Garminの「Zones」って、結局は“今の強度を数字で区切って、迷わず走るための線引き”だ。ここがズレると、同じペースで走ってるのに「今日は追い込みすぎ」扱いになったり、逆に「全然負荷が足りない」判定を食らったりする。自分はこれで一回ハマった。ゾーン2ジョグのつもりが、ほぼゾーン3でログが真っ赤。気分だけは軽いのに、トレーニング効果が毎回“高強度寄り”に寄っていく。あれ、地味にストレスが溜まる。
まず断言しておくと、Garminのゾーンは「本体が悪い」というより“設定の基準”と“計測のクセ”が原因でズレやすい。理由はシンプルで、心拍ゾーンの作り方が何パターンもあって、しかも手首計測が環境に左右されるから。補足すると、ランと自転車で強度の感じ方が違うのに、ゾーンだけ一律だと破綇しやすい。ここを一個ずつ整えると、Zonesはちゃんと使える道具に戻る。
自分の結論はこうだった。「ゾーンを直す」より先に「ゾーンが暴れない計測」に寄せる。そこで最初に買い足したのが胸ストで、具体的にはGarmin HRM-Pro Plus。手首だと冬のスタート直後に心拍が変に跳ねたり、インターバルで追従が遅れて“遅刻した心拍”が後からドンと出ることがあったけど、胸ストにしたら波形が明らかに素直になった。走ってる最中の「今ゾーン2なのか3なのか」が体感に近づく。ここが整うと、設定の微調整が初めて意味を持つ。
胸ストは予算で選んでもいい。自分の周りで安定してる人が多いのはGarmin HRM-Dualみたいな定番。逆に、プール寄りならGarmin HRM-Swimを使ってる人もいる。トライアスロン系の話題ならGarmin HRM-Triが出てくるし、ランダイナミクス絡みで語られがちなのがGarmin HRM-Run。最近はフィット感重視でGarmin HRM-Fitを選ぶ人もいる。どれが正解というより「手首の不安定さがストレスなら胸ストが近道」ってだけ。
次にゾーン設定の話。ここは一般論だけだと役に立たないので、自分が詰まったポイントをそのまま書く。自分は最初、最大心拍の%でゾーンが切られていて、しかも最大心拍が実態より低めに入っていた。だからちょっと上げるだけで、ゾーンが一段上がる。これでゾーン2ジョグが成立しない。対策は“基準”を見直すこと。最大心拍%のままだとハマる人がいるので、心拍予備能(HRR)基準に寄せると納得しやすい日が多かった。体感の「楽に回るゾーン」と数字が寄ってくる。ここが揃うと、ジョグの日に余計な罪悪感が消える。
そしてもう一個、ややこしい落とし穴がある。閾値(LT)を自動更新する設定にしていると、ある日ゾーンが微妙に変わって「昨日までゾーン2だったのに、今日はゾーン3」みたいなことが起きる。自分はこれを“勝手に壊れた”と勘違いした。実際は、閾値が更新されて、その基準でゾーンが引き直されただけだった。便利ではあるけど、変化に気づいてないと混乱する。固定したい人は固定運用、変化を追いたい人は自動運用。ここを自分の性格に合わせると、ゾーンとの付き合いがラクになる。
ゾーンを「見ながら走る」なら、本体側の表示も大事になる。自分は時計だけで完結させる日もあるけど、ロードやロングではサイコンのほうが把握しやすい。具体的にはGarmin Edge 840みたいな画面が見やすい機種だと、心拍・パワー・ケイデンスが同時に追える。大きい画面が好きならGarmin Edge 1040が候補。時計派ならGarmin Forerunner 265やGarmin Forerunner 965のようなラン寄りモデルは、ゾーン運用との相性がいい。アウトドアも混ぜるならGarmin fenix 7、普段使いと両立ならGarmin Venu 3に流れる人も多い。
自転車の「パワーゾーン」は、心拍ゾーンよりさらに現実的で、ハマると気持ちいい。理由はパワーが“出力そのもの”だから。補足すると、心拍は暑さや寝不足で簡単にブレるけど、パワーは言い訳しにくい。そこで出てくるのがパワーメーターで、ペダル型ならGarmin Rally RS200、クリート規格で選ぶならGarmin Rally RK200、MTB寄りならGarmin Rally XC200。自分はパワーゾーンを入れてから、ロングの配分が一気に安定した。登りで調子に乗って踏みすぎる癖が、数字で丸裸になる。
屋内トレーニングもゾーンの沼になりやすい。ローラーで心拍が上がりにくい日と、逆に異常に上がる日があって、最初は「ゾーン設定がおかしいのか?」と疑った。でも原因は室温と扇風機不足だった。室内は熱が逃げない。そこを整えつつ、スマートトレーナー側で強度を固定すると、ゾーンが学習しやすい。機材としてはGarmin Tacx NEO 2TやGarmin Tacx FLUX Sみたいな定番が話題に上がる。ここは好みと予算でいいけど、どれにしても“冷却”だけはケチらないほうがいい。自分はそれで心拍が素直になった。
最後に、ゾーン運用を地味に支える小物。自転車なら速度とケイデンスが揃うとログが気持ちよく整うので、Garmin スピードセンサー 2とGarmin ケイデンスセンサー 2は出番が多い。これがあると「今日はケイデンス低すぎて心拍だけ上がった」みたいな原因が後から見える。ゾーンって、走ってる最中だけじゃなく、振り返りで効いてくるんだよね。
まとめると、GarminのZonesで迷う人の多くは「設定」より「計測」でつまずいてる。まずは胸ストで心拍を安定させる。次に、ゾーンの基準を自分の体感に寄せる。補足として、パワーゾーンを入れると自転車は別次元でラクになる。自分はこの順番でやって、ゾーン2ジョグがやっと“ジョグの顔”を取り戻した。数字に振り回される側から、数字を使う側に回れた感じがある。

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