冬になると「今年こそちゃんとしたダウン欲しいなあ」と毎年同じことを考えて、結局パーカーでごまかして終わるパターンだったんですが、ここ数年の冷え込みに負けて、本気でダウンを調べ始めました。そこで気になりだしたのが、フランスのダウンブランドピレネックスの中でも、ビジネスでもカジュアルでもいけそうなモデルピレネックス アヌシー。
ただ、調べれば調べるほど分からなくなるのがサイズ感で、「普段MだけどSでちょうどよかった」とか「いやいやジャケットの上からならM以上じゃないとキツい」とか、真逆の意見が山ほど出てきて、完全に情報迷子になりました。おまけに同じブランドのピレネックス ボルドーとか、ライバルのカナダグース ジャスパーも気になりだして、「どれが自分に合うんだ問題」が一気にカオス状態です。
そんなわけで、実物を見に行ったり、いろんな人の着画を追いかけたりして、自分なりにピレネックス アヌシー メンズのサイズ感を整理してみました。完全に趣味レベルのメモですが、同じように悩んでいる人のヒントになればうれしいです。
まず一番最初にびっくりしたのは、数字で見ると結構「大きめ設計」なのに、実際に羽織らせてもらうとそんなにダボっと見えないところでした。例えばピレネックス アヌシーのSサイズは、身幅もしっかりあって、着丈もヒップがきちんと隠れるミドル丈。紙の上のサイズ表だけ見ると「これちょっと大きすぎじゃない?」と思うんですが、ダウンがふかふかに詰まって体に沿う感じなので、着た時の印象は意外とスッキリしています。
自分は標準体型寄りで、普段トップスはMを選ぶことが多いんですが、店頭でピレネックス アヌシー メンズのSとMを着比べたとき、Sは「ピッタリきれいめ」、Mは「ちょっと余裕ありで、スーツの上からもいけそう」という印象でした。袖はどちらのサイズでも少し長めで、手の甲にかかるくらい。ただ、この長さのおかげで自転車に乗るときや、手袋なしで歩くときも冷たい風が入りにくくて、ここは好みが分かれるけれど自分は結構好きなポイントです。
面白いのは、同じブランドのレディース寄りモデルピレネックス ボルドー レディースを、あえて細身の男性が選んでいるケースもあること。ボルドーの方がウエストシェイプが強くて、丈もやや短めなので、「すっきりしたシルエットで着たい」「身長はそこまで高くないけど、ピレネックスっぽい雰囲気が欲しい」という人には、こっちの選択肢もアリなんだな、と思いました。
一方で、定番のカナダブランドカナダグースの代表モデルカナダグース ジャスパー メンズも試してみると、こちらは同じMサイズでもガチッとしたミリタリー寄りの雰囲気で、肩周りの存在感がかなりあります。比べてしまうと、ピレネックス アヌシーは、同じ「真冬対応ダウン」でも、もう少し都会的で軽やかな印象。通勤電車に乗るときや、オフィス街を歩くときに、ちょうどいいバランスに感じました。
感覚的な話をまとめると、ピレネックス アヌシーは「数字は大きめ、着た感じはタイト寄り、中身はがっつり真冬仕様」というちょっと不思議なダウンです。中のダウンがパンパンに入っているので、肩や胸まわりは包み込まれるような感覚でフィットするのに、シルエットはストンと縦に落ちる。だからオーバーサイズっぽくは見えにくいけれど、袖と丈はしっかり長い。日本のブランドのダウンに慣れていると、最初は「え、こういうバランスなんだ」と戸惑うかもしれません。
ここからはサイズ感を離れて、性能面での印象も少し。まず保温力については、さすがフランスの山岳地帯で鍛えられたブランドというだけあって、寒がりな自分でも「これは真冬でも余裕だろうな」と感じるレベルでした。特にピレネックス ダウンジャケット全般に言えますが、ダウンの質が良いのか、着て数分でじわっと体温がこもってくる感じがあります。
それでいて、モコモコしすぎず動きやすいのがピレネックス アヌシーの良いところ。ファスナーを全部閉めても首まわりにそこまで圧迫感がなくて、マフラーも一緒に巻きやすいです。ポケットも深めで、スマホや手袋を適当に突っ込んでおいても落ちにくいのは、日常使いにはかなりありがたいポイントでした。
