テニスラケット 初心者おすすめ|失敗しない選び方と人気モデル

テニスを始めたばかりのときって、「どのラケットを買えばいいか分からない」「ショップのスペック表を見ても意味が分からない」と迷いますよね。
しかもラケットは安い買い物ではないので、できれば最初から長く付き合える1本を選びたいところです。

この記事では、テニス歴がほぼゼロの人でも自分に合うラケットのイメージを持てるように、基本のスペックの読み方と、具体的なモデルの例をまとめていきます。
スクールで週1〜2回プレーする社会人や学生を想定しつつ、体力に不安がある人向けの軽量モデルも紹介していきます。


目次

テニスラケット 初心者おすすめ|最初の1本はどう選ぶ?

最初の1本でいちばん大事なのは、「楽にボールが飛ぶかどうか」と「振りやすいかどうか」です。
かっこよさやプロ選手モデルに憧れて、いきなり重くて難しいラケットを選んでしまうと、

  • ボールが全然飛ばない
  • 肘や肩がすぐ痛くなる
  • スイングが苦しくてフォームが崩れる

といった理由でテニス自体が楽しくなくなってしまうこともあります。

そこで、まずは次の3つを押さえておきましょう。

  1. フェイスサイズ:100〜110平方インチ前後
  2. 重量:ストリング込みで270〜290g前後を目安
  3. バランス:ヘッド寄り〜イーブンで、「軽く振っても自然にラケットが走る」感覚

このあたりを外さなければ、よほど特殊なモデルでない限り、「とりあえず始める」には十分扱いやすい1本になります。


まずはここを押さえたい:スペックの基本

スペック表の見方をざっくり頭に入れておくと、ショップでラケットを選ぶときに迷いにくくなります。

フェイスサイズ(面の大きさ)

  • 数字が大きいほど、スイートスポットが広くミスに強い
  • 初心者は100〜110平方インチくらいが標準
  • 98インチ以下は中上級者向けで、コントロールは良いものの当てるのが難しめ

「当てるのが不安」「とりあえずラリーを続けたい」という人は、105インチ前後のやや大きめを選ぶと安心です。

重量(ラケットの重さ)

  • 軽い:250〜270g前後
  • 標準:280〜300g前後
  • 重い:300g以上

軽いほど振りやすいですが、相手の強いボールに押されやすい面もあります。
一般的な成人男性は280〜295gくらい、女性や力に自信がない人は270〜285gくらいから試すとバランスが取りやすいです。

バランス(重心位置)

  • トップヘビー:ヘッド側が重く、少ない力でボールが飛びやすい
  • トップライト:グリップ側が重く、操作性が高い
  • イーブン:その中間

初心者は、少しヘッド寄りかイーブンのモデルだと「自分で頑張って振らなくてもボールが飛ぶ」感覚を得やすいです。

フレーム厚

  • 厚いフレーム:ボールがよく飛ぶ、打感はやや硬め
  • 薄いフレーム:飛びは控えめだが、しなりやコントロールを感じやすい

初めての1本なら、24〜27mmくらいの「中厚〜やや厚め」が扱いやすいゾーンです。

グリップサイズ

日本ではG1〜G4が主流で、数字が大きいほど太くなります。
ざっくりとした目安は、

  • 手が小さめの女性:G1〜G2
  • 一般的な成人男性:G2〜G3

実際に握ってみて、握った手の薬指と手のひらの間に反対の手の人差し指1本がちょうど入るくらいの太さが理想とされています。
迷ったら細めを選び、オーバーグリップで微調整すると失敗しにくいです。


初心者が扱いやすいスペックの目安

ここまでの内容を踏まえて、初心者が選びやすいスペックの「目安」をまとめると、こんなイメージになります。

  • フェイスサイズ:100〜105平方インチ
  • 重量:270〜290g
  • バランス:ややトップヘビー〜イーブン
  • フレーム厚:24〜27mm
  • ストリングパターン:16×19など、やや粗め(ボールがつかまりやすい)

この条件に近いラケットは、メーカーを問わず「オールラウンド」「初・中級者向け」として売られていることが多いです。
次の章では、具体的なモデル例を挙げながらイメージをつかんでいきましょう。


