40代になってから本気でテニスを再開したオッサンとして、ここ数年ずっとラケット沼にはまっています。
ショップで振ってみたり、仲間のラケットを借りては「お、これ意外といいじゃん」とか言いながら週末を溶かしているタイプです。
この記事は、そんな素人オジサンの主観100%で書いた「テニスラケット 40代男性」の話。
専門家レビューじゃないけど、逆に同じ立場の人にはリアルに刺さるかもしれません。
40代、まずは「無難な黄金スペック」から
結論からいうと、40代の体力でいきなり変態スペックに行くより、
100平方インチ/300g前後の“黄金スペック” を1本持っておくと安心です。
その代表格が、いわゆる飛び系オールラウンダーの
バボラ ピュアドライブ 2025。
正直言うと、若い頃は「ピュアドラ使ってる人=パワーに甘えてる」みたいな変な偏見があったんですが、
40代になって初めてちゃんと打ってみたら、「あ、これラクだわ…」と素直に白旗。
ミスヒットしてもそこそこ飛んでくれるし、週1テニス勢にはかなりありがたいです。
同じ黄金スペックでも、もう少し素直な打感が欲しいなら
ヘッド スピード MP 2024。
スピンもフラットもそこそこ対応してくれて、「とりあえずこれ持っておけば何でもできる」感。
試合で相手やペアが変わっても、ラケットのせいにしづらい万能タイプです。
「打感気持ちいい系」が好きならヨネックス勢
日本人として一度は試したくなるのがヨネックス。
個人的に40代男性にちょうどいいなと思ったのが
ヨネックス イーゾーン 100 2025。
ボールを包み込む感じがあって、フラットドライブで深く押し込むのがめちゃ気持ちいい。
ピュアドラほどカンカン飛びすぎないので、「飛びは欲しいけどアウトは怖い」という中年のわがままにちょうどハマります。
もう少しスピンをかけてグリグリ振り回したい人には
ヨネックス ブイコア 100 2023。
振れる人ならスピンでグッと落ちてくれるので、クロスにえぐいボールを打ち込みたいダブルス大好きおじさんには楽しい一本。
ただし、仕事で残業続き→週末いきなり試合、みたいなときに全力で振ると、月曜の肩が死にます。
「いやいや、300gはもうきついよ…」という人には、少し軽量の
ヨネックス イーゾーン 100L 2024。
軽いのにそこそこ安定してくれるので、スクール初中級くらいの40代にはすごく扱いやすいと思います。
スピンでごりごり攻めたい人向け
若い頃からスピン大好きで、今もトップスピン命なら
バボラ ピュアアエロ 2022。
正直、完全な初心者にはちょっとクセ強めですが、
中級くらいでちゃんとスイングできる人が使うと「まだ俺、こんなボール打てるのか…」とテンションが上がります。
肩と肘と相談しながら、テンションを少し下げ目に張るのが個人的おすすめ。
「薄ラケ」デビューしてみたい40代へ
ラケット沼の終盤に待っているのが、いわゆる薄ラケ・コントロール系。
打てるとものすごく気持ちいいけど、体力がないとただの罰ゲームにもなるジャンルです。
まず入り口としてちょうどいいと感じたのが
ヘッド グラビティ MP 2025。
フェイスは大きめなのに、打感は比較的マイルドで、守備範囲もそこそこ広い。
「薄ラケこわい…」と思っている人がトライするにはかなり優しい部類だと思います。
もう少しハードでもいいから、しっかり振って狙い撃ちしたい人には
ウィルソン ブレード 98 16×19 V9.0。
これは完全に「頑張る40代」向け。
ストロークをしっかり振り切れると、線の細いドライブがスーッと伸びていって、打っていて一番気持ちいいのはこういうラケットかも、と思わされます。
プリンス派なら
プリンス ファントム 100 2024
や
プリンス ファントム グラファイト 97 300g 2025。
どちらも柔らかめで、ボールをつかんでから放す感覚が強め。
「若い頃はプリンス一筋だったんだよね」という方が思い出補正込みで再デビューするのにもぴったりです。
肘・肩が不安な人向け「やさしい系」
40代になると、いちばんシビアなのは実は技術よりもカラダ。
テニスエルボー持ちとしては「とにかく振動が少ないラケット」を探す旅が続いています。
その中で、「あ、これ楽だな」と感じたアームフレンドリー代表が
ウィルソン クラッシュ 100 V2.0。
打感がむちゃくちゃマイルドで、多少芯を外しても肘にドスンと来ない。
ボレーもラクなので、ダブルス中心の人にはかなりアリです。
そして、肘に優しいラケットとして名前がよく挙がる
プロケネックス ブラックエース 300。
これは正直マニアックですが、「とにかく肘が限界で…」という人は一度試してみる価値あり。
打感はしっかりめなのに、変なビリビリが少ない不思議なラケットです。
とりあえず1本選ぶなら?
もしテニス歴リスタート組の40代男性が「1本だけ選ぶならどれ?」と聞いてきたら、
今のところ自分なら
- 万能さ重視 → ヘッド スピード MP 2024
- 打感の気持ちよさ重視 → ヨネックス イーゾーン 100 2025
- 肘の安心感重視 → ウィルソン クラッシュ 100 V2.0
あたりをまず推すと思います。
もちろん、最終的には「その日いちばんテンション上がる1本」を選ぶのがいちばん。
仕事や家事でバタバタしながらも、コートに立った瞬間にニヤッとしてしまうような相棒を、
のんびり試打しながら探してみてください。
40代のテニスは、若い頃よりちょっと体は重いかもしれないけれど、
ラケット次第でまだまだ進化できる――そんな気がしています。

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