最近、「テニスラケット 315g」で検索してあれこれ調べている人、多いですよね。
自分もそのひとりで、300g前後のラケットから315gクラスに手を出してみたら、いい意味でも悪い意味でも“世界がちょっと変わった”ので、そのへんを完全に主観でダラダラ書いてみます。
315gって正直どうなの?と思っていた頃
最初は、「315gなんてガチな人が使うやつでしょ」とビビってました。
でも、友だちが使っていた
ウイルソン Wilson テニスラケット プロ スタッフ 97 V14.0 PRO STAFF 97 V14.0
をちょっと打たせてもらったら、「あれ、意外と振れるじゃん?」となってしまったのが沼の入り口でした。
振った瞬間に感じたのは、
- 面がぶれない安心感
- フラット気味に振ったときの“ズドン”とした重さ
これが300gのときと明らかに違う。
そこで315gクラスをいろいろ打ち比べる旅が始まります。
打ってみて分かった「315gラケットあるある」
1. ちゃんと振れたときの快感がデカい
個人的に「うわ、これは気持ちいい」と思ったのは
プリンス Prince テニスラケット ファントム グラファイト 97 PHANTOM GRAPHITE 97(315g) 7TJ247。
グラファイト系のしなりと315gの重さが合わさると、ボールを「ギュッ」とつかんでから前に押し出してくれる感じで、ドライブ気味のショットがめちゃくちゃ気持ちいいです。
フルスイングしたときの球の伸び方が、いつもの自分じゃないみたいな錯覚がある。
同じ系統で、少し現代的なフィーリングがほしいなら
テクニファイバー 2022 TF40 ティーエフフォーティ (315g) 16×19 硬式テニスラケット 14TF43156
や
テクニファイバー Tecnifibre テニスラケット TF40 V3 315 16M フレームのみ 14TF44156
あたりも、いい意味でクセがなくて「真面目な競技ラケット」という印象でした。
2. 意外と振り抜けるやつも多い
「315g=重くて振れない」のイメージを壊してくれたのは
ウイルソン Wilson テニスラケット プロ スタッフ X V14.0 PRO STAFF X V14.0
と
ヘッド HEAD 硬式テニスラケット Radical PRO 2023 ラジカル プロ 235103。
どっちもスペックだけ見ると「中上級以上じゃないと無理ゲー?」って思うのに、トップライト寄りで振り抜きはけっこう軽快。
ラジカルはスピンもそこそこかかるし、プロスタッフXは面安定感がエグい。
ダブルスでリターンをブン振りしたとき、「あ、これは相手が嫌がるボールだ」というのが自分でも分かりました。
スピン量重視で遊んでみたのは
ウイルソン Wilson テニスラケット シフト 99 プロ V1 SHIFT 99 PRO V1。
315gでもフェイスが99インチあって少し安心感があり、縦にラケットを振り上げる人にはかなり楽しい一振りでした。
3. 「しんどいけどクセになる」系
正直、体力がない日はしんどかったのが
ダンロップ DUNLOP テニスラケット CX 200 Tour 18×20
と
DUNLOP(ダンロップ) 硬式テニスラケット 24CX200 315g。
特に18×20の方は、面が95インチで、ミスヒットするとちゃんと怒られるタイプ。
でも、その代わりセンターを食ったときの「これぞハードヒッターラケット」という感じはクセになります。
日によってはラケットに振り回されるけど、調子がいい日は最高、みたいなツンデレ枠。
自分の中での315gランキング(かなり主観)
完全に趣味目線ですが、今のところこんな印象です。
■オールラウンドで使いやすかった
- ウイルソン Wilson テニスラケット プロ スタッフ X V14.0 PRO STAFF X V14.0
- ヘッド HEAD 硬式テニスラケット Radical PRO 2023 ラジカル プロ 235103
どっちも「315gにしては優しい」側。試合志向の人が一本で全部やりたいならこのへんかな、という感触でした。
■しなり系が好きなら