黄金スペック系のテニスラケット初心者向けモデル

ここでは、先ほどの「黄金スペック」に近いモデルを中心に、初級〜中級まで長く使いやすいラケットをピックアップします。
いずれも代表的な例であり、「これだけが正解」という意味ではないことを前提にしてくださいね。

  • ヨネックス EZONE 100
    100平方インチ・300g前後の王道スペック。スイートスポットが広く、しっかり振ればパワーも出るので、学生や体力に自信のある人が「長く使える1本」として選びやすいモデルです。
  • ヨネックス EZONE 100L
    上の軽量版で、285g前後と扱いやすい重さ。軽さと安定感のバランスが良く、週1〜2回のプレーでも無理なく振り抜ける点が魅力です。
  • ヨネックス EZONE 100SL
    さらに軽い270gクラスのモデル。女性やジュニア、腕力に自信のない人でも、フルスイングしやすい設定になっています。
  • ウィルソン ULTRA 100 V5
    飛びの良さと安定感を両立したシリーズ。フレームはやや厚めで、しっかり掴んでから前に弾き出してくれるような打感が特徴です。
  • ウィルソン ULTRA 100L V4.0
    280g前後の軽量モデル。取り回しが良く、ダブルスでネットプレーが多い人や、腕への負担を軽くしたい人にも向いています。
  • バボラ Pure Drive
    パワーラケットの代表格とも言えるシリーズ。ボールをつかんでから一気に飛ばすような感覚で、現代テニスらしい高弾道のスピンボールを打ちやすいモデルです。
  • ヨネックス VCORE GAME
    100平方インチ・軽量寄りのスピン系モデル。しっかりとボールを引っかけて回転をかけたい人、上達してからスピン重視のラケットに育てていきたい人にぴったりです。
  • ヘッド SPEED MP 2024
    300gクラスで競技志向寄りですが、スイングできる体力があれば最初から選んでも長く使えるバランス型ラケット。スピードテニスらしいテンポの良いラリーを目指したい人向けです。

このあたりは、スクールで基礎からしっかり習うつもりの人や、部活・サークルでテニスを続けたい人にフィットしやすいモデル群です。
「少し重いかな?」と感じた場合は、同シリーズの“L”や“SL”など軽量版に目を向けてみると良いですよ。


さらにラクに飛ばしたい人向けのテニスラケット初心者おすすめモデル

「とにかくボールを簡単に飛ばしたい」「体力にあまり自信がない」という人には、オーバーサイズかつ軽量なラケットも選択肢になります。
シニア層や、久しぶりに運動をする人にも人気のゾーンです。

  • バボラ Boost Drive
    105平方インチのやや大きめフェイスと、約260gの軽量フレームが特徴。スイングが小さくてもボールがしっかり飛ぶので、ラケットを振る感覚に慣れたい人に向いています。
  • バボラ Boost Drive White
    上記と同じスペック帯で、デザイン違いのモデル。白ベースのカラーリングで、コートで映える見た目も魅力です。
  • ヨネックス EZONE 110
    110平方インチの大きなフェイスと、広いスイートスポットが売り。少ない力でもボールがよく伸び、ラリーを続けやすいモデルです。
  • ヨネックス EZONE 115
    さらに大きい115平方インチのフェイスで、とにかく当てやすさと楽さを重視したい人向け。肘や肩への負担を抑えたいプレーヤーにも好まれています。
  • ヘッド Ti.S6
    超軽量かつ115平方インチのオーバーサイズモデル。コンパクトなスイングでもしっかりボールが飛び、シニア層から根強い支持を集めている定番ラケットです。

これらのラケットは、「上達して球威を求めたくなったら、少し重め・小さめのモデルにステップアップする」という前提で選ぶとバランスが良くなります。
最初から無理をして重いラケットにするより、「今の自分が楽に振れるもの」を選ぶほうがフォームづくりにもプラスです。


