バッシュのサイズ感とつま先のモヤモヤをゆるく語る話

バッシュを探しているとき、「バッシュサイズ感つま先」で検索しまくったことがある人はけっこう多いと思う。つま先がちょっとでも当たると気になるし、逆に余りすぎても動きがブレそうで不安になる。しかもブランドごとにサイズ感がバラバラで、店頭で見ているだけだと、どれが自分に合うのか本当に分かりづらい。
ネットを眺めていると、細めと言われがちなナイキ系の中でも、例えば軽めで扱いやすそうなナイキプレシジョン 7 バスケットボールシューズとか、ガッツリ動きたい人向けっぽいナイキ PG 5 EP バスケットボールシューズ、クラシックな雰囲気のナイキハイパーダンク 2017 ロー EP バスケットボールシューズなんかが目につくけれど、「かっこいい」と「つま先のサイズ感がちょうどいい」はまた別の話で、そのギャップにみんな悩んでいる感じがする。

自分のまわりでも、スニーカー感覚でナイキバスケットボールシューズメンズローカットみたいなローカットを選んでみたものの、ゲームの後半になると「つま先が前に詰まり気味で、ちょっと怖い」とぼやいている人がいたりする。逆にアシックス派の人は、最初からゆとり重視で、足入れの安心感がありそうなアシックス GLIDE NOVA FF 3 バスケットボールシューズとか、部活感あふれるアシックス GELHOOP V17 バスケットボールシューズあたりを候補にしがちで、「つま先が当たるのだけは絶対イヤ」という空気が強い。
ミズノ勢はさらに独特で、横幅にゆとりがありそうなミズノウエーブトランジスタバスケットボールシューズとか、よりスピード感を意識していそうなミズノウエーブチェイサーバスケットシューズを好む人が多くて、「どうせならちょい余裕めで、つま先は遊ばせつつ、かかとはガチ締め」という感覚で選んでいる人もいる。
子ども用になるとさらにややこしくて、アシックスのジュニア向けモデルのアシックス DUNKSHOT MB 10 ジュニアバスケットボールシューズとか、アディダスのアディダス Cross Em Up セレクトジュニアバスケットボールシューズ、ちょっと背伸びしたい子が選びたがりそうなアディダスバッシュジュニアなんかもあって、「どうせすぐ足が大きくなるし、つま先ゆるゆるでもいいか」と思いそうになるけれど、実際には大きすぎるとプレーがブレブレになってしまう。そんなこんなで、バッシュのサイズ感、とくにつま先のゆとりは、みんなの中でずっとモヤモヤし続けているテーマなんだろうなと感じる。

じゃあ、バッシュのつま先はどれくらい余っていればいいのかというと、感覚的には「立った状態で、つま先に指一本ぶんくらいのスキマ」が一つの目安になっている気がする。バッシュサイズ感つま先を意識し始めると、ジャストすぎるサイズは怖くなってくる。ジャンプして前に着地した瞬間、足が少しでも前に滑ると、爪がガツンと当たりそうで、ゲーム終盤のことまで考えると、最初の時点で軽くゆとりがあった方が安心感がある。
ただし、「つま先の余裕＝大きいサイズを選べばOK」ではなくて、かかとがユルユルになると一気に不安になる。例えば、クッションと安定感に期待したくなるアシックス NOVA SURGE 3 バスケットボールシューズみたいなモデルで、つま先にゆとりを求めてサイズを上げすぎると、かかとが浮いてしまって着地のたびに心がざわつく。ミズノのワイド系モデル、たとえばミズノバスケットボールシューズワイドモデルのようなタイプも、幅が楽だからといってサイズを攻めすぎると、コートを切り返すたびに足の中で足が泳ぎがちで、バッシュサイズ感つま先よりも「中で足が遊ぶ」ことの方が気になってしまう。
結局のところ、つま先は「軽く動く余裕があるくらい」、かかとは「ほぼ遊びゼロ」、甲周りは「締まっているけど血が止まりそうではない」くらいの感覚が、自分の中での理想バランスなんじゃないかと思っている。