- プリンス Prince テニスラケット ファントム グラファイト 97 PHANTOM GRAPHITE 97(315g) 7TJ247
- テクニファイバー 2022 TF40 ティーエフフォーティ (315g) 16×19 硬式テニスラケット 14TF43156
- テクニファイバー Tecnifibre テニスラケット TF40 V3 315 16M フレームのみ 14TF44156
ボールを“つかんでから飛ばす”感覚がほしい人にはめちゃ合うと思います。
スピードよりコースと伸びで点を取るタイプのプレーにハマりました。
■ガチで打ち合いたい人向け
- ウイルソン Wilson テニスラケット プロ スタッフ 97 V14.0 PRO STAFF 97 V14.0
- ダンロップ DUNLOP テニスラケット CX 200 Tour 18×20
- DUNLOP(ダンロップ) 硬式テニスラケット 24CX200 315g
ここはもう、「ハードヒッター専用コーナー」なイメージ。
良くも悪くもラケットが何も誤魔化してくれない感じがして、球出し練習だと超楽しいけど、試合の3セット目は腕がパンパンになりました。
■ちょっとマニアック枠
柔らかい打感と安定感のバランスが独特で、「人と被りたくないけど、ちゃんと打てるラケットが欲しい」という人に刺さりそう。
ショップで見かけること自体がレアなので、コートで使っていたらかなり目立ちます。
スピンを“ねじ込む”感じが欲しい人には、かなりおもしろい一本。
ボールを厚く捉えても、軌道がスッと落ちてくれるので、アウトを怖がらずに振り切れました。
■日本ブランドが好きな人はこれ
「やっぱりヨネックスが落ち着く」という人には、このツアー版。
普通のEZONEよりもガッチリしていて、315gらしい重さもちゃんと感じるんだけど、フレームのしなり方がうまくて、個人的にはかなり好印象でした。
315gラケットが“アリ”な人・“ナシ”な人(個人的見解)
315gが向いてそうな人
- 普段から300g前後を使っていて、物足りなさを感じ始めた
- ラリーで「打ち負けたくない」タイプ
- サーブとリターンで一発の威力を出したい
- 週1〜2回以上はテニスしていて、ある程度体力にも自信がある
こういう人なら、315gに変えた途端に球の質がワンランク上がる感覚があると思います。
個人的には、試合用ラケットを
ウイルソン Wilson テニスラケット プロ スタッフ X V14.0 PRO STAFF X V14.0
にしてから、「ここぞの一本」が増えました。
315gはやめておいた方がいいかもな人
- テニスは月1〜2回くらいで、あまり筋トレもしない
- 守備的なプレーが多くて、とっさのスライスやロブが多い
- 1本目のラケットとしていきなり315gに行こうとしている
こういうタイプは、正直まだ300g前後でいいんじゃないかな、と。
とはいえ、どうしても気になるなら、最初は
VOLKL VOSTRA V8 315 テニスラケット
みたいな打感がマイルドな315gや、
ヘッド HEAD 硬式テニスラケット Radical PRO 2023 ラジカル プロ 235103
みたいに少し扱いやすいものから試すのが安全だと思います。
まとめ:315gは「ちょっと背伸びしたい人」のおもちゃ
いろいろ打ち比べた結論として、315gのテニスラケットは、
- 自分のテニスをもう一段階“本気モード”にしたい
- 練習もそれなりにやる覚悟がある
- ラケットに振られるのも含めて楽しめる
そんな人にとっては、最高のおもちゃだなと感じました。
もし315gデビューを考えているなら、
プリンス Prince テニスラケット ファントム グラファイト 97 PHANTOM GRAPHITE 97(315g) 7TJ247
や
ウイルソン Wilson テニスラケット プロ スタッフ 97 V14.0 PRO STAFF 97 V14.0
あたりから試してみると、「315gってこういう世界か」とイメージしやすいと思います。
ラケットの重さをちょっとだけ重くするだけで、テニスの景色が変わるのが面白くて、まだまだ315g沼から抜け出せそうにありません。

コメント