ベアフット系の靴を調べていると、必ず名前が出てくるのがゼロシューズというブランドで、サンダルもシューズもやたら種類が多い。しかも日本のスニーカーみたいに「とりあえずいつもの26.5でしょ」とはいかなくて、モデルごとに「ハーフサイズ上げろ」とか「サンダルは逆に下げろ」とか、言っていることがバラバラに見える。サイズ表もUSとかEUとか並んでいて、最初に見ると正直ちょっと気持ちがくじける。
自分はあれこれ口コミやサイズガイドを眺めるのが好きなだけの観察者みたいな立場なんだけど、それでも「これは迷うよな…」と感じるくらい情報が散らばっている。そこで、あくまで趣味のメモ帳レベルではあるものの、「こう整理しておくと少しラクかも」というサイズ感のイメージを、モデル名込みでゆるくまとめてみたい。
まずサンダル系から。いかにも“ゼロシューズと言えばコレ”みたいな雰囲気があるのが、裸足感全開のゼロシューズ Genesisで、これは紙のテンプレートで足長ぴったりくらいを狙うと、いかにもミニマルサンダルって感じのジャストフィットになると言われている。同じくストラップタイプのゼロシューズ Z-Trekは、口コミを眺めていると「ちょっと大きめに感じるからワンサイズ下げた」という声がけっこうあって、逆にソールが厚めでクッション寄りのゼロシューズ Z-Trailは、普段どおりか、ほんの少しだけ余裕を見て選ぶ、くらいのイメージで語られることが多い印象がある。
一方、シューズの世界に入ると、話が一気にややこしくなる。ベアフット入門編として名前がよく出るのがゼロシューズ Prioで、これは「だいたい普通のサイズ感」と言われつつも、足の実寸に対してプラス1cm〜1.5cmくらいを狙うとちょうど良い、という話が多い。ロード寄りのランニングモデルだと、ゼロシューズ HFSはややタイトめで、迷ったらハーフサイズ上げる、という風に語られがちで、反対にトレイル用のゼロシューズ Mesa Trail IIは靴下の厚さや使い方次第でサイズアップする人が多そうだ、という印象を受ける。
ゴツめのアウトドア系ではゼロシューズ TerraFlex IIとかゼロシューズ Scrambler Lowあたりが名前を聞くことが多いけれど、どちらも「つま先は広いけど長さはそこまで余裕がないから、結局は足長プラス1cm以上を見た方が安心」という感想がちらほら見つかる。ニットアッパーで街履きっぽい見た目のゼロシューズ Nexus Knitも、「横は楽なのに、つま先だけギリギリになりやすいから、実寸ジャストだと攻めすぎかも」といったニュアンスのレビューが多くて、やっぱり長さだけは余裕を見たくなる。
日常靴として名前が挙がりやすいのが、シンプルなレザースニーカー風のゼロシューズ Kelsoや、ハイカットで冬っぽい雰囲気のゼロシューズ Denverあたりで、これらは「ベアフットの中では落ち着いた見た目だけど、サイズ感はやっぱりゼロシューズ流」で、足幅は広めでも、長さは油断するとつま先が当たるという話が多い。防水トレッキング寄りのゼロシューズ Xcursion Fusionになると、足首周りもしっかり固定されるぶん、余裕がないサイズを選ぶと窮屈さを感じやすいらしく、ここでも「ハーフサイズ上げる派」がそれなりにいるように見える。
ちょっと面白い立ち位置だなと思うのが、ビジネス寄りの見た目を意識したゼロシューズ Melbourneで、これは「他のモデルよりやや大きめだから、足が細い人はハーフサイズ下げた方がいいかも」というコメントが目につく。ゼロシューズにしては珍しくサイズダウン推奨寄りのトーンで語られていて、同じブランドでも方向性が結構違うんだな、というのが個人的な感想だ。
ここまでいろいろモデル名を並べておいてなんだけど、最終的には「まず足長をちゃんと測って、足長プラスどれくらい余裕を持たせるか」を決めるのが一番ラクだと感じる。サンダル系、たとえばゼロシューズ Genesisやゼロシューズ Z-Trekなら実寸きっちり〜ややマイナス寄りを狙うイメージで、シューズ系、たとえばゼロシューズ Prioやゼロシューズ HFSやゼロシューズ TerraFlex IIなら足長プラス1cm〜1.5cmあたりをベースにして、そこから「このモデルは小さめらしいからもう半サイズ上げてみようかな」と微調整していく、みたいな感覚だ。
性能という意味で言うと、サイズが当たったときの快適さはかなり特殊で、つま先が開放されつつソールは薄く、ただしモデルによってはゼロシューズ Mesa Trail IIやゼロシューズ Scrambler Lowみたいにしっかりめのグリップとプロテクションも持っていたりする。街履き寄りのゼロシューズ Kelsoやゼロシューズ Denverは、長時間歩いても足指がぎゅうぎゅうになりにくい、という点がよく褒められていて、その意味でも「足長だけはケチらないで選んだ方が結果的に性能を引き出せるブランド」なんだろうなと感じる。
ざっくりまとめると、ゼロシューズのサイズ感は、サンダル系は攻め気味、シューズ系は足長プラス1cm以上でちょっと余裕を持って、モデルごとの「小さめ/大きめ」の噂で微調整、というノリで付き合うと、そこまで怖がらずに選べる気がする。最初は文字だけ見ているとややこしいけれど、好きなモデル、たとえばゼロシューズ Nexus Knitとかゼロシューズ Xcursion Fusionあたりを一つ決めて、「自分の足長だったらこのサイズかな」と妄想してみるだけでも、だいぶ全体像が見えてくると思う。
ゼロシューズのサイズ感に迷子になった人のためのゆるい話
