アンダーアーマーのバッシュのサイズ感って実際どう？モデル別にラフにまとめてみた

アンダーアーマーのバッシュをネットで探していると、「サイズ感どうなんだろ…」で手が止まることが多い。特に人気どころのアンダーアーマーカリー11やアンダーアーマーカリー12、ちょっと安めで部活用に候補に上がりやすいアンダーアーマーロックダウン6やアンダーアーマーロックダウン7あたりは、サイズ選びをミスると一気にテンションが下がる。実店舗でじっくり試せればいいけれど、地方だとなかなか全モデルがそろっていないし、通販で一発勝負になることも多い。

そんな状況で「アンダーアーマーサイズ感バッシュ」と検索したくなる気持ちはすごく分かるので、いろいろな情報を眺めながら、ブランド全体の傾向と代表モデルのサイズ感イメージを、あくまでラフな主観ベースでまとめてみる。

まずざっくりした印象として、アンダーアーマーのバッシュは縦の長さ自体は、普段履いているナイキバッシュやアシックスバッシュと極端に違う感じではないことが多い。ただ、横幅は「細め〜ふつう」寄りと言われることが多くて、幅広・甲高の人はジャストサイズだと窮屈に感じやすいイメージがある。逆に言うと、細めの足にはピタっと包み込むようなフィットになりやすく、ガード系の動きにはハマりやすい雰囲気。

そこに、フローソール系のモデルが絡んでくると話はさらにややこしくなる。アンダーアーマーカリーフロー10やアンダーアーマーフローフューチャーX 3みたいなフロー搭載モデルは、ソールの食いつきが強いぶん「足とシューズの一体感」が大事と言われやすくて、サイズを攻めたくなる。でも甲高や幅広タイプがそこで無理に攻めると、指先や小指のあたりが苦しくなりがちで、サイズ選びの難易度が上がる。

モデル別に見ていくと、まず王道のアンダーアーマーカリー11は、いろいろな声を眺めていると「全体的にタイト寄りで、細身ガード向け」という雰囲気が強い。ニット系のアッパーで足を包む感じで、足幅が細い人だと普段のバッシュサイズでもピタッと気持ちよく収まりそうな印象。一方で、幅広の人が同じノリで選ぶと中足部がパンパンになりそうで、迷ったらハーフサイズ上を視野に入れている人が多いように見える。

その次のアンダーアーマーカリー12になると、ちょっと空気が変わる。つま先に少し余裕があるという話も多くて、「カリー11よりほんのりゆったりめ」というイメージで語られることが多い印象。足幅が広めの人でもそこまで身構えずにいけそうな雰囲気がある一方、細足の人はジャストサイズか、場合によってはハーフサイズ下げる話まで出てきていて、本当に足型次第という感じ。結局、「カリーシリーズは全部同じサイズで行ける」というより、アンダーアーマーカリー11とアンダーアーマーカリー12は別物として考えた方が分かりやすそうだなと思う。

フロー系の代表格としてはアンダーアーマーカリーフロー10もよく名前が挙がる。このモデルも、“普段と同じサイズでタイトにフィットさせる派”と“ハーフサイズ上げて楽に履きたい派”で意見が割れている印象で、どちらかというとガチめのプレー志向ならジャスト、長時間の練習や足幅に不安があるなら少し上げる、という分かれ方をしているように見える。ソールのクッションとグリップが強い感じなので、自分のプレースタイルと足型のバランスを考えながらサイズを決めたいモデル。

価格帯を少し抑えたラインを見ると、アンダーアーマーカリースプラッシュ24 APやアンダーアーマーカリースプラッシュ25 APあたりが気になるところ。こちらはガチのシグネチャーより少しカジュアル寄りな位置付けで、部活生やミニバス層もターゲットにしていそうな雰囲気。レビューを眺めていると、ガッチガチのタイトというよりは「やや余裕があって履きやすいけど、アンダーアーマーらしいフィット感はちゃんとある」といったニュアンスが多くて、初めてアンダーアーマーのバッシュを試す人の入口にもなりやすそうな印象がある。

