坂に入ったのに勾配が0%のまま。しばらくしてから「8%」とか出てきて、もう登り終わりかけてる。最初これを食らったのは、Garmin Edge 840を買った直後だった。
正直「壊れてる?」って疑ったけど、何回か山に持ち出して分かった。Garminのグレードは“いま踏んでる路面の角度”を直接測ってる感じじゃない。高度の変化と進んだ距離から、あと追いで「勾配っぽい数値」を作って表示してる。だから、遅れる。ぶれる。そういう仕様っぽさがある。
まず結論:グレードは「参考値」、だけど調整でかなりマシになる
自分の体感で言うと、放置すると「遅れて出る+数字がガタガタ」になりやすい。逆に、スタート前のひと手間とルートの作り方で、表示の納得感はかなり上がった。
同じ坂でも、Garmin Edge 530よりGarmin Edge 1040のほうが気持ち“落ち着いて見える”日が多かった(体感)。ただ、根本的に「遅れゼロ」にはならない。
自分がハマった「ズレる日」の共通点
いちばん多いのは、標高がズレてる日。
出発地点が河川敷なのに、なぜか標高がやたら高く表示されてる。こういう日はグレードも信用しないほうがいい。自分はこの状態でGarmin Edge Explore 2を使ったことがあって、勾配が平地でも±3%みたいな挙動になった。メンタルが削れる。
あと、短いアップダウンが連続する道。勾配表示が追いつかず、「さっきの坂の数字を今見てる」みたいになる。特に、街中の陸橋とかで起きやすかった。
ここはもう“グレードの限界ゾーン”だと思って割り切ってる。
直し方その1:スタート前の「標高の整え」で体感が変わる
自分が一番効いたのは、スタート地点で標高をちゃんと合わせること。山の麓のコンビニで出発する日ほど、やっておくと後半ラク。
これをちゃんとやるようになって、Garmin Edge 840の勾配が「0%固定で沈黙」みたいな場面が減った。
ウォッチでも同じ。ランで試したのはGarmin Forerunner 965とGarmin Forerunner 955。坂の入りで“ワンテンポ遅い”のは変わらないけど、標高が整ってる日は数値が変に暴れにくい。ここが地味に嬉しい。
直し方その2:ルートあり/なしで「見え方」が別物になる
クライム中に“登りの残り距離”とか“平均勾配っぽいもの”を見たいとき、自分はルートを入れる。体感で一番わかりやすかったのは、Garmin Edge 1050やGarmin Edge 1040 Solarみたいな上位機で、ルート前提の登り表示が役に立つ場面が多かったこと。
逆に、ルートが雑だと地獄。登りが途中で切れたり、平均勾配が体感と合わなかったりする。そういう日は「数字を見るほど疲れる」ので、もう心拍と呼吸だけ見て登る。
ルート表示を重視するなら、地図の扱いが強い機種が合うと思う。自転車ならGarmin Edge 1030 Plusとかも含めて候補に入る。
直し方その3:センサーで“距離の確かさ”を上げると勾配が落ち着く
勾配って「高さ÷距離」みたいな計算になる。距離がフワつくと、勾配もフワつく。
自分は雨の日や林道でGPSが乱れると、グレードがガタつきやすかった。そこで試したのがGarmin スピードセンサー 2。これを入れてから、短い登り返しでの数値の暴れが少し減った気がする。劇的ではないけど、「イラつきが減る」方向。
ついでに脚回しのリズムを見るならGarmin ケイデンスセンサー 2もセットで使うと、勾配が信用できない局面でも「ケイデンス維持」みたいな別の軸で走れる。
そもそも「勾配表示」が好きじゃない人向けの逃げ道
自分は勾配に振り回される日があるので、たまに別の指標に逃げる。
ガチめに踏む日はパワーで割り切る。Garmin Rally 110かGarmin Rally 210みたいなパワーメーターを入れると、「今10%なのに楽すぎ/キツすぎ」みたいな勘違いが減る。勾配がどう出ようが、パワーはパワーなので精神が安定する。
室内で勾配ストレスから解放されたいときは、スマートトレーナーもアリ。自分はGarmin Tacx NEO 2Tを使った日は、外のグレード表示でモヤモヤしてたのがバカらしくなる。負荷が素直で、話が早い。
実際どれを買えばいい?グレードを気にする人の選び方(体感)
「勾配表示をちゃんと見たい」なら、まずは上位Edgeがラク。自分の納得度が高かったのは、Garmin Edge 840とGarmin Edge 1040あたり。
「迷わず走れればいい」なら、Garmin Edge 540でも十分な日が多い。
コンパクトにいきたいならGarmin Edge 130 Plusも候補だけど、画面の情報量は割り切りになる。
ウォッチで坂を追いたい人は、山も走るならGarmin fenix 7やGarmin epix Gen 2みたいな方向が相性いいと思う。軽さとラン寄りならGarmin Forerunner 965が扱いやすかった。
タフさ優先ならGarmin Instinct 2やGarmin Enduro 2もアリ。ただし、勾配の“気持ちよさ”より「壊れない」方向の満足が強い。
最後に:グレードは“使いどころ”を決めると味方になる
自分の結論はこれ。勾配は、ずっと見続けると疲れる。
「長い登りの序盤でペースを作る」とか「今日はこの坂が何%か知りたい」みたいな、スポット用途がちょうどいい。あとは標高を整えて、距離の安定を上げて、数字に振り回されない。
それでも気になるなら、潔くパワーに逃げるのが一番気持ちいい日もある。

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