ブランドごとの雰囲気でいうと、ナイキ系は前足部がキュッと絞られている印象があって、さっき触れたナイキプレシジョン 7 バスケットボールシューズやナイキ PG 5 EP バスケットボールシューズみたいなモデルは、「幅細め・足指が長め」の人がジャスト気味で履くと気持ち良さそうなイメージがある。指が短めだったり、スクエア型の足だったりすると、もう少し余裕のあるラストの方が安心かもしれない。そういう意味で、アシックスのアシックス GLIDE NOVA FF 3 バスケットボールシューズやアシックス GELHOOP V17 バスケットボールシューズは、「日本人の足型に寄せてある」とよく言われるだけあって、つま先の窮屈さよりも、全体の包まれ感を優先したい人向けの雰囲気が強い。
アディダス系は、その中間くらいのイメージで、スピードと軽さを意識したアディダスアディゼロセレクト 3.0 バスケットシューズや、ガード系が好みそうなアディダス DAME X バスケットボールシューズあたりは、つま先もシャープで、「細め寄りだけどナイキよりはマイルド」みたいな勝手な印象がある。子ども用のアディダス Cross Em Up セレクトジュニアバスケットボールシューズは、足入れしやすそうな形をしつつも、あまりダボダボにはしていないように見えて、「成長期だけど、つま先は2cmも3cmも余らせたくない」という親心と折り合いをつけている感じがして面白い。

性能面の話に寄せると、バッシュサイズ感つま先でいちばん大事だと感じるのは、「つま先のゆとりはあくまで“逃げ場”であって、フィット感の主役はかかとと甲」というところだと思う。例えば、クッションとグリップに期待したくなるアシックス NOVA SURGE 3 バスケットボールシューズや、しっかり止まりたい人が気になりそうなミズノウエーブトランジスタバスケットボールシューズは、どちらも“止まってからの一歩目”をちゃんと出したいタイプのシューズだと思うけれど、かかとがピタッと決まっていないと、その性能を引き出す前に足が中でズレてしまう。
逆に、軽さとテンポ重視で、よりスピードを求めたくなるミズノウエーブチェイサーバスケットシューズとか、ガード寄りの感覚が強そうなアディダス DAME X バスケットボールシューズなんかも、結局は「つま先が自由に動けるくらいの少しの余裕」と「かかとと甲のロック」のバランスが取れてこそ、本来の俊敏さが活きてくる気がする。
ジュニア向けのアシックス DUNKSHOT MB 10 ジュニアバスケットボールシューズやアディダスバッシュジュニアのようなモデルについても、つま先の余裕は「0.5〜1cmくらいを目安にしつつ、どうしても不安なら中敷きで微調整する」くらいがちょうど良さそうだと感じる。大きめを買いたくなる気持ちは分かるけれど、あまりに余らせすぎると、せっかくのクッションやグリップ性能よりも、靴の中で足が滑るストレスの方が勝ってしまう。

最終的には、自分の足型がエジプト型なのかギリシャ型なのかスクエア型なのかを、なんとなく頭の片隅に置きつつ、「ナイキ系の細めな前足部が合いそうだからナイキハイパーダンク 2017 ロー EP バスケットボールシューズを攻め気味サイズで狙う」とか、「幅広気味だからミズノバスケットボールシューズワイドモデルあたりを基準にして、つま先の余裕を調整する」とか、自分なりのパターンを持てると選びやすくなると思う。バッシュサイズ感つま先で悩んだときは、「つま先は軽く動けるくらいのスキマ＋かかとはガチ固定」というシンプルなイメージを一度頭に置いてから、気になるモデルたちを見直してみると、少しだけ答えが見えやすくなるかもしれない。

バッシュのサイズ感とつま先のモヤモヤをゆるく語る話