リーガルを履いていると、ふと「次はイギリス靴いきたいな」と思った瞬間に、サイズの壁が立ち上がってきます。日本サイズできっちり書いてあるリーガル 2504やリーガル 2504NAに慣れていると、UK◯とかラスト4444とか聞いただけで、もう頭がこんがらがる感じです。しかも候補にあがってくるのが、穴飾りがずらっと並んだトリッカーズ バートンだったり、ブーツ好きの目を引くトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンだったり、いかにも「一生もの」みたいな空気を出してくるから余計に失敗したくない。普段の相棒がリーガル ビジネスシューズあたりだと、「あのサイズからどう動けばいいのか」というのが、トリッカーズ サイズ感 リーガルという検索ワードにそのまま出てくるモヤモヤなんだと思います。
いろいろなショップの説明やユーザーの声を眺めていると、なんとなく絵が浮かんできます。リーガル ビジネスシューズやリーガル 2504って、日本人の足を意識して作られているだけあって、前足部にちょっと余裕があったり、EEE表記で幅広めだったりすることが多い印象です。それに対して、トリッカーズのカントリー系、たとえばトリッカーズ バートンとかトリッカーズ カントリーブーツは、数字だけ見ると大きめに感じるけれど、実物は「ぎゅっ」と足を包む感じで、最初は固くて重くて、でも育てがいがありそうな雰囲気をまとっています。同じトリッカーズの中でも、4444ラストのトリッカーズ バートンは横にふっくらしていて安心感がありそうで、ブーツ寄りのトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンは、甲を押さえ気味で、歩き出すとしっかりホールドしてくれそうな、ちょっとストイックなフィットを想像させます。リーガル派からすると、「同じUK7でもモデルによってきつさが違うってどういうこと?」とツッコミたくなるところですが、そこがまた靴沼の面白いところでもあります。
もう少し具体的に、数字の感覚をリーガルからトリッカーズに翻訳してみます。例えば、仕事用にリーガル 2504やリーガル 2504NAを25.0cmで履いている人なら、トリッカーズのカントリー系ではUK6.5あたりがまず試してみたいラインというイメージです。もう少し足長があって、リーガル ビジネスシューズを26.0cmで選んでいるなら、トリッカーズ バートンやトリッカーズ カントリーブーツではUK7.5くらいから探すと、長さも幅も大きく外しにくい、という感じで語られていることが多いです。同じUK7.5でも、ゆったりめの4444ラストのトリッカーズ バートンなら少し余裕が残りやすくて、タイト寄りのラストを使ったトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンだと、同じサイズでも甲がしっかり押さえられて、厚手のソックスを前提にしたぴったり感になりやすい、そんなニュアンスです。
性能というほど大げさな話ではないのですが、フィットを道具として見たときに意識しておきたいポイントもあります。リーガル ビジネスシューズは最初からそこそこ柔らかくて、箱から出してすぐ戦力になるモデルが多いのに対して、トリッカーズ カントリーブーツやトリッカーズ バートンは、グッドイヤーウェルトに分厚いレザー、コルクの沈み込みと、時間をかけて馴染ませる前提の仕立てになっています。だから、リーガルと同じ感覚で「履いた瞬間の楽さ」だけで選ぶと、馴染んだ頃にはゆるゆるになってしまう可能性もあるわけです。逆に、最初に少しだけタイトかな、くらいのサイズを選んでおいて、短時間ずつ履いていくと、自分の足の形がインソールに写っていくようなフィットに育っていきます。そう考えると、リーガル 2504でちょうどよい26.0cmの人が、トリッカーズ ストウをUK7.5でスタートして、厚手のソックスで馴染ませていく、みたいな選び方は「攻めたサイズだけど道具としては理にかなっている」というポジションになります。
足の形や履き方のスタイルによっても、正解はけっこう変わります。甲高幅広寄りでリーガル 2504NAのEEEがしっくりくる人なら、横にゆとりのあるトリッカーズ バートンが相性良さそうに見えますし、逆に足幅が細めで、すっきりしたリーガル ビジネスシューズのラインが好きな人なら、甲を押さえてくれるトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンのほうが、足と一体になってくれるように感じるはずです。仕事用はリーガル ビジネスシューズ、休日はトリッカーズ カントリーブーツみたいに、用途で履き分けるのも楽しい組み合わせになりそうです。
結局のところ、リーガルからトリッカーズに飛び込むときのサイズ選びは、「数字の対応表+ラストの性格+自分の足のクセ」の三つ巴です。普段のリーガル 2504やリーガル 2504NAのサイズを出発点にしつつ、4444ラストのトリッカーズ バートンなら同等のUKサイズあたりから、甲低めのラストを使うトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンならハーフサイズ上げも候補に入れて、厚手ソックスと馴染みの時間も計算に入れながら選んでいく。そんなふうに「ゆるく真剣」に考えていくと、トリッカーズ サイズ感 リーガルという難問も、少しだけ輪郭がはっきりしてきて、次の一足に手を伸ばしやすくなるように感じます。
リーガル基準でトリッカーズのサイズ感をゆるく真剣に考えてみる
リーガルを履いていると、ふと「次はイギリス靴いきたいな」と思った瞬間に、サイズの壁が立ち上がってきます。日本サイズできっちり書いてあるリーガル 2504やリーガル 2504NAに慣れていると、UK◯とかラスト4444とか聞いただけで、もう頭がこんがらがる感じです。しかも候補にあがってくるのが、穴飾りがずらっと並んだトリッカーズ バートンだったり、ブーツ好きの目を引くトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンだったり、いかにも「一生もの」みたいな空気を出してくるから余計に失敗したくない。普段の相棒がリーガル ビジネスシューズあたりだと、「あのサイズからどう動けばいいのか」というのが、トリッカーズ サイズ感 リーガルという検索ワードにそのまま出てくるモヤモヤなんだと思います。
いろいろなショップの説明やユーザーの声を眺めていると、なんとなく絵が浮かんできます。リーガル ビジネスシューズやリーガル 2504って、日本人の足を意識して作られているだけあって、前足部にちょっと余裕があったり、EEE表記で幅広めだったりすることが多い印象です。それに対して、トリッカーズのカントリー系、たとえばトリッカーズ バートンとかトリッカーズ カントリーブーツは、数字だけ見ると大きめに感じるけれど、実物は「ぎゅっ」と足を包む感じで、最初は固くて重くて、でも育てがいがありそうな雰囲気をまとっています。同じトリッカーズの中でも、4444ラストのトリッカーズ バートンは横にふっくらしていて安心感がありそうで、ブーツ寄りのトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンは、甲を押さえ気味で、歩き出すとしっかりホールドしてくれそうな、ちょっとストイックなフィットを想像させます。リーガル派からすると、「同じUK7でもモデルによってきつさが違うってどういうこと?」とツッコミたくなるところですが、そこがまた靴沼の面白いところでもあります。
もう少し具体的に、数字の感覚をリーガルからトリッカーズに翻訳してみます。例えば、仕事用にリーガル 2504やリーガル 2504NAを25.0cmで履いている人なら、トリッカーズのカントリー系ではUK6.5あたりがまず試してみたいラインというイメージです。もう少し足長があって、リーガル ビジネスシューズを26.0cmで選んでいるなら、トリッカーズ バートンやトリッカーズ カントリーブーツではUK7.5くらいから探すと、長さも幅も大きく外しにくい、という感じで語られていることが多いです。同じUK7.5でも、ゆったりめの4444ラストのトリッカーズ バートンなら少し余裕が残りやすくて、タイト寄りのラストを使ったトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンだと、同じサイズでも甲がしっかり押さえられて、厚手のソックスを前提にしたぴったり感になりやすい、そんなニュアンスです。
性能というほど大げさな話ではないのですが、フィットを道具として見たときに意識しておきたいポイントもあります。リーガル ビジネスシューズは最初からそこそこ柔らかくて、箱から出してすぐ戦力になるモデルが多いのに対して、トリッカーズ カントリーブーツやトリッカーズ バートンは、グッドイヤーウェルトに分厚いレザー、コルクの沈み込みと、時間をかけて馴染ませる前提の仕立てになっています。だから、リーガルと同じ感覚で「履いた瞬間の楽さ」だけで選ぶと、馴染んだ頃にはゆるゆるになってしまう可能性もあるわけです。逆に、最初に少しだけタイトかな、くらいのサイズを選んでおいて、短時間ずつ履いていくと、自分の足の形がインソールに写っていくようなフィットに育っていきます。そう考えると、リーガル 2504でちょうどよい26.0cmの人が、トリッカーズ ストウをUK7.5でスタートして、厚手のソックスで馴染ませていく、みたいな選び方は「攻めたサイズだけど道具としては理にかなっている」というポジションになります。
足の形や履き方のスタイルによっても、正解はけっこう変わります。甲高幅広寄りでリーガル 2504NAのEEEがしっくりくる人なら、横にゆとりのあるトリッカーズ バートンが相性良さそうに見えますし、逆に足幅が細めで、すっきりしたリーガル ビジネスシューズのラインが好きな人なら、甲を押さえてくれるトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンのほうが、足と一体になってくれるように感じるはずです。仕事用はリーガル ビジネスシューズ、休日はトリッカーズ カントリーブーツみたいに、用途で履き分けるのも楽しい組み合わせになりそうです。
結局のところ、リーガルからトリッカーズに飛び込むときのサイズ選びは、「数字の対応表+ラストの性格+自分の足のクセ」の三つ巴です。普段のリーガル 2504やリーガル 2504NAのサイズを出発点にしつつ、4444ラストのトリッカーズ バートンなら同等のUKサイズあたりから、甲低めのラストを使うトリッカーズ ストウやトリッカーズ モールトンならハーフサイズ上げも候補に入れて、厚手ソックスと馴染みの時間も計算に入れながら選んでいく。そんなふうに「ゆるく真剣」に考えていくと、トリッカーズ サイズ感 リーガルという難問も、少しだけ輪郭がはっきりしてきて、次の一足に手を伸ばしやすくなるように感じます。

コメント