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テニスラケット新作に振り回される30代テニス好きの買い替え迷子体験


ここ数年、テニススクールの受付に貼られる「テニスラケット 新作」のポスターを見るたびに、胸がざわつきます。
今の相棒もまだ使えるけど、「あの一球、ネットしたのはラケットのせいじゃないか?」って、つい道具のせいにしたくなるんですよね。

今年も例にもれず、新作ラッシュ。週末にショップをはしごして、いろいろ振らせてもらったので、完全に趣味レベルの感想ですが、印象に残ったモデルをゆる〜く書いてみます。

※この記事に出てくる製品名は、全部日本のAmazonの広告URLを貼ってあります。気になったらそのままポチっと見にいけます。


ヨネックス沼に落ちかけた新作たち

まずは安定のヨネックスから。
最初に握ったのが、ショップのど真ん中にドンと置かれていた
ヨネックス EZONE 100 2025

振ってみた第一印象は、「あ、これずるい」でした。
ちょっとテイクバック遅れても、面が勝手に戻ってくれる感じで、いつもの自分よりボールが深く飛んでくれるんですよね。
フォームが雑でもそこそこ何とかしてくれる、社会人にやさしいラケットというか。

一方で、いつもより軽めが好きな人向けにおすすめされたのが
ヨネックス EZONE 100L 2025
こっちは「とにかく楽して振りたい」系。ダブルスでラリーが長引いても、肩が悲鳴をあげにくそうな軽さでした。

「中級以上ならこっちも」と出してもらったのが
ヨネックス EZONE 98 2025
正直、これをちゃんと使いこなせる自信はあまりないんですが、決まったときのフラットドライブの伸びが気持ちよすぎて、危うく見栄買いしそうに。
自分の実力と財布をなだめて、何とか踏みとどまりました。

フェイス大きめで安心感がほしい人には
ヨネックス EZONE 105 2025
試し打ちしてみると、少しトップライトで振り抜きやすくて、「昔部活でやっててブランク長いです」という人にちょうどよさそうな、やさしい飛び方をしてくれました。

ガチ勢向けに勧められたのが
ヨネックス EZONE 100 TOUR 2025
これはもう、完全に「打ち抜きたい人用」。
重さがしっかりあって、体力に自信のない私は数ゲームで腕がプルプル。
でも、フルスイングでストレートを抜いたときの爽快感は、この日いちばんでした。

デザインでときめいたのは
ヨネックス PERCEPT 100 MIDNIGHT NAVY 2025
ヨネックス VCORE 100 2025
特に前者は、夜のコートで映えそうなカラーで、「実力以上のラケット持ってない?」って言われそうな“玄人っぽさ”があって危険です。


バボラの新作でパワーとスピンに酔う

次にバボラコーナーへ。
「とりあえずこれ振ってみて」と渡されたのが、ド定番の最新モデル
バボラ PURE DRIVE 2025

一球目から「え、こんなに飛ぶの?」ってぐらいボールが伸びる。
普段ネットに引っかけているバックハンドが、ベースラインぎりぎりまでスーッと飛んでいって、ちょっと感動しました。
ただ、調子に乗って振り回すとアウトも増えそうで、「試合になったら暴発しないか…」と少し不安も。

テニス仲間が「芝コートで打ってみたい」と言っていた
バボラ PURE DRIVE WIMBLEDON 2025 は、
見た目の特別感もあって、コレクション欲を刺激されました。
正直、実力よりブランドに惹かれてしまう一本。

やさしめ路線では
バボラ EVO DRIVE 2025
軽くて、スイートスポットが広い感じがして、「週一スクール+たまにゲーム」くらいの人にはかなり親切な印象でした。

コントロール寄りが気になって、打ち比べたのが
バボラ PURE STRIKE 100 2025
バボラ PURE STRIKE 100 16×20 2025
それから
バボラ PURE STRIKE 98 16×19 2025

100平方インチの2本は、どちらも「ちゃんと振ればちゃんと返してくれる」真面目な性格。
98平方インチのほうは、ミスするとすぐ分かるシビアさがあって、上級者に持っていかれそうな雰囲気でした。
軽量版の
バボラ PURE STRIKE LITE 2025 は、
若い頃だったら即買いしてたかも…というくらい、取り回しが良くて懐かしい感じの打ち心地。

