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結論から言うと、軽いマルチスポーツ機が欲しいならまだ戦える。ただし中古は「当たり外れ」がはっきりしていて、買う前に見る場所を間違えると一気に地獄になる。
自分が中古で引いた個体は、見た目は綺麗なのに電池がやけに落ちるタイプだった。最初は「古いから仕方ない」で片付けそうになったけど、やったことは単純で、設定と接点とケーブルの三点検査だけで体感が変わった。ここを最初から知ってたら、余計な遠回りが減る。
まず前提として、この機種を買う人の目的はだいたい二つ。トライアスロン寄りでセンサーを繋いでログを取りたいか、ラン中心で軽いGPS時計が欲しいか。前者なら心拍ベルトまで含めて一式で考えたほうがいい。後から揃えると「結局いくら?」になりやすい。
買う前チェックは、液晶やボタンより先に“充電まわり”を見る。ここが弱い個体は、いくら本体が綺麗でもストレスが積み上がる。充電端子が黒ずんでいたり、汗っぽい結晶が噛んでいる感じがあったら要注意。清掃で改善することもあるけど、相手は中古なので期待しすぎない。
もし買った後に「充電が不安定」なら、最初に疑うのはケーブル。純正か互換かで当たり外れがあるし、クリップの噛み合わせが甘いだけで充電が途切れて再起動っぽく見えることがある。ここで無限に悩むより、まずはケーブルを変えてみるのが早い。
・Garmin 735XT 充電ケーブル
・Garmin Forerunner 735XT 充電クリップ
端子清掃はやり方が雑だと逆に悪化するので、弱めの道具で短時間がコツ。私は無水エタノールを少量、綿棒(電子機器用)で軽く撫でて終わりにした。強くこすらない。改善が弱いときだけ、最終手段で接点復活剤をほんの少し、が自分の順番だった。
次に「電池が減る」問題。バッテリー劣化は当然あるんだけど、設定で無駄に燃やしているパターンも多い。体感で効いたのはこの順。
- バックライト時間を短くする(意外とここで落ち着く)
- 使わないときのBluetoothを切る(通知いらない日にやる)
- GPSの設定を見直す(毎回フルに盛らない)
この三つをやったら「半日で死ぬ」みたいな絶望は減った。逆に、ここを触っても改善しないなら個体の劣化が濃い。
そして地味に刺さるのが保護系。画面に傷が増えるとテンションが落ちて触らなくなる。中古を買った瞬間に貼っておくと気が楽。
・Garmin 735XT 保護フィルム
・Forerunner 735XT 液晶保護ガラス
・Garmin 735XT 保護ケース
「ベルトが切れた/ネジが外れない」は、この世代あるある寄り。ベルトは互換で十分なことが多いけど、ネジが固着している個体がある。ここで力任せにやると詰むので、工具だけはケチらないほうがいい。
・Garmin 735XT 交換ベルト
・Forerunner 735XT 互換ベルト
・精密ドライバーセット(時計用)
・トルクスドライバー T6
・(緩みが怖い人向け)ネジロック剤(中強度)
「スマホと繋がらない」は、気持ちが一番削られるやつ。ここも順番が大事で、あちこち触る前に“ペアリング情報を一回ちゃんと掃除する”が効く。スマホ側のBluetoothから一度削除して、時計側もペアリングを消して、再登録。これで復活することがある。ダメなら再起動、さらにダメなら初期化。初期化は痛いけど、泥沼で時間を溶かすよりスパッと終わる。
トライアスロン用途で満足度を上げるなら、心拍ベルトを前提にしたほうがこの機種は楽しい。手首心拍だけに寄せると、汗や寒さでムラが出る瞬間があって「結局ログが信用できない」に繋がりやすい。
・Garmin HRM-Run
・Garmin HRM-Tri
・Garmin HRM-Swim
・(普段用で十分なら)Garmin HRM-Dual
・(交換用に)CR2032(心拍ベルト電池)
PC連携や取り込みで詰まる人は、ANT+周りも持っておくと逃げ道が増える。Bluetoothが機嫌悪い日に「今日はこっちで吸い上げるか」ができる。
・Garmin USB ANT Stick
・ANT+ USBドングル
ここまでやってもモヤモヤが消えないなら、正直「今の自分に必要な機能」を見直したほうが早い。例えば地図ナビや長時間バッテリーが欲しくなっているなら、この世代を延命するより買い替えたほうが幸せになる。
・現行のバランス型ならGarmin Forerunner 265やGarmin Forerunner 255
・最低限で軽くいくならGarmin Forerunner 55やGarmin Forerunner 165
・がっつり練習ならGarmin Forerunner 955やGarmin Forerunner 965
・アウトドア強めに寄せるならGarmin fenix 7やGarmin Instinct 2X Dual Power
・同世代の上位寄り中古も見るならGarmin Forerunner 935やGarmin Forerunner 945も候補に入る
最後にもう一回だけ断言する。軽さとマルチスポーツの気持ちよさは、この機種いまだにある。だからこそ、中古で買うなら「充電ケーブル」「端子清掃」「省電力設定」「ベルトネジ」の四つを最初に潰して、使える状態まで一気に持っていくのが一番いい。そこを越えると、急に“相棒”っぽくなる。

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