最近どうしても「テニスラケット 85インチ」が気になってしまって、物欲と好奇心のままに情報をかき集めています。
今の主流は98〜100インチだし、ショップの店員さんに聞いても「85はかなりマニアックですよ」と苦笑いされるんですが、そこがまた良いんですよね。
ここでは、完全に趣味目線で「テニスラケット 85インチ」について語りつつ、気になって調べまくった代表モデルも並べておきます。
僕の中での「85インチ」のイメージ
85インチって、打つ前からちょっと緊張するサイズです。
ガット面が小さい分、ミスヒットしたら「ごまかし」が効かない。その代わり、ど真ん中を食ったときのあのカチッとした感触は、100インチではなかなか味わえないんじゃないか…と勝手に妄想してます。
そんなイメージを決定づけているのが、やっぱりウィルソンのプロスタッフ系。特に、
この3本は、85インチ界隈を語るうえでどうしても外せない存在です。
気になっている85インチ代表モデルたち
ここからは、僕がカタログやレビューを読み漁って「これは一度振ってみたい」と思ったラケットを、ほぼ自分のメモ代わりに並べていきます。
1. ピート・サンプラスに憧れるなら Wilson Pro Staff 6.0 85
言わずと知れた名作。
スペックを見るだけで「いや、これ本当に振れるのか?」とビビる重さと薄さ。でもその分、フルスイングしたときの球のノビはとんでもないらしいです。
正直、試合で使いこなせる自信はゼロなんですが、ラケット好きとしては一度は手にしてみたい1本。中古市場で「Wilson Pro Staff 6.0 85」を見つけるたびに、買うかどうかの葛藤が始まります。
2. クラシック感全開の Wilson Pro Staff Original 85
名前からしてもうズルい。
昔のグラフィックが好きな人にはたまらない1本で、「飾って眺める用」としても欲しくなるラケットです。
打った人の話を読む限りでは、「Wilson Pro Staff Original 85」は芯を食ったときの“ガツン”という重い手応えがクセになるタイプ。練習でこれを使っておいて、試合では100インチに持ち替えたら、ものすごく楽に感じられそう。
3. フェデラー風味の限定モデル Wilson Pro Staff RF 85
「RF」の文字だけでテンションが上がる人、僕以外にも多いと思います。
Wilson Pro Staff RF 85 は、完全にコレクター心をくすぐる1本。黒基調のデザインがシブくて、ラケットバッグから出すだけでニヤニヤできそうです。
性能的にはやっぱりガチ上級者向け。レビューを読むと「スイートスポットは狭いけど、そこを射抜いたときの伸びがエグい」といった声が多くて、ますます気になってしまいます。
4. ちょっと近代寄り? Wilson Hyper Pro Staff 85
クラシックなプロスタッフに、ハイパーカーボンの要素が入ったのが Wilson Hyper Pro Staff 85。
完全な昔のラケットよりは、少しだけ現代寄りの打ち味になっていると言われていて、「いきなりオリジナルは怖いけど、85インチの世界は覗いてみたい」という人にはちょうどいい入口かもしれません。
85インチの割に「意外と飛ぶ」という感想もあって、個人的には一番現実的な候補。
5. 玄人好みの Wilson Pro Staff Classic 85
「Classic」の名にふさわしく、渋いファンが多いのが Wilson Pro Staff Classic 85。
ネット上のインプレを読み漁っていると、「しなり感が絶妙」「ボレーの乗りが最高」といったコメントが目立ちます。
今のラケットのカッチリした打感に飽きてしまった人が、「Wilson Pro Staff Classic 85 に戻ってきた」という話を読むと、もうそれだけでロマンを感じます。
6. 名前からしてツアーっぽい Wilson Pro Staff Tour DB Midsize 85
ちょっとマニアックですが、「DB」という言葉に惹かれてしまうのが Wilson Pro Staff Tour DB Midsize 85。
ダンプニング機構入りで振動を抑えてくれるモデルらしく、「手首への優しさ」という点では、他の85インチより扱いやすいのかも。
中古の在庫が少なめなので、Wilson Pro Staff Tour DB Midsize 85 を見つけたら、かなり本気で悩みそうです。
現代ラケット(100インチ)とのギャップ
普段は100インチに近いラケットを使っているので、スペック表だけ見てもギャップは相当です。
それでも「テニスラケット 85インチ」に惹かれてしまうのは、
- スイートスポットを外したらちゃんと怒られる感じ
- 自分のフォームの粗さが全部バレる怖さ
- でも、ど真ん中を打てたときにだけご褒美みたいなボールが飛んでいく快感
このあたりの“尖った性格”が、どうにも忘れられないからです。
85インチは誰向けだと思うか(完全に主観)
僕の感覚だと、「テニスラケット 85インチ」を本気で試してみていいのはこんな人たちかなと。
- ある程度フォームが固まっていて、フルスイングが怖くない中〜上級者
- スピンでグリグリというより、フラット〜ドライブで厚く当てたい人
- ラケットを“道具”というより“相棒”として愛でたいタイプ
- 練習のときにあえて難しいラケットを使って、ミート率を上げたいストイック勢
逆に、始めたての友だちから「どのラケットがいい?」と聞かれたら、間違っても Wilson Pro Staff 6.0 85 とか Wilson Pro Staff RF 85 を勧めることはないです。
最初は素直に100インチ前後から入って、そこから物足りなくなってきたら、85インチの沼を覗いてみる…くらいがちょうどいい気がします。
まとめ:85インチは“ご褒美ラケット”だと思う
いろいろ調べたり、試打させてもらったりして感じたのは、85インチって「勝ちにいくための現実的な選択」というより、テニスを長く続けてきた人への“ご褒美ラケット”なんじゃないかということです。
- クラシックな Wilson Pro Staff 6.0 85
- 伝説級の Wilson Pro Staff Original 85
- コレクション欲を刺激する Wilson Pro Staff RF 85
- 少し現代的な Wilson Hyper Pro Staff 85
- 玄人好みの Wilson Pro Staff Classic 85
- レア度高めの Wilson Pro Staff Tour DB Midsize 85
どれもスペックだけ見ると「やりすぎでしょ」と突っ込みたくなるんですが、その“やりすぎ”に惹かれてしまうのがラケット好きの性かもしれません。
僕もそのうち、どれか1本の「テニスラケット 85インチ」をポチってしまいそうな気しかしません。

コメント