ベアフット系の靴を調べていると、必ず名前が出てくるのがゼロシューズというブランドで、サンダルもシューズもやたら種類が多い。しかも日本のスニーカーみたいに「とりあえずいつもの26.5でしょ」とはいかなくて、モデルごとに「ハーフサイズ上げろ」とか「サンダルは逆に下げろ」とか、言っていることがバラバラに見える。サイズ表もUSとかEUとか並んでいて、最初に見ると正直ちょっと気持ちがくじける。
自分はあれこれ口コミやサイズガイドを眺めるのが好きなだけの観察者みたいな立場なんだけど、それでも「これは迷うよな…」と感じるくらい情報が散らばっている。そこで、あくまで趣味のメモ帳レベルではあるものの、「こう整理しておくと少しラクかも」というサイズ感のイメージを、モデル名込みでゆるくまとめてみたい。
まずサンダル系から。いかにも“ゼロシューズと言えばコレ”みたいな雰囲気があるのが、裸足感全開のゼロシューズ Genesisで、これは紙のテンプレートで足長ぴったりくらいを狙うと、いかにもミニマルサンダルって感じのジャストフィットになると言われている。同じくストラップタイプのゼロシューズ Z-Trekは、口コミを眺めていると「ちょっと大きめに感じるからワンサイズ下げた」という声がけっこうあって、逆にソールが厚めでクッション寄りのゼロシューズ Z-Trailは、普段どおりか、ほんの少しだけ余裕を見て選ぶ、くらいのイメージで語られることが多い印象がある。
一方、シューズの世界に入ると、話が一気にややこしくなる。ベアフット入門編として名前がよく出るのがゼロシューズ Prioで、これは「だいたい普通のサイズ感」と言われつつも、足の実寸に対してプラス1cm〜1.5cmくらいを狙うとちょうど良い、という話が多い。ロード寄りのランニングモデルだと、ゼロシューズ HFSはややタイトめで、迷ったらハーフサイズ上げる、という風に語られがちで、反対にトレイル用のゼロシューズ Mesa Trail IIは靴下の厚さや使い方次第でサイズアップする人が多そうだ、という印象を受ける。
ゴツめのアウトドア系ではゼロシューズ TerraFlex IIとかゼロシューズ Scrambler Lowあたりが名前を聞くことが多いけれど、どちらも「つま先は広いけど長さはそこまで余裕がないから、結局は足長プラス1cm以上を見た方が安心」という感想がちらほら見つかる。ニットアッパーで街履きっぽい見た目のゼロシューズ Nexus Knitも、「横は楽なのに、つま先だけギリギリになりやすいから、実寸ジャストだと攻めすぎかも」といったニュアンスのレビューが多くて、やっぱり長さだけは余裕を見たくなる。
日常靴として名前が挙がりやすいのが、シンプルなレザースニーカー風のゼロシューズ Kelsoや、ハイカットで冬っぽい雰囲気のゼロシューズ Denverあたりで、これらは「ベアフットの中では落ち着いた見た目だけど、サイズ感はやっぱりゼロシューズ流」で、足幅は広めでも、長さは油断するとつま先が当たるという話が多い。防水トレッキング寄りのゼロシューズ Xcursion Fusionになると、足首周りもしっかり固定されるぶん、余裕がないサイズを選ぶと窮屈さを感じやすいらしく、ここでも「ハーフサイズ上げる派」がそれなりにいるように見える。
ちょっと面白い立ち位置だなと思うのが、ビジネス寄りの見た目を意識したゼロシューズ Melbourneで、これは「他のモデルよりやや大きめだから、足が細い人はハーフサイズ下げた方がいいかも」というコメントが目につく。ゼロシューズにしては珍しくサイズダウン推奨寄りのトーンで語られていて、同じブランドでも方向性が結構違うんだな、というのが個人的な感想だ。
ここまでいろいろモデル名を並べておいてなんだけど、最終的には「まず足長をちゃんと測って、足長プラスどれくらい余裕を持たせるか」を決めるのが一番ラクだと感じる。サンダル系、たとえばゼロシューズ Genesisやゼロシューズ Z-Trekなら実寸きっちり〜ややマイナス寄りを狙うイメージで、シューズ系、たとえばゼロシューズ Prioやゼロシューズ HFSやゼロシューズ TerraFlex IIなら足長プラス1cm〜1.5cmあたりをベースにして、そこから「このモデルは小さめらしいからもう半サイズ上げてみようかな」と微調整していく、みたいな感覚だ。
性能という意味で言うと、サイズが当たったときの快適さはかなり特殊で、つま先が開放されつつソールは薄く、ただしモデルによってはゼロシューズ Mesa Trail IIやゼロシューズ Scrambler Lowみたいにしっかりめのグリップとプロテクションも持っていたりする。街履き寄りのゼロシューズ Kelsoやゼロシューズ Denverは、長時間歩いても足指がぎゅうぎゅうになりにくい、という点がよく褒められていて、その意味でも「足長だけはケチらないで選んだ方が結果的に性能を引き出せるブランド」なんだろうなと感じる。
ざっくりまとめると、ゼロシューズのサイズ感は、サンダル系は攻め気味、シューズ系は足長プラス1cm以上でちょっと余裕を持って、モデルごとの「小さめ/大きめ」の噂で微調整、というノリで付き合うと、そこまで怖がらずに選べる気がする。最初は文字だけ見ているとややこしいけれど、好きなモデル、たとえばゼロシューズ Nexus Knitとかゼロシューズ Xcursion Fusionあたりを一つ決めて、「自分の足長だったらこのサイズかな」と妄想してみるだけでも、だいぶ全体像が見えてくると思う。

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