体力とプレースタイル別・ラケットの選び方のコツ

ラケット選びは、スペックだけでなく自分の体力やプレースタイルのイメージともセットで考えると、選びやすくなります。

週1回のスクール・運動不足気味の社会人

  • 重量:270〜285g
  • フェイス:100〜105平方インチ
  • タイプ:オールラウンドモデル、軽量スピン系

このタイプは、無理にパワーを求めるより「楽に繰り返しスイングできるか」を重視したいところ。
前の章で挙げた軽量モデルの多くは、まさにこの層をイメージして作られています。

学生・20〜30代で体力に自信あり

  • 重量:285〜300g
  • フェイス:98〜100平方インチ
  • タイプ:黄金スペック〜やや攻撃的なモデル

軽めのラケットから入ってもいいですが、部活やサークルでしっかり打ち込む予定なら、最初から285〜295g前後のモデルを選んでしまってもOK。
ただし、いきなりプロ仕様のハードスペックに行くよりは、少し余裕のあるオールラウンド寄りのモデルからスタートするのがおすすめです。

シニア・ケガ明け・腕に不安がある人

  • 重量:250〜275g
  • フェイス:105〜115平方インチ
  • タイプ:オーバーサイズ・トップヘビー寄り

ここでは「とにかく無理をしないこと」が最優先です。
ボールが飛びすぎるのが心配な場合は、ガットのテンションを少し高めにする、スピンを意識して軌道を高くするなど、打ち方側で調整していけばOKです。


買う前にチェックしたいポイントと試打のすすめ

スペックとモデルの候補が絞れたら、できればショップやスクールで実際にラケットを握ってみましょう。

チェックしておきたいのは次のような点です。

  • 握ったときに、手首や前腕に余計な力が入っていないか
  • 軽くスイングしてみて、「先端が重すぎて振られる」感覚がないか
  • 構えたときにフェイスサイズが大きすぎて違和感がないか
  • 可能なら、数球だけでも打たせてもらい、腕への衝撃が強すぎないか

最近は、ショップやスクールで試打ラケットを貸してもらえることも多くなっています。
気になるモデルが複数ある場合は、1〜2回のレッスンで順番に使ってみて、打ったときの「しっくり感」を比べてみると良いですね。

なお、ラケットだけでなくガット(ストリング)の種類やテンションも打ち心地に大きく影響します。
最初はナイロンのオールラウンド系を選び、テンションはメーカー指定のやや低めから始めると、ボールがよく飛んで腕にも優しい傾向があります。
慣れてきたら、コーチやショップスタッフに相談しながら、少しずつ自分好みに調整していきましょう。


テニスラケット 初心者おすすめのまとめ

ここまで、テニスを始めたばかりの人に向けて、ラケットの基本スペックと具体的なモデル例を見てきました。
あらためてポイントを整理すると、

  • フェイスサイズは100〜110平方インチ前後
  • 重量は270〜290g前後を目安に、自分の体力に合わせて調整
  • バランスはややトップヘビー〜イーブン、フレーム厚は中厚〜やや厚め
  • グリップサイズは実際に握って「力みなくフィットする」太さを選ぶ
  • 迷ったら、各メーカーのオールラウンド系・軽量モデルから検討する

という流れになります。

具体的なモデルとしては、黄金スペック寄りのヨネックス EZONE 100ヨネックス EZONE 100Lヨネックス EZONE 100SLウィルソン ULTRA 100 V5ウィルソン ULTRA 100L V4.0バボラ Pure Driveヨネックス VCORE GAMEヘッド SPEED MP 2024といったモデル、さらにラクに飛ばしたい人向けにはバボラ Boost Driveバボラ Boost Drive Whiteヨネックス EZONE 110ヨネックス EZONE 115ヘッド Ti.S6といったモデルを参考にしてみると、イメージが湧きやすいはずです。

最終的には、「スペック表の数字」だけでなく、「握った感触」「打ったときの安心感」といった感覚的な部分もとても大切です。
気になるラケットがあれば、可能な範囲で試打をして、自分の体と相談しながら最初の1本を選んでみてください。
納得のいくテニスラケットに出会えれば、練習のモチベーションもぐっと上がって、上達のスピードも変わってきます。

