最初に触れておきたいのが、今回メインで語る 24メタニウムDC の存在感です。手に取った瞬間の軽さと剛性感、そのどちらも強く印象に残ります。フィールドに出て投げ込むほどに細かな違いが見えてきて、「ああ、これは長く使えるな」と素直に思える仕上がりでした。
ここからは、24モデルを軸にしながら、過去世代である 15メタニウムDC や 20メタニウム と比較しながら、実釣で感じた点を丁寧に整理していきます。
24メタニウムDCの第一印象と操作感
フィールドに持ち出し、最初にキャストした瞬間に気づくのは「立ち上がりの軽さ」。
MGLスプールⅢの効果が分かりやすく、軽量ルアーでも初速が出るため、ピッチングが本当にやりやすい。
もちろん、デジタル制御ブレーキ(I-DC5)の恩恵も大きいです。ブレーキの抜け方が自然で、特に10〜15g前後の巻きモノは気持ちよく伸びます。向かい風でもスプールの暴れが少なく、風を受けた時の“突然の高回転”によるバックラッシュが起きにくいのは、過去モデルから確かな進化を感じるポイントでした。
また、ボディ形状の握りやすさは特筆もの。ロープロらしい薄型形状で、1日投げ続けても手の疲れが少ないのが魅力です。
旧世代との違いを感じるポイント
15メタニウムDCとの比較
15メタニウムDC を長く使ってきた人なら、まず「スプールの軽さが全然違う」と感じるはずです。
立ち上がり、回転の伸び、そして再加速。この3つが24モデルの方がスムーズで、ブレーキ設定にシビアさを求められない点も扱いやすさにつながっています。
さらに、外部のブレーキダイヤルでモードを完結できるのは、実釣でのストレス軽減に大きく寄与します。
20メタニウムとの比較
20メタニウム と比較したときの大きな違いは、やはり“DCブレーキの有無”。
20モデルも巻き心地が良く、軽快なキャストができる優秀なリールです。ただ、風のある日やストラクチャー周りでのピッチングでは、24モデルのDC制御の安定感が一段上という印象。
特にインレット近くでの変則風や、足場の低いおかっぱりでは、その差がはっきりと出ます。
ルアーウェイト別の使い心地
5〜7gの軽めルアー
スプールの慣性が小さいため、ブレーキを弱めれば十分投げられるレンジです。シャッドやスモラバを扱いたい人にも適性があります。
10〜20gのメインウェイト
このゾーンが最も快適。スピナーベイト、チャター、テキサス、スイムジグなど、汎用リグはほぼ全てカバーできます。
20〜30gの重めルアー
十分扱えますが、空気抵抗の大きいバイブレーションや大型ミノーは、ブレーキ設定を少し強めにすれば安定します。
巻き感は「軽さ」と「密度感」が共存する仕上がり
24モデルで印象的なのは、軽く巻けるのに密度感がある独特のフィーリングです。
マイクロモジュールギア特有の細やかな噛み合いが、振動を抑えながらパワーを伝えてくれるため、巻き抵抗の変化が手にダイレクトに伝わりやすい。
クランク、スピナベ、チャターの“ブルブル感”をしっかり拾えるので、巻きの釣りの精度が上がる感覚があります。
ブレーキ設定の実用例
普段使いで最も安定したのは、
- ナイロン14lb
- ブレーキモード:N(ナイロン・フロロ)
- ブレーキ強さ:3〜4
ここを基準にすると、風向きやルアーで微調整しやすいです。
飛距離を伸ばしたい時は1〜2、絶対にバックラッシュしたくない状況では4〜5。この範囲でほぼ完結します。
PEライン使用時はPEモードが便利で、トップウォーターの釣りとの相性もいいです。
ロッドとの相性とタックルバランス
自重が175g前後と軽量なので、M〜MHクラスのロッドで組むとバランスが良く、長時間の釣行でも腕が疲れにくいのが強みです。
カバー撃ちメインで使うならMHロッドに14〜16lb。
シャッドや小型ミノーも混ぜるならMロッドに12〜14lbが扱いやすいバランスでした。
超重量級ルアーやビッグベイトを扱うには適性外なので、その場合は別モデルと使い分けるのが現実的です。
どんなスタイルの人に24モデルが向くか
- 巻きも撃ちも1台でカバーしたい人
- おかっぱり中心で、風や足場の影響を受けやすい環境で釣る人
- トラブルレス性能を重視したい人
- ピッチングやスキッピングを多用する人
こういった釣りのスタイルとは非常に相性が良いと感じました。
逆に、
- ビッグベイト中心
- 25lb以上の太糸でゴリ巻きしたい
といったパワー特化の釣りは、別クラスを選んだほうが快適です。
メタニウムDC インプレまとめ|24モデルが残す確かな進化
最後にまとめると、24メタニウムDC は、扱いやすさ・キャスト性能・巻き感の三拍子が揃った“現代型バーサタイル”の完成系に近いリールです。
過去世代の 15メタニウムDC や
20メタニウム と比べても、
ルアー適応範囲の広さ、ブレーキ制御の賢さ、操作全体の快適さが一段階進んだ印象があります。
1台で多くの釣りを成立させたい。
風や環境の変化に左右されず、安定して気持ちよく投げたい。
そんなアングラーには、非常に頼れる相棒になってくれるはずです。
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メタニウムDC インプレ|24モデルを実際に使って見えた魅力と使いどころ
