっています。

セット数を増やしたいときほど、こうした回復グッズの“ケアのセット数”も意識したほうがいいな、と最近は思っています。


一週間の僕のメニュー例(趣味トレ仕様)

ざっくりですが、今の僕の1週間はこんな感じです。全部自宅で完結するパターン。

月曜:胸・肩

水曜:背中・二頭

金曜:脚・お尻

全部あわせても、1日10セットちょっと。トレーニングはトレーニングマットヨガマットを敷いて、必要に応じてトレーニンググローブをつけています。

これに加えて、トレーニングのたびにホエイプロテインプロテインシェイカーで1杯、週に何回かはフォームローラーでゴロゴロする、という感じ。正直、もっとセット数を増やしたら筋肉の付きは早くなるのかもしれませんが、仕事や睡眠とのバランスを考えると、このくらいが今の自分にはちょうどいいです。


セット数を決めるときの僕なりのチェックポイント

最後に、僕がセット数を決めるときに意識しているポイントを、主観全開でまとめます。

  1. 翌日に“心地よい筋肉痛”が来るか
    • まったく筋肉痛が来ないなら少なすぎるし、日常生活に支障が出るレベルなら多すぎるサイン。
  2. 1時間以内で終わるか
    • 僕はトレーニング時間が1時間を超えると集中力が切れるので、その範囲で収まるセット数にしておく。
  3. 1セットごとに集中できているか
    • セット数が多すぎると、後半はただこなしているだけになりがち。そう感じたら、セット数を減らして重量やフォームを見直す。
  4. 回復グッズを活かせているか
  5. 3ヶ月続けられる現実的な量か
    • 1〜2週間だけならハードなセット数でも頑張れますが、3ヶ月続けられるイメージが湧くかどうかを基準にしています。

筋トレの世界って、どうしても「もっとやれ!」という雰囲気になりがちですが、趣味として長く続けるなら、「無理なく続けられるセット数」を探すほうが結局は近道な気がしています。

僕の場合は、自宅のダンベルトレーニングベンチ、少しのトレーニングチューブ、それからプロテインフォームローラーがあれば、十分に楽しめています。

「セット数が多すぎてしんどいな」と感じている人は、一度思い切って半分くらいに減らしてみて、その分1セットごとの集中や、器具・回復アイテムの使い方を工夫してみると、意外と体の変化が分かりやすくなるかもしれません。

筋トレ セット数の最適回数|目的別の効果と組み方を詳しく解説

筋トレを始めたばかりのころ、いちばん迷ったのが「セット数って結局いくつやればいいの?」というところでした。雑誌には3セットと書いてあったり、SNSでは10セットやれ!みたいな投稿があったりして、結局よく分からないまま回数だけこなしてヘトヘトになっていました。

今は自宅にダンベルトレーニングベンチ、たまにジムでバーベルを触るくらいの、完全に趣味レベルのトレーニーですが、試行錯誤していくうちに「このくらいのセット数なら無理なく続くし、ちゃんと体も変わるな」という感覚が少しずつつかめてきました。

この記事では、そんな僕の主観をベースに、「目的別にどのくらいのセット数を目安にすればいいのか」「実際どんな器具を使ってどんなふうに組んでいるのか」を、かなり個人的な視点でまとめてみます。ガチ勢向けというより、僕と同じように“迷子になりがちな一般人”向けの内容です。


なぜセット数で迷子になるのか

最初にジムに行ったとき、トレーナーさんに言われたのは「とりあえず10回3セットから始めましょう」という定番フレーズでした。ベンチプレスはバーベルで10回3セット、ダンベルカールはダンベルで10回3セット。

でも家に帰ってYouTubeを見ると、「筋肥大なら1部位あたり週15セット以上!」とか、「いやいや週9セットで十分」とか、情報がバラバラ。特に可変式ダンベルを買って自宅トレに切り替えたあたりは、誰を信じたらいいか分からず、胸の日はトレーニングベンチを使ったダンベルプレスを6セットも7セットもやってヘロヘロになっていました。