スピン派には
バボラ PURE AERO 2025
バボラ EVO AERO 2025
純正AEROは「とにかくグリグリ回したい人向け」で、EVOのほうは「そこまで鬼スピンじゃないけど、ちょっとボールを落としたい」レベルにちょうどいい感じでした。


ヘッドの新作は“中二病”をくすぐるカッコよさ

次にヘッドのコーナーで目を引いたのが、カラーリングが渋い
ヘッド GRAVITY MP 2025
ヘッド GRAVITY TOUR 2025
ヘッド GRAVITY PRO 2025 の3兄弟。

MPは、素人の自分でも「これなら試合で使えそう」と思えるやさしさがありつつ、
TOURとPROになると、「本気の人が黙々と球出ししている画」が似合うストイックさ。
GRAVITYシリーズは、コートで持ってるだけで「お、この人やってるな」感があるのがズルいところです。

スピード系で試したのは
ヘッド SPEED MP 2024
ヘッド SPEED PRO 2024
そして限定っぽい雰囲気をまとった
ヘッド SPEED PRO LEGEND 2025

SPEED MPは、攻撃も守備もバランス良くこなせる万能タイプで、正直これ一本で全部済む気もしました。
PROはさすがにハードで、「自称中級者」が背伸びして持つと、翌日肩が壊れそうな重み。
LEGENDは、とにかく“見た目”で欲しくなる一本でした。

ちょっとポップで楽しい打感だったのが
ヘッド BOOM MP 2024
フレームがしっかりしてるのに、インパクトがマイルドで、「テニスを楽しむ」って言葉が似合うタイプ。
友だちとわいわいダブルスする日の一本にしたくなりました。


ウイルソンとプリンスで迷いはさらに深まる

最後にウイルソンとプリンス。

まずウイルソンは、打つ前から憧れていた
ウイルソン BLADE 100 V9.0
「競技志向の人が使うラケット」というイメージが強くて、長年遠くから眺めていた存在です。
実際に打ってみると、スイートスポットを外したときの情報量が多くて、「まだまだ練習しろよ」と言われている感じがしました。
でも、きれいに当たったときの気持ちよさは中毒性が高くて、ストイックに練習したくなる一本。

パワー寄りで気になったのが
ウイルソン ULTRA TOUR 98J V5.0
ウイルソン ULTRA 99 PRO V5.0
どちらも「しっかり振れば相手コートに突き刺さる」タイプで、攻めたい人にはたまらないはず。
自分にはちょっとハードでしたが、「いつかこういうラケットを使いこなしたい」という目標にしたくなりました。

プリンスで印象的だったのは、しなり系の
プリンス PHANTOM 100 2024
クラシカルな雰囲気の
プリンス PHANTOM GRAPHITE 100 2025
そしてフェイス大きめの
プリンス PHANTOM GRAPHITE 107 2024

どれも打感が柔らかくて、「昔ながらのラケットが好き」という大人のプレーヤーに刺さりそう。
特に107は、多少スイングが遅れても包み込んで返してくれる感じがあって、
「仕事帰りのクタクタな状態でも、これならまだ戦えるかも」と甘い期待を抱いてしまいました。


結局どのテニスラケット新作を選ぶのか問題

こうしていろいろ打ち比べてみて、改めて痛感したのは、
ラケット選びって「スペック表」より「自分の生活スタイル」との相性だな、ということでした。

  • 週一しか打てないのに、ヨネックス EZONE 100 TOUR 2025 みたいなハードな一本を選んで、半年後に肘を痛めてしまう未来
  • 逆に、バボラ EVO DRIVE 2025 みたいなやさしいモデルで、「あれ、自分って意外と上手い?」と勘違いしながら楽しく続けられる未来

どちらに転ぶかで、テニス人生の満足度がけっこう変わる気がします。

個人的には、「練習量も体力もそこそこ」の30代社会人なら、
ヨネックス EZONE 100 2025
バボラ PURE DRIVE 2025
ヘッド SPEED MP 2024
プリンス PHANTOM 100 2024
あたりから試してみると、大きく外さないんじゃないかなと思っています。

とはいえ、最終的には「握ったときにニヤッとしてしまう一本」を選ぶのがいちばん。
この記事が、テニスラケット新作の海で迷子になった誰かの、ささやかな道しるべになればうれしいです。