あと、地味にうれしいのがフード周りのデザイン。ボリュームのあるファー付きのものも魅力的ですが、個人的にはアヌシーの程よく抑えたボリューム感が好みで、フードをかぶらずに垂らしているだけでもバランスがいいんですよね。ビジネス寄りに着たい人はカナダグース ジャスパーの存在感あるフードと悩むところだと思いますが、「きれいめに寄せたい」「スーツの上にもそのまま着たい」なら、やっぱりピレネックス アヌシー側に軍配が上がる気がします。
サイズ選びの話に戻ると、自分の感覚では、普段Mを着ている人が街着メインで使うなら、ピレネックス アヌシー メンズはSかMで迷う、というのが現実的なライン。厚手のニットやジャケットの上からガッツリ着たいならM、薄手のインナー中心でスッキリ見せたいならS、そんなイメージです。普段Lの人が「いつものノリでL」を選ぶと、ちょっとゆったり寄りになるので、細身に着たいならワンサイズ下を試してみる価値はありそうだな、と思いました。
逆に、体格がしっかりしている人や、真冬にスーツの上から毎日着る前提なら、迷わず普段通りか、場合によってはワンサイズ上げてしまったほうが安心感はあります。同じ真冬アウターでも、肩幅がガッチリしているカナダグース ジャスパー メンズと比べると、ピレネックス アヌシーは少し「余白」を使って着る余地があるので、そのあたりは好みで選びたいところです。
最後にざっくりまとめると、ピレネックス アヌシーのサイズ感は、「数字はゆったり、着た印象は意外とシュッとしている」「袖と着丈はしっかり長め」「街着重視なら普段サイズかワンサイズ下、スーツ重ね着重視なら普段サイズかワンサイズ上」という感じでした。同じブランドのピレネックス ボルドーや、ライバルのカナダグース ジャスパーと比べながら、自分がどんなシチュエーションで一番着るのかをイメージすると、ちょっとだけ答えが見えやすくなる気がします。
ピレネックス アヌシーのサイズ感でひたすら悩んだ話と、着てみて感じたこと
冬になると「今年こそちゃんとしたダウン欲しいなあ」と毎年同じことを考えて、結局パーカーでごまかして終わるパターンだったんですが、ここ数年の冷え込みに負けて、本気でダウンを調べ始めました。そこで気になりだしたのが、フランスのダウンブランドピレネックスの中でも、ビジネスでもカジュアルでもいけそうなモデルピレネックス アヌシー。
ただ、調べれば調べるほど分からなくなるのがサイズ感で、「普段MだけどSでちょうどよかった」とか「いやいやジャケットの上からならM以上じゃないとキツい」とか、真逆の意見が山ほど出てきて、完全に情報迷子になりました。おまけに同じブランドのピレネックス ボルドーとか、ライバルのカナダグース ジャスパーも気になりだして、「どれが自分に合うんだ問題」が一気にカオス状態です。
そんなわけで、実物を見に行ったり、いろんな人の着画を追いかけたりして、自分なりにピレネックス アヌシー メンズのサイズ感を整理してみました。完全に趣味レベルのメモですが、同じように悩んでいる人のヒントになればうれしいです。
まず一番最初にびっくりしたのは、数字で見ると結構「大きめ設計」なのに、実際に羽織らせてもらうとそんなにダボっと見えないところでした。例えばピレネックス アヌシーのSサイズは、身幅もしっかりあって、着丈もヒップがきちんと隠れるミドル丈。紙の上のサイズ表だけ見ると「これちょっと大きすぎじゃない?」と思うんですが、ダウンがふかふかに詰まって体に沿う感じなので、着た時の印象は意外とスッキリしています。
自分は標準体型寄りで、普段トップスはMを選ぶことが多いんですが、店頭でピレネックス アヌシー メンズのSとMを着比べたとき、Sは「ピッタリきれいめ」、Mは「ちょっと余裕ありで、スーツの上からもいけそう」という印象でした。袖はどちらのサイズでも少し長めで、手の甲にかかるくらい。ただ、この長さのおかげで自転車に乗るときや、手袋なしで歩くときも冷たい風が入りにくくて、ここは好みが分かれるけれど自分は結構好きなポイントです。
