「ガット バボラ」と検索している人は、
- どのモデルを選べばいいか分からない
- 自分のレベルに合う太さやテンションが知りたい
- 人気モデルの違いをざっくり整理したい
こんなモヤモヤを抱えていることが多いはずです。
この記事では、バボラの代表的なガットを素材別・レベル別に整理しながら、
- それぞれどんな打感・特徴なのか
- どんなプレースタイルに向いているのか
- 最低限おさえておきたいゲージとテンションの考え方
を、できるだけ日常会話に近い言葉でまとめていきます。
途中で紹介する具体的なモデルは、以下のラインナップです。
- ナチュラル系
- ポリエステル系(RPMシリーズ)
- マルチフィラメント系(やわらかいナイロン)
- ナイロンモノ系(シンプルでコスパ重視)
ここから、自分のプレーのイメージに一番近いガットを一緒に探していきましょう。
バボラガットの素材別ざっくりマップ
まずは「素材」で大きく分類してしまうと、バボラのガットはかなり分かりやすくなります。
1. ナチュラル(天然腸)
- 代表:
- 特徴:
- 反発力が高く、ボールがよく飛ぶ
- 打球感がとてもマイルドで肘や肩に優しい
- テンション維持性に優れていて、性能が長く続きやすい
- 注意点:
- 価格は高め
- 湿気や水分に弱い
「最高の打感でテニスを楽しみたい」「肘を大事にしたい」という人向けの、いわばご褒美ガットです。
2. ポリエステル(ポリ/スピン系)
- 代表:
- 特徴:
- スピンがかかりやすい
- 耐久性が高く、ハードヒッター向き
- 打球感は硬めで、しっかり振れる人向け
厚いグリップでグリグリ回転をかけるプレーヤーや、ラリーでガンガン打ち合いたい人なら、ポリ系のどれかを検討してみる価値があります。
3. ナイロン(マルチフィラメント)
- 代表:
- 特徴:
- 柔らかくて快適な打球感
- ナチュラルに近い感触を、比較的手ごろな価格で
- 肘に優しく、コントロールもしやすい
「ナチュラルまでは手を出しづらいけど、やわらかい打感がほしい」という人は、まずここから選ぶと失敗しにくいです。
4. ナイロン(モノフィラメント)
- 代表:
- 特徴:
- シンプルな構造で価格が抑えめ
- そこそこ飛んで、耐久性もまずまず
- 総合バランスが良く、入門・練習用にぴったり
レッスン用ラケットや、週末に気軽にテニスを楽しむ人の「まずはこの辺りを張っておけばOK枠」です。
初心者〜中級向け:やわらかくて飛ぶモデル
ラリーがまだ安定していない段階では、「飛びの良さ」と「腕への優しさ」が何より大事です。そんなときの候補は、ナイロン系とナチュラル系です。
まず試したいナイロン
- とにかくやわらかい打感でプレーしたい
→ バボラ Xcel ガット ナチュラルに近いしなやかさで、ボールを包み込むような感触が特徴。ボレーやタッチショットも気持ちよく打ちやすいので、ダブルス好きにも人気です。 - 初めてのマルチでコスパも重視したい
→ バボラ Addiction ガット Xcelほどではないものの、十分やわらかく、ボールもよく飛ぶタイプ。価格も少し抑えめで、「とりあえずマルチにしてみようかな」というときにちょうどいい立ち位置です。 - 少ししっかりした打感が好き
→ バボラ Brio ガット 柔らかさとハリ感のバランスが良く、コントロールもしやすいモデル。「ふにゃふにゃ過ぎるのは苦手」という人はこちらが向きます。 - 飛びとスピンを両立したい
→ バボラ Exalt ガット ナイロンの中でもややスピン性能を意識したキャラクターで、スイングが大きくなってきた中級者に合いやすいです。
もっと気軽にテニスを楽しみたい人へ
ガチの試合というより、レッスンや仲間内のゲームがメインなら、ナイロンモノも候補に入ります。
- 「価格と扱いやすさ重視」で選ぶなら
→ バボラ シンガット フォース よく飛んでクセが少ないので、「ラケット買い替えたけどガットはよく分からない」という人にも勧めやすいです。 - シンプルで丈夫な定番タイプがほしい
→ バボラ シンガット ガット スタンダードなナイロンモノ。ややしっかりした打感なので、フラット気味に打つ人にも合いやすいです。
中級〜上級向け:スピンとパワーを引き出すポリ系
スイングスピードが上がってきて、「もっとスピンをかけたい」「ボールが飛びすぎるから抑えたい」と感じてきたら、ポリエステル系に手を伸ばすタイミングです。
RPMシリーズの違いをざっくり整理