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テニスラケット 初心者おすすめ|失敗しない選び方と人気モデル

テニスを始めたばかりのときって、「どのラケットを買えばいいか分からない」「ショップのスペック表を見ても意味が分からない」と迷いますよね。
しかもラケットは安い買い物ではないので、できれば最初から長く付き合える1本を選びたいところです。

この記事では、テニス歴がほぼゼロの人でも自分に合うラケットのイメージを持てるように、基本のスペックの読み方と、具体的なモデルの例をまとめていきます。
スクールで週1〜2回プレーする社会人や学生を想定しつつ、体力に不安がある人向けの軽量モデルも紹介していきます。


テニスラケット 初心者おすすめ|最初の1本はどう選ぶ?

最初の1本でいちばん大事なのは、「楽にボールが飛ぶかどうか」と「振りやすいかどうか」です。
かっこよさやプロ選手モデルに憧れて、いきなり重くて難しいラケットを選んでしまうと、

  • ボールが全然飛ばない
  • 肘や肩がすぐ痛くなる
  • スイングが苦しくてフォームが崩れる

といった理由でテニス自体が楽しくなくなってしまうこともあります。

そこで、まずは次の3つを押さえておきましょう。

  1. フェイスサイズ:100〜110平方インチ前後
  2. 重量:ストリング込みで270〜290g前後を目安
  3. バランス:ヘッド寄り〜イーブンで、「軽く振っても自然にラケットが走る」感覚

このあたりを外さなければ、よほど特殊なモデルでない限り、「とりあえず始める」には十分扱いやすい1本になります。


まずはここを押さえたい:スペックの基本

スペック表の見方をざっくり頭に入れておくと、ショップでラケットを選ぶときに迷いにくくなります。

フェイスサイズ(面の大きさ)

  • 数字が大きいほど、スイートスポットが広くミスに強い
  • 初心者は100〜110平方インチくらいが標準
  • 98インチ以下は中上級者向けで、コントロールは良いものの当てるのが難しめ

「当てるのが不安」「とりあえずラリーを続けたい」という人は、105インチ前後のやや大きめを選ぶと安心です。

重量(ラケットの重さ)

  • 軽い:250〜270g前後
  • 標準:280〜300g前後
  • 重い:300g以上

軽いほど振りやすいですが、相手の強いボールに押されやすい面もあります。
一般的な成人男性は280〜295gくらい、女性や力に自信がない人は270〜285gくらいから試すとバランスが取りやすいです。

バランス(重心位置)

  • トップヘビー:ヘッド側が重く、少ない力でボールが飛びやすい
  • トップライト:グリップ側が重く、操作性が高い
  • イーブン:その中間

初心者は、少しヘッド寄りかイーブンのモデルだと「自分で頑張って振らなくてもボールが飛ぶ」感覚を得やすいです。

フレーム厚

  • 厚いフレーム:ボールがよく飛ぶ、打感はやや硬め
  • 薄いフレーム:飛びは控えめだが、しなりやコントロールを感じやすい

初めての1本なら、24〜27mmくらいの「中厚〜やや厚め」が扱いやすいゾーンです。

グリップサイズ

日本ではG1〜G4が主流で、数字が大きいほど太くなります。
ざっくりとした目安は、

  • 手が小さめの女性:G1〜G2
  • 一般的な成人男性:G2〜G3

実際に握ってみて、握った手の薬指と手のひらの間に反対の手の人差し指1本がちょうど入るくらいの太さが理想とされています。
迷ったら細めを選び、オーバーグリップで微調整すると失敗しにくいです。


初心者が扱いやすいスペックの目安

ここまでの内容を踏まえて、初心者が選びやすいスペックの「目安」をまとめると、こんなイメージになります。

  • フェイスサイズ:100〜105平方インチ
  • 重量:270〜290g
  • バランス:ややトップヘビー〜イーブン
  • フレーム厚:24〜27mm
  • ストリングパターン:16×19など、やや粗め(ボールがつかまりやすい)

この条件に近いラケットは、メーカーを問わず「オールラウンド」「初・中級者向け」として売られていることが多いです。
次の章では、具体的なモデル例を挙げながらイメージをつかんでいきましょう。