同じく汎用性が高いと言われやすいのがアンダーアーマースポーン7。つま先が少しスクエアっぽい形で、指先に余裕が出やすいという声が多いので、指が長い人や窮屈さが苦手な人にも合いそうな雰囲気がある。ナイキの標準的なバッシュと同じサイズで履いている人も多そうで、「アンダーアーマーの中ではクセが少ない、オールラウンド寄りのサイズ感」という印象で語られていることが多い。迷ったらハーフサイズアップで安全運転、という選び方もよく見かける。

エントリーモデル枠だと、やっぱりアンダーアーマーロックダウン6とアンダーアーマーロックダウン7の存在感が大きい。価格が抑えめなぶん、つくりも少しゆったりめで、ガチガチにタイトというより「部活で毎日履くのにちょうどいい、ちょい余裕のあるフィット」という印象の声が多い。成長期の中高生やジュニアだと、今ぴったりよりも少し先を見てハーフサイズ上を選んでいるケースもかなり多そうで、このクラスは“履き心地＋サイズの余裕＋値段”のバランスで選ばれている感じがある。

ビッグマン系のイメージが強いのがアンダーアーマーエンビード1。このモデルに関しては、「縦はわりと余裕があるけど、横はわりとしっかりフィットする」という話もあれば、「全体的に少し小さめに感じた」という声もあり、情報がかなり割れている印象。プレーでの好み（きっちり締めたいか、ある程度ゆとりが欲しいか）によって評価が変わりやすいモデルっぽくて、正直なところ一番サイズを慎重に選びたいラインかもしれない。

サイズ感と一緒に考えたいのが性能面との相性。例えば、フローソールを使ったアンダーアーマーカリーフロー10やアンダーアーマーフローフューチャーX 3は、止まる・切り返す動きでソールがかなり強くコートをつかむタイプと言われていて、ここでシューズ内に遊びが出ると、せっかくのグリップが持ったいない。こういうモデルは、幅さえ問題なければタイト寄りのサイズを狙いたくなるし、逆に幅が厳しそうならムリに攻めずハーフサイズ上げてフィットとのバランスを取りたくなる。

一方で、アンダーアーマーロックダウン6やアンダーアーマーロックダウン7、アンダーアーマーカリースプラッシュ24 AP、アンダーアーマーカリースプラッシュ25 APあたりの、いわゆるエントリー〜ミドルレンジのモデルは、クッション性や履き心地も重視されがちで、多少のゆとりがあってもそこまで致命的になりにくい印象がある。成長期の足や、長時間の練習で足がむくみやすい人には、むしろ少し余裕があった方が現実的だったりもする。

いろいろ見ていると、アンダーアーマーのバッシュを選ぶときは、「自分の足の実寸（長さと幅）」「普段履いているナイキバッシュやアシックスバッシュのサイズ」「狙っているモデルの性格」の三つを頭の中で重ねるイメージが一番しっくり来る。細身の足でキレキレの動きを重視するならアンダーアーマーカリー11やアンダーアーマーカリーフロー10をタイトめに攻める選択肢が出てくるし、幅広で部活メインならアンダーアーマースポーン7やアンダーアーマーロックダウン7のハーフサイズアップあたりが現実的な落としどころになりやすそう。

最終的には、どのモデルも「自分の足型とプレースタイルにどこまで寄り添ってくれるか」がポイントになるので、気になるモデルがあったら、商品ページのサイズレビューをじっくり読み込んで、自分の足の特徴と照らし合わせながら、アンダーアーマーカリー12でもアンダーアーマーエンビード1でも、自分なりのベストサイズを探していくのが一番安心かな、というのがざっくりした結論。

アンダーアーマーのバッシュのサイズ感って実際どう？モデル別にラフにまとめてみた