- スピンの代名詞的存在
→ バボラ RPM ブラスト ガット しっかりした硬さと強いスナップバックで、トップスピンを多用するプレーヤーに定番のモデル。厚い当たりで振り抜いていくタイプほど良さを感じやすいです。 - さらに「ひっかかり感」が欲しい人
→ バボラ RPM ラフ ガット 表面にラフ加工がされていて、ボールを引っかける感触が強め。高い軌道から急激に落ちるスピンボールを打ちたい人に向いています。 - スピードとスピンのバランス型
→ バボラ RPM パワー ガット RPMの中では少しマイルドで、スピンをかけながらもボールスピードを落としたくない人に好まれます。しっかり振れる中〜上級者向け。 - 初めてのポリとして試しやすい
→ バボラ RPM チーム ガット 比較的やわらかめの打球感で、ポリの中では扱いやすい部類。今までナイロンだったけれど、「そろそろスピン系も試してみたい」という中級者の一歩目にちょうどいいモデルです。
フルポリに向いている人・向いていない人
- 向いている人
- 厚いグリップでトップスピンがメイン
- 自分からしっかり振っていくスタイル
- ラケット面がブレにくい上級寄りのスイング
- 気をつけた方がいい人
- 肘や肩に不安がある
- スイングがまだ安定していない
- ボールが飛ばないのをごまかすために強く握ってしまう
不安がある場合は、後で紹介する「ハイブリッド(縦と横で素材を変える)」から入ると安心です。
快適さを求めるならナチュラル&マルチ
テニス歴が長くなってくると、「勝ち負け」だけでなく「打っていて気持ちいいかどうか」もかなり大事になってきます。そんなときの主役が、ナチュラルとマルチです。
ナチュラルは贅沢だけど、一度は試してほしい
- 王道ナチュラル
→ バボラ TOUCH VS ガット しなやかさ・反発力・テンション維持性のバランスが非常に高く、長年トッププロに使われてきたモデル。ボレーもストロークも、ボールがラケットに吸い付くような感覚を味わえます。 - もう少し手に取りやすい価格帯
→ バボラ TOUCH TONIC ガット 同じナチュラル系の中で、少しラフな仕上げにすることで価格を抑えた位置づけ。性能は十分高く、「まずはナチュラルを体験してみたい」という人に向いています。
湿気に弱いので雨の日は避ける、使用後はラケットをケースに入れて保管するなど、少しだけ気を使う必要はありますが、そのぶん快適さは格別です。
マルチは「日常使いできるやさしいガット」
- 肘や肩をいたわりながらプレーしたい
→ バボラ Xcel ガット - 練習も試合も一本でこなしたいオールラウンダー
→ バボラ Brio ガット - 価格とのバランスを見つつ、やわらかさもほしい
→ バボラ Addiction ガット - もう少しスピンも意識したい
→ バボラ Exalt ガット
ナチュラルに手が伸びない場合でも、マルチを選べば「硬さでボールを飛ばす」打ち方から解放されるので、フォーム作りにもプラスに働きます。
ハイブリッドで「いいとこ取り」を狙う
「スピンもほしいし、肘へのやさしさも譲れない」。そんな欲張りな悩みには、縦と横で別のガットを組み合わせるハイブリッドが有効です。
例としては、
- 縦:ポリ系(スピンと耐久性担当)
- 横:ナチュラル or マルチ(やわらかさ担当)
といった組み合わせが定番です。
縦ポリ・横ナイロンにすると、
- スピン性能と耐久性は確保しつつ
- 打球感を少しマイルドにできる
というバランスになりやすく、「フルポリはちょっと怖いけど、今よりもう一段スピンを増やしたい」という人に合います。
ガットを活かすゲージとテンションの考え方
どんなに自分に合ったモデルを選んでも、太さ(ゲージ)とテンションが極端だと、ガット本来の良さが出にくくなります。
ゲージ(太さ)の目安
- 一般的な基準
- ナイロン:1.30mm前後
- ポリエステル:1.25mm前後
- 細くすると
- ボールのひっかかりが増え、スピンがかかりやすい
- 反発力も上がるが、耐久性は下がる
- 太くすると
- ボールが飛び過ぎず、コントロールしやすい
- 耐久性が上がる
初めての人は「標準ゲージ+やや低めテンション」を目安にして、そこから好みに合わせて微調整していくのが現実的です。
テンション(張りの強さ)の目安
ラケットにもよりますが、多くのモデルで「45〜60ポンド」あたりが推奨範囲になっています。
