ジム通いを本格的に始めてから、いちばん沼ったのが「筋トレ シューズ」です。最初は普通のスニーカーでいいでしょ、と思っていたんですが、スクワットの重量が少しずつ伸びてくると足元のグラつきが気になり始めて、気づけばいろんなシューズを試しまくることに。ここでは、完全に一人の趣味トレーニーとして、これまで履いてきた筋トレ シューズの感想と、タイプ別の選び方をゆるくまとめてみます。
最初の一足はナイキ派だった話
いちばん最初に買った筋トレ シューズが ナイキ メトコン 10 でした。ジムの上手そうな人たちがメトコンを履いているのを見て、「とりあえずこれ選んでおけば間違いないでしょ」という完全なミーハー精神です。
ナイキ メトコン 10 は、ソールがそこそこ硬くてかかとも安定しているので、マシンのレッグプレスや軽めのスクワット、ベンチプレスくらいならこれ一足でかなり快適でした。ジム終わりにそのまま街を歩いても見た目が普通にカッコいいのもポイント。
そのあと、有酸素もちゃんとやろうと思って買い足したのが ナイキ フリー メトコン 6 です。こちらはフリーの名前どおり、前足部がかなり柔らかくて、トレッドミルでちょっと走るときなんかに気持ちいいクッション感があります。HIIT系でジャンプしたり、バーピーしたりするときも、ナイキ フリー メトコン 6 のほうが膝がラクな印象でした。
ただ、重量を追い込む日になると「もう少しソールが硬くてフラットなやつが欲しい…」という欲が出てきます。メトコン系は万能なんですが、パワーリフティング寄りになると、ちょっと沈み込みが気になってきました。
国産ブランドの安心感:ミズノのトレーニングシューズ
そこで次に試したのが ミズノ トレーニングシューズ TF-01 。「バランス能力を鍛える」というコンセプトに惹かれて、半分ネタのつもりで買ったのですが、これが思った以上に良かったです。
ミズノ トレーニングシューズ TF-01 は、ソールの真ん中あたりが独特の形状になっていて、最初はちょっと不思議な感覚があります。でも慣れてくると、スクワットやランジで足裏のどこに体重を乗せると安定するのか、感覚的に掴みやすい気がしました。
日本人の足型を意識しているからか、横幅が比較的ゆったりしていて、足の指がしっかり広げられるのも好みでした。足幅広めで海外ブランドのシューズだと小指がきつくなりがちな人には、ミズノ トレーニングシューズ TF-01 はかなりアリだと思います。
スクワットを真面目にやりたくなってリフティングシューズ沼へ
スクワットの重量を本気で伸ばしたくなってから、ついにリフティングシューズに手を出しました。最初の一足は アディダス パワー パーフェクト 3 。
アディダス パワー パーフェクト 3 は、ほどよいヒール高さとガチガチのソールで、とにかくスクワットが安定します。しゃがみ込んだときにかかとが全然沈まないので、「床を押してる」感覚がすごくはっきり出るのが気持ちいい。フォームが急に上手くなったような錯覚すらありました。
その後、国産も気になって買ったのが アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING 。名前そのままですが、これもかなり真面目な作りです。
アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING は、足幅が日本人向けでフィット感が良く、甲のストラップでガッチリ固定できるので、重いフロントスクワットやオーバーヘッドスクワットをやるときも安心感があります。ヒールの高さはアディダス パワー パーフェクト 3 と同じくらいで、足首が固めの自分にはちょうどよかったです。
正直、スクワットにハマっている人なら、一度はリフティングシューズを試してみてほしい派です。特に、しゃがむとすぐ前傾してしまう人や、かかとが浮きやすい人には、アディダス パワー パーフェクト 3 や アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING みたいな一足がかなり助けになると思います。
デッドリフトの日はフラットソール派
逆にデッドリフトの日は、ヒールのあるシューズはあまり好みではなくて、フラットソールで攻めたい派です。そこで活躍しているのが SABO デッドリフトシューズ と SABO デッドリフト PRO 。
SABO デッドリフトシューズ は、ほとんどスリッパみたいな薄さなのに、サイドの補強がしっかりしていて、バーを引き上げるときの安定感が抜群です。足と床の距離が近いので、初めて履いたときは「こんなにバーが軽く感じるのか!」とちょっと感動しました。
そこから調子に乗ってステップアップしたのが SABO デッドリフト PRO 。こちらはヒール部分やアッパーの作りがさらにしっかりしていて、ヘビーなデッドリフトをするときの安心感がさらにアップした感じです。
軽めの日やフォーム練習のときは SABO デッドリフトイージー を履くこともあります。SABO デッドリフトイージー は名前のとおりライトな履き心地で、家トレでダンベルデッドリフトをするときにもそのまま使える気楽さが良いです。
実はコンバースもかなり使える
「とりあえずフラットソールを試したい」という人に推したいのが、定番の コンバース キャンバス オールスター OX と コンバース キャンバス オールスター J OX です。
