山と道のロングパンツといえば、まず頭に浮かぶのが[5ポケットパンツ]だと思う。タスランナイロンの生地と、5つのポケット、ちょっと太めでテーパードしたシルエット。そこに、より軽量な[Light 5-Pocket Pants]や、ダブルウィーブでタフさと動きやすさを両立させた[DW 5-Pocket Pants]、ウール混でしっとりした穿き心地の[Merino 5-Pocket Pants]、タック入りで少しきれいめな[One Tuck 5-Pocket Pants]、夏場の相棒になりそうな[Light 5-Pocket Shorts]など、気づけばシリーズだけで選択肢がかなり増えている。
その中でも「サイズ感」が一番悩まれるのが、やっぱりいちばんベーシックな[5ポケットパンツ]だと思うので、ここを中心に、他モデルとの違いも混ぜながら整理してみる。
まず事情として、[5ポケットパンツ]は一般的な日本ブランドのパンツより、少しゆったりめに作られていると言われている。ウエストはゴム+ベルトでぐいっと締められる仕様で、数字上のウエストよりかなり広いレンジをカバーしてくれる。股下は「通常丈」と「Tall丈」があって、S・M・LのそれぞれにST・MT・LTが用意されているせいか、身長と丈の組み合わせで迷いやすい。
一方、[Light 5-Pocket Pants]や[DW 5-Pocket Pants]は、基本の型は似ているのに、生地が薄かったりストレッチ性が高かったりするので、同じサイズ表記でも穿き心地が少し違うという声も見かける。[Merino 5-Pocket Pants]は生地に厚みと落ち感があって、同じサイズでも「ドレープが出てきれいに見える」みたいな感想が多いし、[One Tuck 5-Pocket Pants]はタックのおかげで腰まわりに余裕が生まれて、少しきちんとした雰囲気に寄る。ショーツの[Light 5-Pocket Shorts]になると、丈が短くなるぶん、同じウエストでも全体のバランスが軽く感じられる。
サイズ感の感想を集めて眺めていると、[5ポケットパンツ]は「太ももゆったり、裾はきゅっとテーパード」という印象が強い。170cm前後・60kg台くらいの人がSかMで迷って、「普段はMだけど、これはSでもまだ余裕がある」という話があったり、180cm前後・80kg前後くらいの人がLを基準にしつつ「ゆるっと穿きたいからXLもアリ」と考えていたり。要するに、ウエストとワタリにゆとりを持たせて、ベルトで締めて自分好みに寄せていくタイプのパンツというイメージになる。
メンズとレディースを見比べると、「Men SとWomen Mがだいたい近いサイズ感」という話もあって、細身の人があえてメンズに行ってシルエットを楽しんでいる例もあるようだ。たとえば小柄な人が[5ポケットパンツ]のMen Sをゆるめに穿くスタイルや、女性が[Light 5-Pocket Pants]のMen Sでシャカシャカした軽さを楽しんでいるスタイルなど。
シリーズ内で比べると、いちばん「がっしり感」が強いのが[5ポケットパンツ]で、そこから軽量寄りに振ったのが[Light 5-Pocket Pants]、タフさと動きやすさを足したのが[DW 5-Pocket Pants]、街でも山でも秋冬向きな落ち着いた雰囲気を持っているのが[Merino 5-Pocket Pants]、ちょっときれいめ寄りでシャツにも合わせやすいのが[One Tuck 5-Pocket Pants]という感じで、用途と好みでサイズ選びの基準も微妙に変わってくる。ショーツの[Light 5-Pocket Shorts]になると、ウエストは同じでも丈が短いぶん、ワンサイズ上げてリラックス感を足す人もいるようだ。
性能の話として、[5ポケットパンツ]はタスランナイロンのしっかりした生地で、風をそこそこ防ぎつつ、濡れても乾きやすいという特徴があると言われている。生地のコシがあるので、サイズを上げると「軍パン寄りのゆるさ」が出て、サイズを攻めるとテーパードが効いてすっきり見える。ポケットが5つあって、スマホや地図、おやつなんかを入れてもシルエットが崩れにくいように配置されているのも、サイズ感に影響してくるポイントだと思う。荷物をポケットにたくさん入れる前提なら、ワンサイズ上げた方が動きやすいという意見も見かけた。
軽量寄りの[Light 5-Pocket Pants]は、生地が薄くてしなやかなので、同じサイズでも[5ポケットパンツ]より身体への追従感が強い。夏場や蒸し暑い山行なら、少しゆとりを持たせても軽さでカバーしてくれる印象がある。[DW 5-Pocket Pants]はストレッチの効いたダブルウィーブ生地で、同じサイズのままでも屈伸のしやすさが増すぶん、ジャスト寄りを選んでシルエットをきれいに出している人が多いように感じる。
秋冬やテン場でのんびりするときには[Merino 5-Pocket Pants]が人気で、ウール混の暖かさと、落ち感のある生地のおかげで、ワンサイズ上げてもだらしなく見えにくいという評価がある。街着寄りなら、タックの入った[One Tuck 5-Pocket Pants]をジャストサイズで穿いて、上はシャツやニットを合わせるスタイルもよく見かけるし、真夏は思い切って[Light 5-Pocket Shorts]で足元を軽くしてしまうのも気持ちよさそうだ。
こうして見ていくと、「山でガシガシ使うならベーシックな[5ポケットパンツ]をベースに、シーズンやスタイルに合わせて[Light 5-Pocket Pants]や[DW 5-Pocket Pants]、[Merino 5-Pocket Pants]、[One Tuck 5-Pocket Pants]、そしてショーツの[Light 5-Pocket Shorts]をどう絡めるか」という遊び方になってくる。
サイズ選びに迷った時は、まずは自分の「普段のパンツのサイズ」と「どの季節にどんなシーンで穿きたいか」を思い浮かべて、山中心なら[5ポケットパンツ]か[DW 5-Pocket Pants]を軸に、街やキャンプ寄りなら[Merino 5-Pocket Pants]や[One Tuck 5-Pocket Pants]も視野に入れてみると、自分の体型と好みにしっくりくる「山と道の5ポケットのサイズ感」が見えてくるはずだ。
山と道[5ポケットパンツ]サイズ感の迷子にならないために
山と道のロングパンツといえば、まず頭に浮かぶのが[5ポケットパンツ]だと思う。タスランナイロンの生地と、5つのポケット、ちょっと太めでテーパードしたシルエット。そこに、より軽量な[Light 5-Pocket Pants]や、ダブルウィーブでタフさと動きやすさを両立させた[DW 5-Pocket Pants]、ウール混でしっとりした穿き心地の[Merino 5-Pocket Pants]、タック入りで少しきれいめな[One Tuck 5-Pocket Pants]、夏場の相棒になりそうな[Light 5-Pocket Shorts]など、気づけばシリーズだけで選択肢がかなり増えている。
その中でも「サイズ感」が一番悩まれるのが、やっぱりいちばんベーシックな[5ポケットパンツ]だと思うので、ここを中心に、他モデルとの違いも混ぜながら整理してみる。
まず事情として、[5ポケットパンツ]は一般的な日本ブランドのパンツより、少しゆったりめに作られていると言われている。ウエストはゴム+ベルトでぐいっと締められる仕様で、数字上のウエストよりかなり広いレンジをカバーしてくれる。股下は「通常丈」と「Tall丈」があって、S・M・LのそれぞれにST・MT・LTが用意されているせいか、身長と丈の組み合わせで迷いやすい。
一方、[Light 5-Pocket Pants]や[DW 5-Pocket Pants]は、基本の型は似ているのに、生地が薄かったりストレッチ性が高かったりするので、同じサイズ表記でも穿き心地が少し違うという声も見かける。[Merino 5-Pocket Pants]は生地に厚みと落ち感があって、同じサイズでも「ドレープが出てきれいに見える」みたいな感想が多いし、[One Tuck 5-Pocket Pants]はタックのおかげで腰まわりに余裕が生まれて、少しきちんとした雰囲気に寄る。ショーツの[Light 5-Pocket Shorts]になると、丈が短くなるぶん、同じウエストでも全体のバランスが軽く感じられる。
サイズ感の感想を集めて眺めていると、[5ポケットパンツ]は「太ももゆったり、裾はきゅっとテーパード」という印象が強い。170cm前後・60kg台くらいの人がSかMで迷って、「普段はMだけど、これはSでもまだ余裕がある」という話があったり、180cm前後・80kg前後くらいの人がLを基準にしつつ「ゆるっと穿きたいからXLもアリ」と考えていたり。要するに、ウエストとワタリにゆとりを持たせて、ベルトで締めて自分好みに寄せていくタイプのパンツというイメージになる。
メンズとレディースを見比べると、「Men SとWomen Mがだいたい近いサイズ感」という話もあって、細身の人があえてメンズに行ってシルエットを楽しんでいる例もあるようだ。たとえば小柄な人が[5ポケットパンツ]のMen Sをゆるめに穿くスタイルや、女性が[Light 5-Pocket Pants]のMen Sでシャカシャカした軽さを楽しんでいるスタイルなど。
シリーズ内で比べると、いちばん「がっしり感」が強いのが[5ポケットパンツ]で、そこから軽量寄りに振ったのが[Light 5-Pocket Pants]、タフさと動きやすさを足したのが[DW 5-Pocket Pants]、街でも山でも秋冬向きな落ち着いた雰囲気を持っているのが[Merino 5-Pocket Pants]、ちょっときれいめ寄りでシャツにも合わせやすいのが[One Tuck 5-Pocket Pants]という感じで、用途と好みでサイズ選びの基準も微妙に変わってくる。ショーツの[Light 5-Pocket Shorts]になると、ウエストは同じでも丈が短いぶん、ワンサイズ上げてリラックス感を足す人もいるようだ。
性能の話として、[5ポケットパンツ]はタスランナイロンのしっかりした生地で、風をそこそこ防ぎつつ、濡れても乾きやすいという特徴があると言われている。生地のコシがあるので、サイズを上げると「軍パン寄りのゆるさ」が出て、サイズを攻めるとテーパードが効いてすっきり見える。ポケットが5つあって、スマホや地図、おやつなんかを入れてもシルエットが崩れにくいように配置されているのも、サイズ感に影響してくるポイントだと思う。荷物をポケットにたくさん入れる前提なら、ワンサイズ上げた方が動きやすいという意見も見かけた。
軽量寄りの[Light 5-Pocket Pants]は、生地が薄くてしなやかなので、同じサイズでも[5ポケットパンツ]より身体への追従感が強い。夏場や蒸し暑い山行なら、少しゆとりを持たせても軽さでカバーしてくれる印象がある。[DW 5-Pocket Pants]はストレッチの効いたダブルウィーブ生地で、同じサイズのままでも屈伸のしやすさが増すぶん、ジャスト寄りを選んでシルエットをきれいに出している人が多いように感じる。
秋冬やテン場でのんびりするときには[Merino 5-Pocket Pants]が人気で、ウール混の暖かさと、落ち感のある生地のおかげで、ワンサイズ上げてもだらしなく見えにくいという評価がある。街着寄りなら、タックの入った[One Tuck 5-Pocket Pants]をジャストサイズで穿いて、上はシャツやニットを合わせるスタイルもよく見かけるし、真夏は思い切って[Light 5-Pocket Shorts]で足元を軽くしてしまうのも気持ちよさそうだ。
こうして見ていくと、「山でガシガシ使うならベーシックな[5ポケットパンツ]をベースに、シーズンやスタイルに合わせて[Light 5-Pocket Pants]や[DW 5-Pocket Pants]、[Merino 5-Pocket Pants]、[One Tuck 5-Pocket Pants]、そしてショーツの[Light 5-Pocket Shorts]をどう絡めるか」という遊び方になってくる。
サイズ選びに迷った時は、まずは自分の「普段のパンツのサイズ」と「どの季節にどんなシーンで穿きたいか」を思い浮かべて、山中心なら[5ポケットパンツ]か[DW 5-Pocket Pants]を軸に、街やキャンプ寄りなら[Merino 5-Pocket Pants]や[One Tuck 5-Pocket Pants]も視野に入れてみると、自分の体型と好みにしっくりくる「山と道の5ポケットのサイズ感」が見えてくるはずだ。

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