- 45〜50ポンド付近
- ボールがよく飛び、打球感が柔らかい
- 肘や肩の負担も少なめ
- 50〜55ポンド付近
- 飛びが抑えられてコントロールしやすい
- しっかり振れる人向き
ざっくりいうと、
- 初心者〜中級:45〜50ポンド
- 中級〜上級:48〜55ポンド
あたりからスタートして、プレーしながら「もう少し飛ばしたい」「もう少し抑えたい」と感じた方向に2ポンド刻みで調整していくと、自分のベストゾーンが見つかりやすいです。
張り替えタイミングを見逃さないコツ
ガットは切れたときだけでなく、性能が落ちてきたタイミングでも交換した方が快適にプレーできます。
目安としては、
- 週1回プレーする人:2〜3か月に1回
- 月2〜3回プレーする人:3〜6か月に1回
くらいがひとつの基準です。
「最近ボールが飛ばない」「打球感がぼやっとして気持ちよくない」と感じるようなら、切れていなくてもそろそろ替えどきかもしれません。
特にポリエステルはテンションの落ち方が分かりやすいので、バボラ RPM ブラスト ガット や バボラ RPM ラフ ガット などを使う場合は、少し早めのサイクルを意識すると安心です。
ガット バボラの選び方まとめ
最後に、ここまでの内容をざっくり振り返ります。
- 「やわらかさ・飛び・扱いやすさ」重視なら
- 「コスパ良くたくさん練習したい」なら
- 「スピンとパワーをしっかり出したい」なら
- 「とことん打感にこだわりたい」「肘を大事にしたい」なら
あとは、使っているラケット・プレースタイル・体力などと相談しながら、
- 素材をざっくり決める(ナチュラル / マルチ / モノ / ポリ)
- 標準ゲージ&やや低めテンションから試す
- 実際の打感をもとに少しずつ調整する
という流れで選んでいけば、大きく失敗することは少なくなります。
同じラケットでも、ガットを変えるだけで別物のような打ち心地になることも多いので、気になったモデルがあれば、ぜひ一度試してみてください。あなたのプレーにぴったりハマる「ガット バボラ」が見つかるはずです。
#ガットバボラ #バボラ #テニス #ストリング #ラケット #初心者向け #中級者向け #レビュー
ガット バボラの基本と、この記事でわかること
「ガット バボラ」と検索している人は、
- どのモデルを選べばいいか分からない
- 自分のレベルに合う太さやテンションが知りたい
- 人気モデルの違いをざっくり整理したい
こんなモヤモヤを抱えていることが多いはずです。
この記事では、バボラの代表的なガットを素材別・レベル別に整理しながら、
- それぞれどんな打感・特徴なのか
- どんなプレースタイルに向いているのか
- 最低限おさえておきたいゲージとテンションの考え方
を、できるだけ日常会話に近い言葉でまとめていきます。
途中で紹介する具体的なモデルは、以下のラインナップです。
- ナチュラル系
- ポリエステル系(RPMシリーズ)
- マルチフィラメント系(やわらかいナイロン)
- ナイロンモノ系(シンプルでコスパ重視)
ここから、自分のプレーのイメージに一番近いガットを一緒に探していきましょう。
バボラガットの素材別ざっくりマップ
まずは「素材」で大きく分類してしまうと、バボラのガットはかなり分かりやすくなります。
1. ナチュラル(天然腸)
- 代表:
- 特徴:
- 反発力が高く、ボールがよく飛ぶ
- 打球感がとてもマイルドで肘や肩に優しい
- テンション維持性に優れていて、性能が長く続きやすい
- 注意点:
- 価格は高め
- 湿気や水分に弱い
「最高の打感でテニスを楽しみたい」「肘を大事にしたい」という人向けの、いわばご褒美ガットです。
2. ポリエステル(ポリ/スピン系)
- 代表:
- 特徴:
- スピンがかかりやすい
- 耐久性が高く、ハードヒッター向き
- 打球感は硬めで、しっかり振れる人向け
厚いグリップでグリグリ回転をかけるプレーヤーや、ラリーでガンガン打ち合いたい人なら、ポリ系のどれかを検討してみる価値があります。
3. ナイロン(マルチフィラメント)
- 代表:
- 特徴:
- 柔らかくて快適な打球感
- ナチュラルに近い感触を、比較的手ごろな価格で
- 肘に優しく、コントロールもしやすい
「ナチュラルまでは手を出しづらいけど、やわらかい打感がほしい」という人は、まずここから選ぶと失敗しにくいです。
4. ナイロン(モノフィラメント)
- 代表:
- 特徴:
- シンプルな構造で価格が抑えめ
- そこそこ飛んで、耐久性もまずまず
- 総合バランスが良く、入門・練習用にぴったり
レッスン用ラケットや、週末に気軽にテニスを楽しむ人の「まずはこの辺りを張っておけばOK枠」です。
初心者〜中級向け:やわらかくて飛ぶモデル
ラリーがまだ安定していない段階では、「飛びの良さ」と「腕への優しさ」が何より大事です。そんなときの候補は、ナイロン系とナチュラル系です。
まず試したいナイロン
- とにかくやわらかい打感でプレーしたい
→ バボラ Xcel ガット ナチュラルに近いしなやかさで、ボールを包み込むような感触が特徴。ボレーやタッチショットも気持ちよく打ちやすいので、ダブルス好きにも人気です。 - 初めてのマルチでコスパも重視したい
→ バボラ Addiction ガット Xcelほどではないものの、十分やわらかく、ボールもよく飛ぶタイプ。価格も少し抑えめで、「とりあえずマルチにしてみようかな」というときにちょうどいい立ち位置です。 - 少ししっかりした打感が好き
→ バボラ Brio ガット 柔らかさとハリ感のバランスが良く、コントロールもしやすいモデル。「ふにゃふにゃ過ぎるのは苦手」という人はこちらが向きます。 - 飛びとスピンを両立したい
→ バボラ Exalt ガット ナイロンの中でもややスピン性能を意識したキャラクターで、スイングが大きくなってきた中級者に合いやすいです。
もっと気軽にテニスを楽しみたい人へ
ガチの試合というより、レッスンや仲間内のゲームがメインなら、ナイロンモノも候補に入ります。
- 「価格と扱いやすさ重視」で選ぶなら
→ バボラ シンガット フォース よく飛んでクセが少ないので、「ラケット買い替えたけどガットはよく分からない」という人にも勧めやすいです。 - シンプルで丈夫な定番タイプがほしい
→ バボラ シンガット ガット スタンダードなナイロンモノ。ややしっかりした打感なので、フラット気味に打つ人にも合いやすいです。
中級〜上級向け:スピンとパワーを引き出すポリ系
スイングスピードが上がってきて、「もっとスピンをかけたい」「ボールが飛びすぎるから抑えたい」と感じてきたら、ポリエステル系に手を伸ばすタイミングです。
RPMシリーズの違いをざっくり整理
- スピンの代名詞的存在
→ バボラ RPM ブラスト ガット しっかりした硬さと強いスナップバックで、トップスピンを多用するプレーヤーに定番のモデル。厚い当たりで振り抜いていくタイプほど良さを感じやすいです。 - さらに「ひっかかり感」が欲しい人
→ バボラ RPM ラフ ガット 表面にラフ加工がされていて、ボールを引っかける感触が強め。高い軌道から急激に落ちるスピンボールを打ちたい人に向いています。 - スピードとスピンのバランス型
→ バボラ RPM パワー ガット RPMの中では少しマイルドで、スピンをかけながらもボールスピードを落としたくない人に好まれます。しっかり振れる中〜上級者向け。 - 初めてのポリとして試しやすい
→ バボラ RPM チーム ガット 比較的やわらかめの打球感で、ポリの中では扱いやすい部類。今までナイロンだったけれど、「そろそろスピン系も試してみたい」という中級者の一歩目にちょうどいいモデルです。
フルポリに向いている人・向いていない人
- 向いている人
- 厚いグリップでトップスピンがメイン
- 自分からしっかり振っていくスタイル
- ラケット面がブレにくい上級寄りのスイング
- 気をつけた方がいい人
- 肘や肩に不安がある
- スイングがまだ安定していない
- ボールが飛ばないのをごまかすために強く握ってしまう
不安がある場合は、後で紹介する「ハイブリッド(縦と横で素材を変える)」から入ると安心です。
快適さを求めるならナチュラル&マルチ
テニス歴が長くなってくると、「勝ち負け」だけでなく「打っていて気持ちいいかどうか」もかなり大事になってきます。そんなときの主役が、ナチュラルとマルチです。
ナチュラルは贅沢だけど、一度は試してほしい
- 王道ナチュラル
→ バボラ TOUCH VS ガット しなやかさ・反発力・テンション維持性のバランスが非常に高く、長年トッププロに使われてきたモデル。ボレーもストロークも、ボールがラケットに吸い付くような感覚を味わえます。 - もう少し手に取りやすい価格帯
→ バボラ TOUCH TONIC ガット 同じナチュラル系の中で、少しラフな仕上げにすることで価格を抑えた位置づけ。性能は十分高く、「まずはナチュラルを体験してみたい」という人に向いています。