結局のところ、セット数は

によってけっこう変わります。なので「誰にでもこれがベスト!」という正解はないんですが、僕の体感では“やり過ぎないボリューム”を押さえると継続しやすくて、結果もつきやすいです。


僕が失敗した「セット数多すぎ期」

いちばんやらかしたのは、パワーラックのあるジムにハマっていた頃。スクワットの日はパワーラックバーベルスクワットを10セット以上、レッグプレスも5セット、仕上げにトレーニングチューブでサイドステップ…みたいなことをやっていました。

その結果どうなったかというと、

  • 2日くらい階段が下りられない
  • 次の脚トレの日まで疲れが残って重量が全然伸びない
  • そもそもトレーニングが憂うつになる

という負のループ。いま思えば、完全にセット数のやりすぎでした。

今は脚の日でも、

  • スクワット 3〜4セット
  • ルーマニアンデッドリフト 3セット
  • 仕上げにトレーニングチューブでお尻を2セット

くらいに抑えています。このくらいのセット数だと、翌日にほどよい筋肉痛はあるけど歩けないほどではないし、週2回の脚トレもギリギリ続けられます。


目的別・ざっくりセット数の目安(僕の感覚)

あくまで僕の主観ですが、目的別にはだいたいこんなイメージで組んでいます。

1. 筋肉を大きくしたい(筋肥大メイン)

  • 1種目あたり:2〜4セット
  • 1部位あたり:週10〜16セットくらい
  • 1セットの回数:8〜12回

胸なら、

これを週2回くらいやると、週合計18セットくらいになります。慣れてきたらここから1〜2セット増やすこともありますが、僕の体感ではこの辺が「効くけどギリギリ続けられる」ラインです。

2. 筋力アップを狙いたい

  • 1種目あたり:3〜5セット
  • 1部位あたり:週6〜12セット
  • 1セットの回数:3〜6回

スクワットやベンチプレスみたいなメイン種目をバーベルでやるときは、重量が重いぶんセット数を少し減らしています。

例えばベンチの日は、

  • ベンチプレス(バーベル) 5回×4セット
  • 補助種目としてダンベルベンチプレス 8〜10回×2セット

くらいにして、トータルセット数はそこまで多くしません。高重量を扱うときは、手のひらを守る意味でトレーニンググローブをつけると少し安心感があります。

3. 健康維持・ダイエット中心

  • 1種目あたり:2〜3セット
  • 1部位あたり:週6〜9セットくらい
  • 1セットの回数:15〜20回

運動不足解消やダイエットがメインなら、そこまで追い込まずに軽めの重量で回数多めに動くほうが精神的にも楽です。自宅なら、ダンベルトレーニングチューブを使って、テンポよく全身を回す感じ。

この場合、床に直接寝転がると腰が痛くなるので、僕はトレーニングマットヨガマットを敷いています。これがあるだけで、自宅トレの快適さがかなり変わります。


器具別に感じる「ちょうどいいセット数」

自重+チューブ中心の日

腕立て伏せやスクワットにトレーニングチューブを足すような、自重系メインの日は疲労が溜まりにくいので、1種目3セットくらいは余裕でこなせます。

  • チューブプルアパート 3セット
  • チューブローイング 3セット
  • チューブサイドレイズ 3セット

みたいな感じで、セット数自体は多くても、重量が軽いのでそこまでしんどくありません。

ダンベル中心の日

可変式ダンベルを使うようになってからは、自宅でもかなり追い込めるようになりました。ただ、重量を上げ過ぎると手首がやられるので、僕は中重量でセット数を多めにするスタイルが好きです。