面白いのは、同じブランドのレディース寄りモデルピレネックス ボルドー レディースを、あえて細身の男性が選んでいるケースもあること。ボルドーの方がウエストシェイプが強くて、丈もやや短めなので、「すっきりしたシルエットで着たい」「身長はそこまで高くないけど、ピレネックスっぽい雰囲気が欲しい」という人には、こっちの選択肢もアリなんだな、と思いました。
一方で、定番のカナダブランドカナダグースの代表モデルカナダグース ジャスパー メンズも試してみると、こちらは同じMサイズでもガチッとしたミリタリー寄りの雰囲気で、肩周りの存在感がかなりあります。比べてしまうと、ピレネックス アヌシーは、同じ「真冬対応ダウン」でも、もう少し都会的で軽やかな印象。通勤電車に乗るときや、オフィス街を歩くときに、ちょうどいいバランスに感じました。
感覚的な話をまとめると、ピレネックス アヌシーは「数字は大きめ、着た感じはタイト寄り、中身はがっつり真冬仕様」というちょっと不思議なダウンです。中のダウンがパンパンに入っているので、肩や胸まわりは包み込まれるような感覚でフィットするのに、シルエットはストンと縦に落ちる。だからオーバーサイズっぽくは見えにくいけれど、袖と丈はしっかり長い。日本のブランドのダウンに慣れていると、最初は「え、こういうバランスなんだ」と戸惑うかもしれません。
ここからはサイズ感を離れて、性能面での印象も少し。まず保温力については、さすがフランスの山岳地帯で鍛えられたブランドというだけあって、寒がりな自分でも「これは真冬でも余裕だろうな」と感じるレベルでした。特にピレネックス ダウンジャケット全般に言えますが、ダウンの質が良いのか、着て数分でじわっと体温がこもってくる感じがあります。
それでいて、モコモコしすぎず動きやすいのがピレネックス アヌシーの良いところ。ファスナーを全部閉めても首まわりにそこまで圧迫感がなくて、マフラーも一緒に巻きやすいです。ポケットも深めで、スマホや手袋を適当に突っ込んでおいても落ちにくいのは、日常使いにはかなりありがたいポイントでした。
あと、地味にうれしいのがフード周りのデザイン。ボリュームのあるファー付きのものも魅力的ですが、個人的にはアヌシーの程よく抑えたボリューム感が好みで、フードをかぶらずに垂らしているだけでもバランスがいいんですよね。ビジネス寄りに着たい人はカナダグース ジャスパーの存在感あるフードと悩むところだと思いますが、「きれいめに寄せたい」「スーツの上にもそのまま着たい」なら、やっぱりピレネックス アヌシー側に軍配が上がる気がします。
サイズ選びの話に戻ると、自分の感覚では、普段Mを着ている人が街着メインで使うなら、ピレネックス アヌシー メンズはSかMで迷う、というのが現実的なライン。厚手のニットやジャケットの上からガッツリ着たいならM、薄手のインナー中心でスッキリ見せたいならS、そんなイメージです。普段Lの人が「いつものノリでL」を選ぶと、ちょっとゆったり寄りになるので、細身に着たいならワンサイズ下を試してみる価値はありそうだな、と思いました。
逆に、体格がしっかりしている人や、真冬にスーツの上から毎日着る前提なら、迷わず普段通りか、場合によってはワンサイズ上げてしまったほうが安心感はあります。同じ真冬アウターでも、肩幅がガッチリしているカナダグース ジャスパー メンズと比べると、ピレネックス アヌシーは少し「余白」を使って着る余地があるので、そのあたりは好みで選びたいところです。
最後にざっくりまとめると、ピレネックス アヌシーのサイズ感は、「数字はゆったり、着た印象は意外とシュッとしている」「袖と着丈はしっかり長め」「街着重視なら普段サイズかワンサイズ下、スーツ重ね着重視なら普段サイズかワンサイズ上」という感じでした。同じブランドのピレネックス ボルドーや、ライバルのカナダグース ジャスパーと比べながら、自分がどんなシチュエーションで一番着るのかをイメージすると、ちょっとだけ答えが見えやすくなる気がします。

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