湿気に弱いので雨の日は避ける、使用後はラケットをケースに入れて保管するなど、少しだけ気を使う必要はありますが、そのぶん快適さは格別です。
マルチは「日常使いできるやさしいガット」
- 肘や肩をいたわりながらプレーしたい
→ バボラ Xcel ガット - 練習も試合も一本でこなしたいオールラウンダー
→ バボラ Brio ガット - 価格とのバランスを見つつ、やわらかさもほしい
→ バボラ Addiction ガット - もう少しスピンも意識したい
→ バボラ Exalt ガット
ナチュラルに手が伸びない場合でも、マルチを選べば「硬さでボールを飛ばす」打ち方から解放されるので、フォーム作りにもプラスに働きます。
ハイブリッドで「いいとこ取り」を狙う
「スピンもほしいし、肘へのやさしさも譲れない」。そんな欲張りな悩みには、縦と横で別のガットを組み合わせるハイブリッドが有効です。
例としては、
- 縦:ポリ系(スピンと耐久性担当)
- 横:ナチュラル or マルチ(やわらかさ担当)
といった組み合わせが定番です。
縦ポリ・横ナイロンにすると、
- スピン性能と耐久性は確保しつつ
- 打球感を少しマイルドにできる
というバランスになりやすく、「フルポリはちょっと怖いけど、今よりもう一段スピンを増やしたい」という人に合います。
ガットを活かすゲージとテンションの考え方
どんなに自分に合ったモデルを選んでも、太さ(ゲージ)とテンションが極端だと、ガット本来の良さが出にくくなります。
ゲージ(太さ)の目安
- 一般的な基準
- ナイロン:1.30mm前後
- ポリエステル:1.25mm前後
- 細くすると
- ボールのひっかかりが増え、スピンがかかりやすい
- 反発力も上がるが、耐久性は下がる
- 太くすると
- ボールが飛び過ぎず、コントロールしやすい
- 耐久性が上がる
初めての人は「標準ゲージ+やや低めテンション」を目安にして、そこから好みに合わせて微調整していくのが現実的です。
テンション(張りの強さ)の目安
ラケットにもよりますが、多くのモデルで「45〜60ポンド」あたりが推奨範囲になっています。
- 45〜50ポンド付近
- ボールがよく飛び、打球感が柔らかい
- 肘や肩の負担も少なめ
- 50〜55ポンド付近
- 飛びが抑えられてコントロールしやすい
- しっかり振れる人向き
ざっくりいうと、
- 初心者〜中級:45〜50ポンド
- 中級〜上級:48〜55ポンド
あたりからスタートして、プレーしながら「もう少し飛ばしたい」「もう少し抑えたい」と感じた方向に2ポンド刻みで調整していくと、自分のベストゾーンが見つかりやすいです。
張り替えタイミングを見逃さないコツ
ガットは切れたときだけでなく、性能が落ちてきたタイミングでも交換した方が快適にプレーできます。
目安としては、
- 週1回プレーする人:2〜3か月に1回
- 月2〜3回プレーする人:3〜6か月に1回
くらいがひとつの基準です。
「最近ボールが飛ばない」「打球感がぼやっとして気持ちよくない」と感じるようなら、切れていなくてもそろそろ替えどきかもしれません。
特にポリエステルはテンションの落ち方が分かりやすいので、バボラ RPM ブラスト ガット や バボラ RPM ラフ ガット などを使う場合は、少し早めのサイクルを意識すると安心です。
ガット バボラの選び方まとめ
最後に、ここまでの内容をざっくり振り返ります。
- 「やわらかさ・飛び・扱いやすさ」重視なら
- 「コスパ良くたくさん練習したい」なら
- 「スピンとパワーをしっかり出したい」なら
- 「とことん打感にこだわりたい」「肘を大事にしたい」なら
あとは、使っているラケット・プレースタイル・体力などと相談しながら、
- 素材をざっくり決める(ナチュラル / マルチ / モノ / ポリ)
- 標準ゲージ&やや低めテンションから試す
- 実際の打感をもとに少しずつ調整する
という流れで選んでいけば、大きく失敗することは少なくなります。
同じラケットでも、ガットを変えるだけで別物のような打ち心地になることも多いので、気になったモデルがあれば、ぜひ一度試してみてください。あなたのプレーにぴったりハマる「ガット バボラ」が見つかるはずです。
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