「イラストじぶり」で検索してここに来たなら、たぶん気持ちはひとつ。
写真をあの空気感に寄せたい。やわらかい光、ちょっと懐かしい色、背景が語りだす雰囲気。SNSで見かける“ジブリっぽい”イラストを、自分でも作ってみたい。
結論から言うと、いまはスマホだけでも十分いける。しかもやることは意外とシンプルで、写真の選び方と、最後のひと押し(指示の出し方)で仕上がりが決まる。この記事では、実際に試しながら掴んだコツを、失敗例込みでまとめる。
ジブリ“っぽい”って結局なに?雰囲気の正体を言葉にする
ジブリ風って、線の描き方だけの話じゃない。個人的にいちばん大きいのは「背景が主役になること」だった。
たとえば人物が可愛く変換されても、背景がスカスカだと一気にそれっぽさが消える。逆に、空のグラデーションや遠景の山、木漏れ日みたいな情報が入った途端に“空気”が出る。
ジブリっぽさの要素を、無理やり分解するとこんな感じ。
- 背景が強い(奥行き・湿度・時間帯が伝わる)
- 色がやわらかい(彩度が高すぎず、影が黒くない)
- 輪郭がきつくない(線が馴染む、塗りが主役)
この3つを意識するだけで、プロンプトも組み立てやすくなる。
いちばん簡単:スマホ写真を“ジブリ化”する流れ
まず「写真をジブリ風にしたい」派。ここが一番多い。
写真は“日常っぽいのに余白がある”ものが強い
自分で試して当たりだったのは、ガチ観光写真じゃなくて、ただの散歩写真。
コンビニ前でもいいし、駅までの道でもいい。余白がある写真ほど、生成側が“物語っぽい背景”を足してくれる。
逆にミスりやすいのは、夜景。街灯や看板が謎に増殖して、情報量が暴れがち。
ジブリ風アプリは「一発変換→微調整」の順が気持ちいい
スマホでサクッと試すなら、いわゆるAI変換系アプリが早い。
たとえば ToonMe(https://www.amazon.co.jp/s?k=ToonMe&tag=opason-22)みたいな“トゥーン化”の方向に寄せるもの、**AI Mirror**(https://www.amazon.co.jp/s?k=AI%20Mirror&tag=opason-22)や Vivid AI(https://www.amazon.co.jp/s?k=Vivid%20AI&tag=opason-22)みたいに雰囲気加工寄りのものは、触っていて体感の差が分かりやすい。
個人的には「最初の一発で70点を作って、そこから空気を足す」のがいちばん楽だった。
“完璧な一発”を狙うと時間が溶ける。これはほんとにそう。
コピペOK:ジブリ風プロンプト例(失敗→修正まで)
ここからが本番。
同じ写真でも、最後にちょっと言い方を変えるだけで結果が別物になる。
まずは万能テンプレ
最初の指示はこれで十分。
「やさしいアニメ調、手描き背景、柔らかい色合い。夕方の光、奥行きのある風景」
夕方指定はずるい。昼より雰囲気が出やすい。
迷ったら夕方。これは勝率が高い。
よくある失敗と直し方
顔が濃くなる
→「輪郭を柔らかく、影を薄く、自然な表情」
背景が弱い(のっぺりする)
→「遠景に山や街並み、木漏れ日、風で揺れる草」
色が派手すぎる
→「彩度を抑えて、水彩っぽい柔らかいトーン」
この“直し方の型”を持ってると、何回もやり直さなくて済む。
背景を自作したい人向け:ジブリっぽい絵の描き方(デジタル)
写真変換に飽きたら、次は「自分で描きたい」になる。
ここで一気に道具が欲しくなる人も多い。
iPadで描くなら、iPad Air 13インチ(M2)(https://www.amazon.co.jp/s?k=iPad%20Air%2013%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%20M2&tag=opason-22)か、作業ガチ勢なら iPad Pro 13インチ(M4)(https://www.amazon.co.jp/s?k=iPad%20Pro%2013%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%20M4&tag=opason-22)に行きたくなる。