最初に触れておきたいのが、今回メインで語る 24メタニウムDC の存在感です。手に取った瞬間の軽さと剛性感、そのどちらも強く印象に残ります。フィールドに出て投げ込むほどに細かな違いが見えてきて、「ああ、これは長く使えるな」と素直に思える仕上がりでした。
ここからは、24モデルを軸にしながら、過去世代である 15メタニウムDC や 20メタニウム と比較しながら、実釣で感じた点を丁寧に整理していきます。
24メタニウムDCの第一印象と操作感
フィールドに持ち出し、最初にキャストした瞬間に気づくのは「立ち上がりの軽さ」。
MGLスプールⅢの効果が分かりやすく、軽量ルアーでも初速が出るため、ピッチングが本当にやりやすい。
もちろん、デジタル制御ブレーキ(I-DC5)の恩恵も大きいです。ブレーキの抜け方が自然で、特に10〜15g前後の巻きモノは気持ちよく伸びます。向かい風でもスプールの暴れが少なく、風を受けた時の“突然の高回転”によるバックラッシュが起きにくいのは、過去モデルから確かな進化を感じるポイントでした。
また、ボディ形状の握りやすさは特筆もの。ロープロらしい薄型形状で、1日投げ続けても手の疲れが少ないのが魅力です。
旧世代との違いを感じるポイント
15メタニウムDCとの比較
15メタニウムDC を長く使ってきた人なら、まず「スプールの軽さが全然違う」と感じるはずです。
立ち上がり、回転の伸び、そして再加速。この3つが24モデルの方がスムーズで、ブレーキ設定にシビアさを求められない点も扱いやすさにつながっています。
さらに、外部のブレーキダイヤルでモードを完結できるのは、実釣でのストレス軽減に大きく寄与します。
20メタニウムとの比較
20メタニウム と比較したときの大きな違いは、やはり“DCブレーキの有無”。
20モデルも巻き心地が良く、軽快なキャストができる優秀なリールです。ただ、風のある日やストラクチャー周りでのピッチングでは、24モデルのDC制御の安定感が一段上という印象。
特にインレット近くでの変則風や、足場の低いおかっぱりでは、その差がはっきりと出ます。
ルアーウェイト別の使い心地
5〜7gの軽めルアー
スプールの慣性が小さいため、ブレーキを弱めれば十分投げられるレンジです。シャッドやスモラバを扱いたい人にも適性があります。
10〜20gのメインウェイト
このゾーンが最も快適。スピナーベイト、チャター、テキサス、スイムジグなど、汎用リグはほぼ全てカバーできます。
20〜30gの重めルアー
十分扱えますが、空気抵抗の大きいバイブレーションや大型ミノーは、ブレーキ設定を少し強めにすれば安定します。
巻き感は「軽さ」と「密度感」が共存する仕上がり
24モデルで印象的なのは、軽く巻けるのに密度感がある独特のフィーリングです。
マイクロモジュールギア特有の細やかな噛み合いが、振動を抑えながらパワーを伝えてくれるため、巻き抵抗の変化が手にダイレクトに伝わりやすい。
クランク、スピナベ、チャターの“ブルブル感”をしっかり拾えるので、巻きの釣りの精度が上がる感覚があります。
ブレーキ設定の実用例
普段使いで最も安定したのは、
- ナイロン14lb
- ブレーキモード:N(ナイロン・フロロ)
- ブレーキ強さ:3〜4
ここを基準にすると、風向きやルアーで微調整しやすいです。
飛距離を伸ばしたい時は1〜2、絶対にバックラッシュしたくない状況では4〜5。この範囲でほぼ完結します。
PEライン使用時はPEモードが便利で、トップウォーターの釣りとの相性もいいです。
ロッドとの相性とタックルバランス
自重が175g前後と軽量なので、M〜MHクラスのロッドで組むとバランスが良く、長時間の釣行でも腕が疲れにくいのが強みです。
カバー撃ちメインで使うならMHロッドに14〜16lb。
シャッドや小型ミノーも混ぜるならMロッドに12〜14lbが扱いやすいバランスでした。
超重量級ルアーやビッグベイトを扱うには適性外なので、その場合は別モデルと使い分けるのが現実的です。
どんなスタイルの人に24モデルが向くか
- 巻きも撃ちも1台でカバーしたい人
- おかっぱり中心で、風や足場の影響を受けやすい環境で釣る人
- トラブルレス性能を重視したい人
- ピッチングやスキッピングを多用する人
こういった釣りのスタイルとは非常に相性が良いと感じました。
逆に、
- ビッグベイト中心
- 25lb以上の太糸でゴリ巻きしたい
といったパワー特化の釣りは、別クラスを選んだほうが快適です。
メタニウムDC インプレまとめ|24モデルが残す確かな進化
最後にまとめると、24メタニウムDC は、扱いやすさ・キャスト性能・巻き感の三拍子が揃った“現代型バーサタイル”の完成系に近いリールです。
過去世代の 15メタニウムDC や
20メタニウム と比べても、
ルアー適応範囲の広さ、ブレーキ制御の賢さ、操作全体の快適さが一段階進んだ印象があります。
1台で多くの釣りを成立させたい。
風や環境の変化に左右されず、安定して気持ちよく投げたい。
そんなアングラーには、非常に頼れる相棒になってくれるはずです。
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