テニスラケット新作に振り回される30代テニス好きの買い替え迷子体験


ここ数年、テニススクールの受付に貼られる「テニスラケット 新作」のポスターを見るたびに、胸がざわつきます。
今の相棒もまだ使えるけど、「あの一球、ネットしたのはラケットのせいじゃないか?」って、つい道具のせいにしたくなるんですよね。

今年も例にもれず、新作ラッシュ。週末にショップをはしごして、いろいろ振らせてもらったので、完全に趣味レベルの感想ですが、印象に残ったモデルをゆる〜く書いてみます。

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ヨネックス沼に落ちかけた新作たち

まずは安定のヨネックスから。
最初に握ったのが、ショップのど真ん中にドンと置かれていた
ヨネックス EZONE 100 2025

振ってみた第一印象は、「あ、これずるい」でした。
ちょっとテイクバック遅れても、面が勝手に戻ってくれる感じで、いつもの自分よりボールが深く飛んでくれるんですよね。
フォームが雑でもそこそこ何とかしてくれる、社会人にやさしいラケットというか。

一方で、いつもより軽めが好きな人向けにおすすめされたのが
ヨネックス EZONE 100L 2025
こっちは「とにかく楽して振りたい」系。ダブルスでラリーが長引いても、肩が悲鳴をあげにくそうな軽さでした。

「中級以上ならこっちも」と出してもらったのが
ヨネックス EZONE 98 2025
正直、これをちゃんと使いこなせる自信はあまりないんですが、決まったときのフラットドライブの伸びが気持ちよすぎて、危うく見栄買いしそうに。
自分の実力と財布をなだめて、何とか踏みとどまりました。

フェイス大きめで安心感がほしい人には
ヨネックス EZONE 105 2025
試し打ちしてみると、少しトップライトで振り抜きやすくて、「昔部活でやっててブランク長いです」という人にちょうどよさそうな、やさしい飛び方をしてくれました。

ガチ勢向けに勧められたのが
ヨネックス EZONE 100 TOUR 2025
これはもう、完全に「打ち抜きたい人用」。
重さがしっかりあって、体力に自信のない私は数ゲームで腕がプルプル。
でも、フルスイングでストレートを抜いたときの爽快感は、この日いちばんでした。

デザインでときめいたのは
ヨネックス PERCEPT 100 MIDNIGHT NAVY 2025
ヨネックス VCORE 100 2025
特に前者は、夜のコートで映えそうなカラーで、「実力以上のラケット持ってない?」って言われそうな“玄人っぽさ”があって危険です。


バボラの新作でパワーとスピンに酔う

次にバボラコーナーへ。
「とりあえずこれ振ってみて」と渡されたのが、ド定番の最新モデル
バボラ PURE DRIVE 2025

一球目から「え、こんなに飛ぶの?」ってぐらいボールが伸びる。
普段ネットに引っかけているバックハンドが、ベースラインぎりぎりまでスーッと飛んでいって、ちょっと感動しました。
ただ、調子に乗って振り回すとアウトも増えそうで、「試合になったら暴発しないか…」と少し不安も。

テニス仲間が「芝コートで打ってみたい」と言っていた
バボラ PURE DRIVE WIMBLEDON 2025 は、
見た目の特別感もあって、コレクション欲を刺激されました。
正直、実力よりブランドに惹かれてしまう一本。

やさしめ路線では
バボラ EVO DRIVE 2025
軽くて、スイートスポットが広い感じがして、「週一スクール+たまにゲーム」くらいの人にはかなり親切な印象でした。

コントロール寄りが気になって、打ち比べたのが
バボラ PURE STRIKE 100 2025
バボラ PURE STRIKE 100 16×20 2025
それから
バボラ PURE STRIKE 98 16×19 2025

100平方インチの2本は、どちらも「ちゃんと振ればちゃんと返してくれる」真面目な性格。
98平方インチのほうは、ミスするとすぐ分かるシビアさがあって、上級者に持っていかれそうな雰囲気でした。
軽量版の
バボラ PURE STRIKE LITE 2025 は、
若い頃だったら即買いしてたかも…というくらい、取り回しが良くて懐かしい感じの打ち心地。