ペンは新しい感覚を試すなら Apple Pencil Pro(https://www.amazon.co.jp/s?k=Apple%20Pencil%20Pro&tag=opason-22)、今でも鉄板なら Apple Pencil(第2世代)(https://www.amazon.co.jp/s?k=Apple%20Pencil%20%E7%AC%AC2%E4%B8%96%E4%BB%A3&tag=opason-22)。
実際、ペンの追従性って地味だけど、描いてるテンションが変わる。
アプリは軽快に描くなら Procreate(https://www.amazon.co.jp/s?k=Procreate%20iPad&tag=opason-22)、漫画寄り・線の調整まで詰めるなら CLIP STUDIO PAINT(https://www.amazon.co.jp/s?k=CLIP%20STUDIO%20PAINT&tag=opason-22)という感じで好みが分かれる。
ジブリ背景のコツは「空が8割」
描き方の順番を雑に言うと、
空 → 遠景 → 中景(木)→ 近景(草)→ 光(ふわっと)
これだけで一気に“それっぽい絵”に近づく。
あと、影を黒にしない。青寄りとか緑寄りに逃がすと空気が残る。
ペンタブで描くなら:初心者が失敗しない選び方
PCで描きたい派も当然いる。
この場合、最初から高級機に行くより「描く楽しさが続くもの」を選ぶのが大事だった。
入門で触りやすいのは Wacom One 13 touch(https://www.amazon.co.jp/s?k=Wacom%20One%2013%20touch%20DTH134W0D&tag=opason-22)。
もう少し広く描きたいなら Wacom Cintiq 16(https://www.amazon.co.jp/s?k=Wacom%20Cintiq%2016&tag=opason-22)が安定。
コスパ系で人気が出やすいのは XP-Pen Artist Pro 16(Gen 2)(https://www.amazon.co.jp/s?k=XP-Pen%20Artist%20Pro%2016%20Gen%202&tag=opason-22)や HUION Kamvas 16(https://www.amazon.co.jp/s?k=HUION%20Kamvas%2016&tag=opason-22)。
最初の1台は、細かいスペックより「置けるサイズかどうか」が最後に効く。机に置いた瞬間、テンションが落ちると終わる。
著作権って大丈夫?SNSに上げる前に知っておきたいこと
ここ、気になる人多い。
実際「ジブリ風イラスト」で検索する人の中には、作り方より“安全かどうか”を確かめたい人もいる。
まず大前提として、ジブリ作品の場面写真やロゴそのものを無断で使うのは避けた方がいい。
“それっぽい雰囲気”に寄せるだけでも、商用利用(収益化ブログや広告つき運用)になると慎重になったほうが安心。
自分が投稿するときに意識してるのはこの2つ。
- 作品名を匂わせない(釣りっぽく見えると一気に荒れる)
- キャラ再現より「空気感だけ借りる」
身内写真でも、公開するなら一言聞く。これが平和。
仕上がりを一段上げる小ワザ(ここで差が出る)
最後に、地味だけど効く話。
生成後に「彩度をほんの少し落とす」だけで、急に落ち着くことがある。
逆に、シャープを上げすぎると線が硬くなって“アニメ加工感”が出やすい。
あと、文字入れはやりすぎ注意。
手書き風フォントを盛るほど、嘘っぽく見える瞬間がある。余白がある方が“らしい”。
よくある質問
無料でできる?
できる。けど無料枠は回数制限があることが多くて、試行回数が減ると上達しにくい。
まず無料で遊んで、気に入ったら環境を整えるのが現実的。
スマホだけで十分?
写真変換だけならスマホで完結する。
描く方向に入った瞬間、iPadやペンタブが欲しくなるけど、最初はスマホでOK。
プロンプトが通らないときは?
作品名そのものに寄せる言い方は避けて、「やさしい手描き背景」「夕方の光」「柔らかい色合い」みたいに要素で伝えると通りやすい。
ジブリ風イラストは、センス勝負に見えて、意外と“手順の勝負”だった。
写真を選んで、背景を足して、色を落ち着かせる。これだけで一気に雰囲気が出る。
まずは散歩写真1枚で試してみてほしい。
その1枚が、妙に物語っぽくなる瞬間がある。そこが沼の入口。

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