ゲルカヤノ14のサイズ感を知恵袋で追いかけてみた話

最近ランニング系スニーカーの写真を眺めていたら、やたらと目につくのがゲルカヤノ14というモデルで、みんな「サイズどうしよう」「ハーフアップがいいのか」みたいなことを知恵袋で相談している。自分も画面越しに見ているだけなのに、気付けばゲルカヤノ14のサイズ感を延々と検索してしまい、ついでに兄弟モデルのゲルカヤノ31とか英語表記のGEL-KAYANO 14、GEL-KAYANO 31まで芋づる式にチェックする羽目になった。そこから派生して、同じアシックスのゲルライト3やGEL-LYTE III、さらにライバルっぽいGEL-NYCまで「これ全部サイズ感どう違うんだろう…」と気になってしまう。

画面の前でそんなことばかり考えていると、だんだん頭の中に架空の試着室ができてくる。例えば、ストリート寄りのナイキ勢ならナイキエアフォース1とNIKE AIR FORCE 1、ナイキダンク LOWやNIKE DUNK LOW、それにエアジョーダン1やAIR JORDAN 1あたりを並べて、「この人はいつもこのサイズだから、ゲルカヤノ14はこの辺かな？」と妄想でフィッティング大会が始まる。アディダス側はアディダススタンスミスやadidas STAN SMITH、アディダスガゼル、adidas GAZELLEも加わって、どこからどう見てもただの脳内スニーカー会議だ。ニューバランス陣営からはニューバランス 2002RとNew Balance 2002R、それにまとめ役みたいなニューバランススニーカーが出てきて、「アシックスはナイキより少し余裕があるらしいよ」とか「ニューバランスよりホールド感強めらしいよ」とか勝手にしゃべっているイメージ。完全に趣味の世界だけど、こうやって比べているとそれぞれのブランドのキャラがちょっとずつ見えてきて面白い。

肝心のゲルカヤノ14のサイズ感について、知恵袋やレビューを眺めていると、大雑把に言えば「基本はいつものスニーカーと同じサイズでいける」という声が多い。ただ、ランニングシューズらしく足に吸い付く感じを狙っているせいか、つま先や甲が「少しタイトに感じる」という人も目立つ。幅広や甲高が気になる人、厚手のソックスでゆるっと街履きしたい人は、ハーフサイズ上の選択肢を検討している印象だ。一方で、アシックスのゲルライト3やGEL-LYTE IIIと同じサイズでちょうど良かったという話も見かけて、シリーズ内である程度フィット感の雰囲気は共通しているように感じる。ランニング用途ならジャスト寄り、普段履きでリラックス重視ならハーフアップ寄り、そしてナイキやアディダス、ニューバランスの持っているサイズを頭の中で並べながら、自分の足型にどうハマりそうか想像してみる──そんなふうに遊び感覚でサイズを考えると、ただ数字を追いかけるよりもずっと楽しくゲルカヤノ14の「ちょうどいい一足」が見えてくる気がする。

ゲルカヤノ14のサイズ感を知恵袋で追いかけてみた話