黄金スペック系のテニスラケット初心者向けモデル

ここでは、先ほどの「黄金スペック」に近いモデルを中心に、初級〜中級まで長く使いやすいラケットをピックアップします。
いずれも代表的な例であり、「これだけが正解」という意味ではないことを前提にしてくださいね。

  • ヨネックス EZONE 100
    100平方インチ・300g前後の王道スペック。スイートスポットが広く、しっかり振ればパワーも出るので、学生や体力に自信のある人が「長く使える1本」として選びやすいモデルです。
  • ヨネックス EZONE 100L
    上の軽量版で、285g前後と扱いやすい重さ。軽さと安定感のバランスが良く、週1〜2回のプレーでも無理なく振り抜ける点が魅力です。
  • ヨネックス EZONE 100SL
    さらに軽い270gクラスのモデル。女性やジュニア、腕力に自信のない人でも、フルスイングしやすい設定になっています。
  • ウィルソン ULTRA 100 V5
    飛びの良さと安定感を両立したシリーズ。フレームはやや厚めで、しっかり掴んでから前に弾き出してくれるような打感が特徴です。
  • ウィルソン ULTRA 100L V4.0
    280g前後の軽量モデル。取り回しが良く、ダブルスでネットプレーが多い人や、腕への負担を軽くしたい人にも向いています。
  • バボラ Pure Drive
    パワーラケットの代表格とも言えるシリーズ。ボールをつかんでから一気に飛ばすような感覚で、現代テニスらしい高弾道のスピンボールを打ちやすいモデルです。
  • ヨネックス VCORE GAME
    100平方インチ・軽量寄りのスピン系モデル。しっかりとボールを引っかけて回転をかけたい人、上達してからスピン重視のラケットに育てていきたい人にぴったりです。
  • ヘッド SPEED MP 2024
    300gクラスで競技志向寄りですが、スイングできる体力があれば最初から選んでも長く使えるバランス型ラケット。スピードテニスらしいテンポの良いラリーを目指したい人向けです。

このあたりは、スクールで基礎からしっかり習うつもりの人や、部活・サークルでテニスを続けたい人にフィットしやすいモデル群です。
「少し重いかな?」と感じた場合は、同シリーズの“L”や“SL”など軽量版に目を向けてみると良いですよ。


さらにラクに飛ばしたい人向けのテニスラケット初心者おすすめモデル

「とにかくボールを簡単に飛ばしたい」「体力にあまり自信がない」という人には、オーバーサイズかつ軽量なラケットも選択肢になります。
シニア層や、久しぶりに運動をする人にも人気のゾーンです。

  • バボラ Boost Drive
    105平方インチのやや大きめフェイスと、約260gの軽量フレームが特徴。スイングが小さくてもボールがしっかり飛ぶので、ラケットを振る感覚に慣れたい人に向いています。
  • バボラ Boost Drive White
    上記と同じスペック帯で、デザイン違いのモデル。白ベースのカラーリングで、コートで映える見た目も魅力です。
  • ヨネックス EZONE 110
    110平方インチの大きなフェイスと、広いスイートスポットが売り。少ない力でもボールがよく伸び、ラリーを続けやすいモデルです。
  • ヨネックス EZONE 115
    さらに大きい115平方インチのフェイスで、とにかく当てやすさと楽さを重視したい人向け。肘や肩への負担を抑えたいプレーヤーにも好まれています。
  • ヘッド Ti.S6
    超軽量かつ115平方インチのオーバーサイズモデル。コンパクトなスイングでもしっかりボールが飛び、シニア層から根強い支持を集めている定番ラケットです。

これらのラケットは、「上達して球威を求めたくなったら、少し重め・小さめのモデルにステップアップする」という前提で選ぶとバランスが良くなります。
最初から無理をして重いラケットにするより、「今の自分が楽に振れるもの」を選ぶほうがフォームづくりにもプラスです。


