アシックスのサイズ感ってニューバランスとどう違うの？ゆるっと比べてみた話

アシックスのスニーカーとニューバランスのスニーカー、どちらも街でもランでもよく見かけるのに、いざネットで買おうとすると「サイズ感どうなんだろう？」と手が止まります。とくに「アシックスサイズ感ニューバランス」で検索してたどり着く人は、普段ニューバランス派なのにアシックスを履いてみたいとか、逆にアシックスからニューバランスに浮気してみたいとか、そんなモヤモヤを抱えているはずです。

ランニング寄りだとアシックスなら定番のアシックス GT-1000やアシックス GT-2000、安定感重視でアシックス GEL-KAYANO、クッションふわっと系ならアシックス GEL-NIMBUSあたりが話題に出やすいですし、ニューバランス側は定番中の定番ニューバランス 574やニューバランス 996、ちょっと今っぽいニューバランス 2002Rやニューバランス 327など、「どれを基準に比べるか」でも話が変わってきます。

しかもキッズになると話はさらにややこしくて、アシックスの子ども靴だとアシックス SUKU2（アシックススクスク）シリーズやアシックススクスクアイダホベビー、ニューバランスならニューバランスキッズ 996やニューバランスキッズ 313、ニューバランスキッズ 373あたりが定番で、「同じセンチ表記なのに中の長さが違うじゃん…」という声もよく見かけます。

そんなこんなで、「アシックスとニューバランス、どっちが大きい？小さい？」をざっくり整理してみたのがこの記事です。あくまで趣味で集めた印象ベースなので、肩の力を抜いて読んでもらえるとうれしいです。

アシックスとニューバランスのサイズ感、ざっくりした印象

まずふわっとした全体のイメージから。アシックスはかかとから土踏まずのホールドがしっかりしていて、足をギュッと掴まれるようなフィット感と言われがちです。一方でニューバランスは、モデルやワイズにもよりますが、前足部にちょっと余裕がある丸っこい履き心地のイメージがあります。

たとえば安定系ランニングシューズのアシックス GT-2000あたりは、足幅が標準〜やや細めの人に「ぴたっとくる」とよく聞きます。踵が細い人だと特にかかとがカチッと決まって走りやすいイメージ。一方、ニューバランスのクッション系ならニューバランス 860やニューバランス M2040、ボリューム感のあるニューバランス 1906なんかは、足幅が広めの人でも「前がきつくなりにくい」という声が多めです。

長さだけで見ると、「同じ27.0cm表記ならだいたい同じくらい」くらいのノリで語られることが多いのですが、UKサイズやUSサイズで細かく比べていくと、アシックスの方がほんの少しタイトめに感じる人もいるようです。特にアシックス GEL-KAYANOみたいに安定性高めのモデルは、足をぐっと固定する設計なので、同じセンチでも「包まれ感」が出やすく、そのぶん小さく感じる、みたいな話も目にします。

逆にライフスタイル寄りのニューバランスだと、ニューバランス 574やニューバランス 327あたりは、カチッと走るというより「街履きでちょいゆるめでも可愛い」ポジションなので、同じセンチでも余裕を感じやすいかもしれません。

キッズに関しては、印象レベルを超えて「中敷きの実寸が違う」という話がよく挙がります。アシックスのアシックス SUKU2（アシックススクスク）やアシックススクスクアイダホベビーは、表記サイズより中敷きが約0.5cm長いことが多いのに対して、ニューバランスのニューバランスキッズ 996やニューバランスキッズ 313、ニューバランスキッズ 373は、表記サイズより中敷きが約1.0cm長いケースが多いと言われています。なので、同じ16cm表記でもニューバランスの方が実際は少し長い、みたいなズレが生まれやすいわけですね。

アシックスとニューバランスでサイズを選ぶときの、ゆるっとした目安

ここからは、もう少し「性能」的な話、つまりサイズ選びの具体的な目安に寄せていきます。

大人用で、普段ニューバランスのスタンダードなワイズ（Dあたり）を履いている人なら、アシックスは同じセンチから入るのが無難そうです。例えばニューバランスで27.0cmなら、アシックスでもまずは27.0cmを基準にして、モデルによって0.5cm上下を検討するイメージです。安定系のアシックス GT-1000やアシックス GT-2000、クッション系のアシックス GEL-NIMBUS、どれも「足長実寸＋0.5〜1.0cm」がひとつの目安になりやすい印象です。

一方、ニューバランスで2Eや4Eなど幅広ワイズを選んでいる人は、アシックスに移るときに同じセンチだと前足部がタイトになることがあります。そういう場合は、0.5cmアップして様子を見るパターンがよく語られます。例えばニューバランスの幅広モデルとしては、ランニング寄りのニューバランス 860や、プレミアム感のあるニューバランス M2040、ボリュームシルエットのニューバランス 1906、クラシック顔のニューバランス 996などがありますが、これらで「ちょうどいい幅」に慣れている足だと、アシックスに乗り換えた瞬間に「横がきつい」と感じるかもしれません。

ライフスタイル寄りなら、ニューバランスのニューバランス 574やニューバランス 327、ニューバランス 2002Rあたりを「ちょいゆるめ」で履いている人も多くて、その感覚のままアシックスに行くと、思ったよりピタッと感じるかもしれません。逆に、アシックスをジャスト寄りで履いている人が、街履きでニューバランスを選ぶなら、同じセンチでちょっと余裕が出るぐらいのイメージを持っておくと、ギャップが少なく済みそうです。

キッズの場合は、中敷きの実寸が違うという話を意識しておくと、サイズ選びのミスが減りそうです。ニューバランスで16cmがぴったりなら、アシックスに移るときは0.5cmアップ（16.5cm）を候補にしておく、みたいな考え方ですね。アシックスのアシックス SUKU2（アシックススクスク）やアシックススクスクアイダホベビー、ニューバランスのニューバランスキッズ 996、ニューバランスキッズ 313、ニューバランスキッズ 373など、どのモデルでも「実寸＋0.5〜1cmの余裕を持たせる」「つま先に5〜10mmくらいの捨て寸を確保する」という基本ルールは共通なので、そこにブランドごとの中敷きの違いを足して考えるイメージです。

ランニング用途で、もう少しガチめに走るなら、アシックスのアシックス GEL-KAYANOやアシックス GEL-NIMBUS、ニューバランスならニューバランス 860あたりを、足長ぴったり＋0.5cmくらいで攻める人が多い印象です。ゆるっとジョグ中心なら、もう0.5cm上げて、つま先にしっかり余裕を持たせて履くスタイルもよく見かけます。

ざっくりまとめると、「アシックスはホールド感強めでタイト寄り」「ニューバランスはモデルにもよるけれど、街履き系はちょいゆるめな感覚のものが多い」と覚えておいて、足長の実寸を測ったうえで、普段のブランドから0.5cm単位で調整していくのが現実的かな、というラフな結論です。ラン寄りの人はアシックスのアシックス GT-1000やアシックス GT-2000、アシックス GEL-KAYANO、アシックス GEL-NIMBUSあたり、街履きメインの人はニューバランスのニューバランス 574、ニューバランス 996、ニューバランス 327、ニューバランス 2002Rあたりを、自分の足型と相談しながらチェックしてみると、なんとなく「こっち側のブランドの方が合いそうだな」という感覚がつかめてくると思います。