Zwiftを始めたとき、最初に詰まったのが「Garminって、何をどこまでやる役なの?」ってところだった。ぼくは最初、時計だけで全部やろうとして、ログが二重になったり、心拍が途切れたり、接続が見つからなかったりで、地味に心が折れかけた。結論から言うと、Garmin×Zwiftは“二つの目的”を分けると一気にラクになる。
ひとつ目は「Zwiftにセンサーとしてデータを渡す」。もうひとつは「ZwiftのログをGarmin Connectに集める(同期する)」。ここをごちゃ混ぜにすると、だいたい沼る。ぼくはここを整理してから、室内トレでもストレスが減った。
まず「センサーとして渡す」側。ランのときは時計のVirtual Runが主役になりやすい。バイクのときは、時計は心拍担当にして、パワーやケイデンスはトレーナー側に任せたほうが安定しがちだった。
ぼくがいちばん最初に試したのは、Garmin Forerunner 265でZwiftに突っ込むやり方。最初は「これで全部いけるでしょ」と思ったけど、バイクだと時計が持ってるのは基本“心拍”で、パワーやケイデンスを正しく出すのは別機材のほうが向いてる。そこで心拍は時計、パワーはトレーナー、って役割分担に変えたら急に平和になった。
ラン側で助かったのが、Zwift RunPodと時計の組み合わせ。トレッドミルで「ペースが変」「ケイデンスが飛ぶ」みたいな揺れが気になる日があって、そこでセンサーを一つ増やすと落ち着いた。足元系で精度に寄せたいなら、Stryd Footpodみたいな方向もありだと思う。トレッドミル側の速度拾いを強くしたいなら、Runn センサー トレッドミルみたいな“機械に付ける系”も視野に入る。
次にバイク側。ここはぼくの体感だと「心拍は専用ベルトが一番ラク」。時計の心拍ブロードキャストでも行けるんだけど、環境次第で途切れることがある。ぼくは最終的に、Garmin HRM-Pro Plusか、軽めならGarmin HRM-Dualに寄せた。Garmin以外でも、Polar H10とかWahoo TICKRは定番だし、手元にあるなら普通に戦える。
そして肝は「何で繋ぐか」。PCでZwiftを動かすなら、ANT+かBluetoothのどちらか(あるいは混在)になるけど、ここで混線すると途切れやすい。ぼくは一時期、Bluetoothが混み合って接続が不安定になって、泣きながらANT+ USB ドングルに逃げた。これが地味に効いた。逆にBluetoothを強化したいなら、Bluetooth USBアダプタをちゃんとしたやつにするのも手で、ぼくの周りだとASUS USB-BT500、TP-Link UB400、Avantree DG45あたりは名前がよく出てた。
バイクの主役になるスマートトレーナーは、ぼくは最初Wahoo KICKR COREを借りて使ったのが転機だった。ERGも勾配も素直で、Zwiftの体験が一気に“ゲーム”になる。上位でガチっと行くならWahoo KICKR、Garmin系で揃えるならTacx NEO 2Tが候補になる。手頃寄りで考えるならTacx FLUX SやTacx FLOW、他社ならElite SuitoやSaris H3も普通に選択肢に入る。
もしスマートトレーナー無しで“センサーでなんとかする”なら、速度やケイデンスを別で用意する必要が出る。そこで出番なのがGarmin スピードセンサー 2とGarmin ケイデンスセンサー 2。Wahoo派ならWahoo RPM SpeedとWahoo RPM Cadenceも定番。ただ、ここは正直、ぼくは「素直にスマートトレーナーに寄せたほうが早い」と感じた。センサー寄せはハマる時はとことんハマる。
次は「ZwiftのログをGarmin Connectに集める(同期)」の話。これも最初にやらかした。Zwiftで走ってるのに、同時に時計でもアクティビティ開始しちゃって、同じ運動が2本保存される。するとトレーニング負荷も週合計も変な見え方をする。これ、地味に気持ち悪い。
ぼくの落としどころはこうだった。
- バイクは「Zwiftで記録を一本化」。時計は心拍表示か、使っても“記録しない”
- ランは「Virtual RunでZwiftに渡す」けど、保存はどっちかに寄せる(後で消す方を決める)
ここを決めると、スッキリする。たとえば時計側をメインにしたいなら、Garmin Forerunner 965みたいなトレーニング指標が強いモデルを使ってる人ほど、二重記録は避けたい。逆にZwift側に寄せるなら、同期でGarmin Connectに集まるようにして、時計のログは作らない運用がラクだった。
機種の話も少し。Zwift連携で“やりやすさ”が変わるのは実際ある。軽快に回したいならGarmin Forerunner 165でも十分だし、レース寄りならGarmin Forerunner 255やGarmin Forerunner 955の安心感はある。屋内外をまたいで遊ぶなら、タフ系のGarmin Instinct 2X Dual Powerや、ロング向けのGarmin Enduro 3みたいな方向もあり。日常使いと両立するならGarmin Venu 3、欲張るならGarmin Epix Pro、全部盛り方向ならGarmin fenix 8も候補になる。
最後に、ぼくが「これは早く知りたかった」と思ったトラブル即チェックを置いておく。理屈より先に、ここを潰すとだいたい戻ってくる。
- Zwift側のペアリング画面で“同じ種類のセンサー”が複数見えてないか
- Bluetoothで繋ぎすぎてないか(迷ったらANT+ USB ドングルに逃げる)
- 心拍が不安定ならベルトに寄せる(Garmin HRM-Pro PlusやPolar H10がわかりやすい)
- 二重記録になってないか(保存は片方に寄せる)
- どうしてもダメなら、ペアリングを全部消して“1個ずつ追加”で復旧する(地味だけど効く)
Zwiftって、走り出すまでの準備で疲れる瞬間がある。でも、Garminを「センサー担当」「ログ担当」で分けて考えると、途端に整理できる。ぼくは今、バイクはWahoo KICKR CORE+心拍はGarmin HRM-Dual、ランは状況でZwift RunPodか足元系、って運用に落ち着いた。悩みがゼロになるわけじゃないけど、少なくとも“沼の底”には戻らなくなった。

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