体力とプレースタイル別・ラケットの選び方のコツ

ラケット選びは、スペックだけでなく自分の体力やプレースタイルのイメージともセットで考えると、選びやすくなります。

週1回のスクール・運動不足気味の社会人

  • 重量:270〜285g
  • フェイス:100〜105平方インチ
  • タイプ:オールラウンドモデル、軽量スピン系

このタイプは、無理にパワーを求めるより「楽に繰り返しスイングできるか」を重視したいところ。
前の章で挙げた軽量モデルの多くは、まさにこの層をイメージして作られています。

学生・20〜30代で体力に自信あり

  • 重量:285〜300g
  • フェイス:98〜100平方インチ
  • タイプ:黄金スペック〜やや攻撃的なモデル

軽めのラケットから入ってもいいですが、部活やサークルでしっかり打ち込む予定なら、最初から285〜295g前後のモデルを選んでしまってもOK。
ただし、いきなりプロ仕様のハードスペックに行くよりは、少し余裕のあるオールラウンド寄りのモデルからスタートするのがおすすめです。

シニア・ケガ明け・腕に不安がある人

  • 重量:250〜275g
  • フェイス:105〜115平方インチ
  • タイプ:オーバーサイズ・トップヘビー寄り

ここでは「とにかく無理をしないこと」が最優先です。
ボールが飛びすぎるのが心配な場合は、ガットのテンションを少し高めにする、スピンを意識して軌道を高くするなど、打ち方側で調整していけばOKです。


買う前にチェックしたいポイントと試打のすすめ

スペックとモデルの候補が絞れたら、できればショップやスクールで実際にラケットを握ってみましょう。

チェックしておきたいのは次のような点です。

  • 握ったときに、手首や前腕に余計な力が入っていないか
  • 軽くスイングしてみて、「先端が重すぎて振られる」感覚がないか
  • 構えたときにフェイスサイズが大きすぎて違和感がないか
  • 可能なら、数球だけでも打たせてもらい、腕への衝撃が強すぎないか

最近は、ショップやスクールで試打ラケットを貸してもらえることも多くなっています。
気になるモデルが複数ある場合は、1〜2回のレッスンで順番に使ってみて、打ったときの「しっくり感」を比べてみると良いですね。

なお、ラケットだけでなくガット(ストリング)の種類やテンションも打ち心地に大きく影響します。
最初はナイロンのオールラウンド系を選び、テンションはメーカー指定のやや低めから始めると、ボールがよく飛んで腕にも優しい傾向があります。
慣れてきたら、コーチやショップスタッフに相談しながら、少しずつ自分好みに調整していきましょう。


テニスラケット 初心者おすすめのまとめ

ここまで、テニスを始めたばかりの人に向けて、ラケットの基本スペックと具体的なモデル例を見てきました。
あらためてポイントを整理すると、

  • フェイスサイズは100〜110平方インチ前後
  • 重量は270〜290g前後を目安に、自分の体力に合わせて調整
  • バランスはややトップヘビー〜イーブン、フレーム厚は中厚〜やや厚め
  • グリップサイズは実際に握って「力みなくフィットする」太さを選ぶ
  • 迷ったら、各メーカーのオールラウンド系・軽量モデルから検討する

という流れになります。

具体的なモデルとしては、黄金スペック寄りのヨネックス EZONE 100ヨネックス EZONE 100Lヨネックス EZONE 100SLウィルソン ULTRA 100 V5ウィルソン ULTRA 100L V4.0バボラ Pure Driveヨネックス VCORE GAMEヘッド SPEED MP 2024といったモデル、さらにラクに飛ばしたい人向けにはバボラ Boost Driveバボラ Boost Drive Whiteヨネックス EZONE 110ヨネックス EZONE 115ヘッド Ti.S6といったモデルを参考にしてみると、イメージが湧きやすいはずです。

最終的には、「スペック表の数字」だけでなく、「握った感触」「打ったときの安心感」といった感覚的な部分もとても大切です。
気になるラケットがあれば、可能な範囲で試打をして、自分の体と相談しながら最初の1本を選んでみてください。
納得のいくテニスラケットに出会えれば、練習のモチベーションもぐっと上がって、上達のスピードも変わってきます。

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