胸の日なら、

  • ダンベルベンチプレス 4セット
  • ダンベルフライ 3セット
  • プッシュアップ(自重) 2セット

くらい。ベンチが無いころは床でやっていましたが、トレーニングベンチを買ってから可動域が増えて、同じセット数でも効き方が全然違うと感じました。

バーベル+パワーラックの日

ジムでパワーラックに入ってバーベルスクワットをするときは、1種目3セットが限界です。

  • バーベルスクワット 3セット
  • ルーマニアンデッドリフト(バーベル) 3セット
  • 仕上げにレッグエクステンション 2セット

正直これ以上やると、次の日の仕事に支障が出るので、セット数を増やすのではなく、1セットの集中度を上げるように意識しています。


僕の自宅トレ環境とセット数の付き合い方

自宅には、

が置いてあります。

器具が増えると、変に「せっかくだから全部使わなきゃ」と思って種目もセット数も増えがちなんですけど、僕はあえて「1日3〜4種目まで」「1種目3セットまで」と上限を決めています。

つまり1日あたりの合計セット数は、多くても12セットくらい。これなら、仕事終わりにやっても1時間以内に終わりますし、気持ち的なハードルも低いです。


栄養と回復も“セット数のうち”と考える

どれだけセット数をこなしても、栄養と休養が足りないと体はなかなか変わりません。僕はトレーニング後にプロテインを飲むようにしてから、筋肉痛の抜けが良くなった気がします。

普段は味が好きなホエイプロテインを、水か牛乳で割って飲んでいますが、地味に大事なのがプロテインシェイカー。粉がダマにならずにサッと溶けるものだと、飲むのが面倒になりません。

トレーニング後や寝る前にはフォームローラーで太ももや背中をゴロゴロほぐしておくと、翌日のだるさが全然違います。これもある意味「回復のためのセット」をこなしているようなイメージで、1部位30秒〜1分を2セットくらいやっています。

セット数を増やしたいときほど、こうした回復グッズの“ケアのセット数”も意識したほうがいいな、と最近は思っています。


一週間の僕のメニュー例(趣味トレ仕様)

ざっくりですが、今の僕の1週間はこんな感じです。全部自宅で完結するパターン。

月曜:胸・肩

水曜:背中・二頭

金曜:脚・お尻

全部あわせても、1日10セットちょっと。トレーニングはトレーニングマットヨガマットを敷いて、必要に応じてトレーニンググローブをつけています。

これに加えて、トレーニングのたびにホエイプロテインプロテインシェイカーで1杯、週に何回かはフォームローラーでゴロゴロする、という感じ。正直、もっとセット数を増やしたら筋肉の付きは早くなるのかもしれませんが、仕事や睡眠とのバランスを考えると、このくらいが今の自分にはちょうどいいです。


セット数を決めるときの僕なりのチェックポイント

最後に、僕がセット数を決めるときに意識しているポイントを、主観全開でまとめます。

  1. 翌日に“心地よい筋肉痛”が来るか
    • まったく筋肉痛が来ないなら少なすぎるし、日常生活に支障が出るレベルなら多すぎるサイン。
  2. 1時間以内で終わるか
    • 僕はトレーニング時間が1時間を超えると集中力が切れるので、その範囲で収まるセット数にしておく。
  3. 1セットごとに集中できているか
    • セット数が多すぎると、後半はただこなしているだけになりがち。そう感じたら、セット数を減らして重量やフォームを見直す。
  4. 回復グッズを活かせているか
  5. 3ヶ月続けられる現実的な量か
    • 1〜2週間だけならハードなセット数でも頑張れますが、3ヶ月続けられるイメージが湧くかどうかを基準にしています。

筋トレの世界って、どうしても「もっとやれ!」という雰囲気になりがちですが、趣味として長く続けるなら、「無理なく続けられるセット数」を探すほうが結局は近道な気がしています。

僕の場合は、自宅のダンベルトレーニングベンチ、少しのトレーニングチューブ、それからプロテインフォームローラーがあれば、十分に楽しめています。

「セット数が多すぎてしんどいな」と感じている人は、一度思い切って半分くらいに減らしてみて、その分1セットごとの集中や、器具・回復アイテムの使い方を工夫してみると、意外と体の変化が分かりやすくなるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました