クラウドモンスターサイズ感が気になって眠れない人へ

事情：クラウドモンスターのサイズで迷子になる

「クラウドモンスターサイズ感」で検索している人って、きっと自分も含めてサイズ選びでちょっと迷子になっている仲間だと思うんですよね。厚底でモンスター級クッションのランシューって、それだけでロマンがあるのに、いざ買おうとしたら「いつものサイズでいい」「0.5cm上げろ」「いや下げろ」と言われて、結局なにもポチれないまま日が暮れるやつです。

最近はOnのシューズが街中でも一気に増えてきて、特にオンクラウドモンスターとかOn Cloudmonsterのゴツゴツしたソールを見かけるたびに、「あのサイズ感って実際どうなんだ？」と気になってしまいます。しかも今は後継のオンクラウドモンスター 2やOn Cloudmonster 2、軽量寄りのオンクラウドモンスターハイパーとOn Cloudmonster Hyper、ライフスタイル寄りなオンクラウドモンスター VoidやOn Cloudmonster Voidまで出てきて、シリーズだけでもうカオス状態です。

一方で、ランナー界隈の定番であるナイキズームフライ5やNike Zoom Fly 5、クッション系ではHOKA クリフトン 9、ニューバランスの厚底代表としてニューバランスフレッシュフォーム 1080 v13あたりを履いている人も多くて、「そのサイズ基準でクラウドモンスターはどうするか？」というのが、個人的に一番知りたいポイントです。

感想：レビューを漁って見えてきたサイズ感のざっくりイメージ

自分であれこれレビューや公式説明を眺めていると、オンクラウドモンスターとOn Cloudmonsterは、ざっくり「長さはいつものランシューと同じくらい、前足部はそこそこ余裕あり。ただし足先が細い人だとちょっと緩いかも」という雰囲気が強めです。逆に、つま先の窮屈さを感じる人も少数いて、「普段と同じか、0.5cm上げてもいいかな」と悩んでいる印象。

それがオンクラウドモンスター 2やOn Cloudmonster 2になると、「前作よりゆったり」「ボリュームアップしてワイド寄り」というコメントが増えて、むしろ0.5cm下げる人も出てきます。前作のオンクラウドモンスターでジャストだった人が、オンクラウドモンスター 2では「ちょっと大きいかも」と感じているレビューもあって、シリーズ内でさえサイズ感が微妙に変わっているのが面白いところです。

さらにスピード寄りのオンクラウドモンスターハイパーやOn Cloudmonster Hyperは、「クラウドモンスター2ほどワイドではないけれど、一般的なレーシングシューズほどタイトでもない」という評価が多くて、サイズはいつも通りで選ぶ人が多そうな雰囲気です。クッションゆるふわ系の見た目とは違って、ちゃんとスピードを意識したバランス感覚っぽい。

一方で、街履きメインで話題に上がるオンクラウドモンスター VoidとOn Cloudmonster Voidは、「スニーカーとして標準的」「少し余裕のあるサイズ感」と言われがちで、ランニングというよりデイリーユースで考える人が多い印象です。クッションゴリゴリの見た目なのに、街中で普通に馴染むのがずるい。

他ブランドと比べてイメージしやすくすると、例えばナイキズームフライ5やNike Zoom Fly 5で27.0cmを履いている人が、同じ27.0でオンクラウドモンスターを試す、みたいな話がよく出てきます。クッション系のHOKA クリフトン 9やニューバランスフレッシュフォーム 1080 v13と比べても、「足長はほぼ同じで、クラウドモンスターの方が少しだけボリューム感があるかな」くらいの雰囲気で語られていることが多いです。

個人的なざっくり結論としては、クラウドモンスターシリーズ全体は、「足幅ふつう〜やや広めの人にはちょうど良くて、細足の人にはちょっと緩く感じるかも」という、わりと日本人向きな立ち位置にいるのかな、という印象があります。

性能とサイズの関係：どのサイズを選ぶと気持ちよく履けそうか

サイズ感の話だけしても意味がないので、クッション性能とどう噛み合うかも含めて妄想してみます。

まずオンクラウドモンスターとOn Cloudmonster。巨大なCloudTecソールで、とにかく「柔らかめ・跳ねる・ロッカーで前に転がる」という三拍子が売りのモデルです。ジョグやLSD、リカバリーラン、あとは休日の街歩きでもぜいたくにクッションを味わう用途に向いている感じ。こういう用途だと、つま先がキツキツより、0.5cm上げてゆったり履くスタイルも全然アリだと思います。特にHOKA クリフトン 9やニューバランスフレッシュフォーム 1080 v13のような「ふかふかクッション」を普段から愛用している人は、同じような感覚でちょっと余裕を持たせたサイズの方が、イメージ通りの履き心地に近づきそうです。

次にオンクラウドモンスター 2とOn Cloudmonster 2。前作よりもボリュームもフィットもゆったりしてきて、「ロングジョグからテンポ走までいける万能厚底」というポジションっぽいので、ここはジャスト寄りで攻めたいところ。普段ナイキズームフライ5やNike Zoom Fly 5をぴったり目に履いている人なら、そのナイキと同じサイズか、場合によっては0.5cm下げてみる、くらいの選び方をしても、走りの安定感は確保しやすそうです。足幅広めで厚手ソックス派なら、いつも通りのサイズのままが無難かな、という気もします。

スピード寄りのオンクラウドモンスターハイパーとOn Cloudmonster Hyperは、名前の通りテンポ走とかサクッとしたペース走に使いたくなるモデルなので、ここは基本「いつものランシューサイズ」で、余計なゆるさを出さない方が性能を引き出しやすそうです。厚底だけど、ある程度足とシューズが一体化してくれないとスピードを出したときに不安定になりやすいので、あまり大きく攻めすぎない方が良さそうだなと感じます。

最後に、街履き＆オフの日の相棒としてのオンクラウドモンスター VoidとOn Cloudmonster Void。これはもう完全に好みの世界ですが、スニーカーとしてゆったり履きたいなら、HOKA クリフトン 9やニューバランスフレッシュフォーム 1080 v13と同じサイズにして、つま先にちょっと余裕があるくらいが「分厚いソールをふかふか楽しむ」にはちょうど良さそうです。細身ファッションに合わせてスッキリ見せたいなら、スニーカーサイズをほんの少し攻めてジャスト寄りにしてもいいかもしれません。

ざっくりまとめると、クラウドモンスターシリーズのサイズ選びは、普段の基準になっているナイキズームフライ5やNike Zoom Fly 5、HOKA クリフトン 9、ニューバランスフレッシュフォーム 1080 v13と同じところからスタートして、「よりクッションを楽しみたいなら少し大きめ」「スピードを出したいならジャスト寄り」と考えると、だいぶイメージしやすくなるかなと思います。厚底モンスターの履き心地を想像しながら、自分の足と相談してベストな一足を探す時間も、シューズ選びの楽しみの一つということで。