スピン派には
バボラ PURE AERO 2025
バボラ EVO AERO 2025
純正AEROは「とにかくグリグリ回したい人向け」で、EVOのほうは「そこまで鬼スピンじゃないけど、ちょっとボールを落としたい」レベルにちょうどいい感じでした。


ヘッドの新作は“中二病”をくすぐるカッコよさ

次にヘッドのコーナーで目を引いたのが、カラーリングが渋い
ヘッド GRAVITY MP 2025
ヘッド GRAVITY TOUR 2025
ヘッド GRAVITY PRO 2025 の3兄弟。

MPは、素人の自分でも「これなら試合で使えそう」と思えるやさしさがありつつ、
TOURとPROになると、「本気の人が黙々と球出ししている画」が似合うストイックさ。
GRAVITYシリーズは、コートで持ってるだけで「お、この人やってるな」感があるのがズルいところです。

スピード系で試したのは
ヘッド SPEED MP 2024
ヘッド SPEED PRO 2024
そして限定っぽい雰囲気をまとった
ヘッド SPEED PRO LEGEND 2025

SPEED MPは、攻撃も守備もバランス良くこなせる万能タイプで、正直これ一本で全部済む気もしました。
PROはさすがにハードで、「自称中級者」が背伸びして持つと、翌日肩が壊れそうな重み。
LEGENDは、とにかく“見た目”で欲しくなる一本でした。

ちょっとポップで楽しい打感だったのが
ヘッド BOOM MP 2024
フレームがしっかりしてるのに、インパクトがマイルドで、「テニスを楽しむ」って言葉が似合うタイプ。
友だちとわいわいダブルスする日の一本にしたくなりました。


ウイルソンとプリンスで迷いはさらに深まる

最後にウイルソンとプリンス。

まずウイルソンは、打つ前から憧れていた
ウイルソン BLADE 100 V9.0
「競技志向の人が使うラケット」というイメージが強くて、長年遠くから眺めていた存在です。
実際に打ってみると、スイートスポットを外したときの情報量が多くて、「まだまだ練習しろよ」と言われている感じがしました。
でも、きれいに当たったときの気持ちよさは中毒性が高くて、ストイックに練習したくなる一本。

パワー寄りで気になったのが
ウイルソン ULTRA TOUR 98J V5.0
ウイルソン ULTRA 99 PRO V5.0
どちらも「しっかり振れば相手コートに突き刺さる」タイプで、攻めたい人にはたまらないはず。
自分にはちょっとハードでしたが、「いつかこういうラケットを使いこなしたい」という目標にしたくなりました。

プリンスで印象的だったのは、しなり系の
プリンス PHANTOM 100 2024
クラシカルな雰囲気の
プリンス PHANTOM GRAPHITE 100 2025
そしてフェイス大きめの
プリンス PHANTOM GRAPHITE 107 2024

どれも打感が柔らかくて、「昔ながらのラケットが好き」という大人のプレーヤーに刺さりそう。
特に107は、多少スイングが遅れても包み込んで返してくれる感じがあって、
「仕事帰りのクタクタな状態でも、これならまだ戦えるかも」と甘い期待を抱いてしまいました。


結局どのテニスラケット新作を選ぶのか問題

こうしていろいろ打ち比べてみて、改めて痛感したのは、
ラケット選びって「スペック表」より「自分の生活スタイル」との相性だな、ということでした。

  • 週一しか打てないのに、ヨネックス EZONE 100 TOUR 2025 みたいなハードな一本を選んで、半年後に肘を痛めてしまう未来
  • 逆に、バボラ EVO DRIVE 2025 みたいなやさしいモデルで、「あれ、自分って意外と上手い?」と勘違いしながら楽しく続けられる未来

どちらに転ぶかで、テニス人生の満足度がけっこう変わる気がします。

個人的には、「練習量も体力もそこそこ」の30代社会人なら、
ヨネックス EZONE 100 2025
バボラ PURE DRIVE 2025
ヘッド SPEED MP 2024
プリンス PHANTOM 100 2024
あたりから試してみると、大きく外さないんじゃないかなと思っています。

とはいえ、最終的には「握ったときにニヤッとしてしまう一本」を選ぶのがいちばん。
この記事が、テニスラケット新作の海で迷子になった誰かの、ささやかな道しるべになればうれしいです。

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