コンバース キャンバス オールスター OX は、ソールが薄くてフラット、かつ底がそこそこ硬いので、デッドリフトやベンチプレスの日にはかなり重宝します。見た目が完全に普段履きなので、ジム帰りにそのまま遊びに行っても違和感ゼロ。
ちょっとこだわりたい人は コンバース キャンバス オールスター J OX もアリだと思います。日本製で作りがしっかりしていて、個人的にはソールの安定感もこちらのほうが好みでした。さすがにガチのデッドリフト専用シューズと比べるとグリップは劣りますが、「普段履きもできる筋トレ シューズ」としてはかなり優秀だと思っています。
自分なりの使い分けルール
いろいろ試した結果、今はこんな感じで使い分けています。
- 全身の日・有酸素もやる日
- スクワットをガッツリやる脚トレの日
- 重量メイン: アディダス パワー パーフェクト 3
- 気分転換や国産を履きたい日: アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING
- デッドリフト集中の日
- 記録狙い: SABO デッドリフト PRO
- 普通のトレーニング: SABO デッドリフトシューズ
- 軽めの日・家トレ: SABO デッドリフトイージー
- ちょっとしたジムと普段履きを両立したい日
- コンバース キャンバス オールスター OX
- 気分を上げたいときは コンバース キャンバス オールスター J OX
正直ここまで靴を増やす必要はまったくないんですが、筋トレ シューズって、ウェイトの数字とは別のところでモチベーションを上げてくれるアイテムなんですよね。新しいシューズを下ろした日は、それだけで「今日は頑張るか」と思えてしまう、完全に趣味の世界です。
これから筋トレ シューズを買う人へ、個人的なアドバイス
完全に個人の意見ですが、これから初めて筋トレ シューズを買うなら、
- 迷ったら ナイキ メトコン 10 か ミズノ トレーニングシューズ TF-01 みたいなオールラウンド系
- スクワット沼にハマり始めたら アディダス パワー パーフェクト 3 か アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING
- デッドリフトが好きになったら SABO デッドリフトシューズ か SABO デッドリフト PRO
- 予算を抑えつつ試したいなら コンバース キャンバス オールスター OX
こんな順番で揃えていくのが、個人的にはバランスがいいかなと思っています。
もちろん、最終的には「自分がテンション上がる一足」を選ぶのがいちばん大事です。お気に入りの ナイキ フリー メトコン 6 や、履いているだけで気分が上がる コンバース キャンバス オールスター J OX みたいなシューズがあると、ジムに行くのがちょっとしたイベントになります。
自分の足やトレーニングスタイルに合いそうな一足を選んで、筋トレ シューズ沼を一緒に楽しみましょう。
筋トレ シューズ選び完全ガイド|素人トレーニーの本音ブログ
ジム通いを本格的に始めてから、いちばん沼ったのが「筋トレ シューズ」です。最初は普通のスニーカーでいいでしょ、と思っていたんですが、スクワットの重量が少しずつ伸びてくると足元のグラつきが気になり始めて、気づけばいろんなシューズを試しまくることに。ここでは、完全に一人の趣味トレーニーとして、これまで履いてきた筋トレ シューズの感想と、タイプ別の選び方をゆるくまとめてみます。
最初の一足はナイキ派だった話
いちばん最初に買った筋トレ シューズが ナイキ メトコン 10 でした。ジムの上手そうな人たちがメトコンを履いているのを見て、「とりあえずこれ選んでおけば間違いないでしょ」という完全なミーハー精神です。
ナイキ メトコン 10 は、ソールがそこそこ硬くてかかとも安定しているので、マシンのレッグプレスや軽めのスクワット、ベンチプレスくらいならこれ一足でかなり快適でした。ジム終わりにそのまま街を歩いても見た目が普通にカッコいいのもポイント。
そのあと、有酸素もちゃんとやろうと思って買い足したのが ナイキ フリー メトコン 6 です。こちらはフリーの名前どおり、前足部がかなり柔らかくて、トレッドミルでちょっと走るときなんかに気持ちいいクッション感があります。HIIT系でジャンプしたり、バーピーしたりするときも、ナイキ フリー メトコン 6 のほうが膝がラクな印象でした。
ただ、重量を追い込む日になると「もう少しソールが硬くてフラットなやつが欲しい…」という欲が出てきます。メトコン系は万能なんですが、パワーリフティング寄りになると、ちょっと沈み込みが気になってきました。
国産ブランドの安心感:ミズノのトレーニングシューズ
そこで次に試したのが ミズノ トレーニングシューズ TF-01 。「バランス能力を鍛える」というコンセプトに惹かれて、半分ネタのつもりで買ったのですが、これが思った以上に良かったです。
ミズノ トレーニングシューズ TF-01 は、ソールの真ん中あたりが独特の形状になっていて、最初はちょっと不思議な感覚があります。でも慣れてくると、スクワットやランジで足裏のどこに体重を乗せると安定するのか、感覚的に掴みやすい気がしました。
日本人の足型を意識しているからか、横幅が比較的ゆったりしていて、足の指がしっかり広げられるのも好みでした。足幅広めで海外ブランドのシューズだと小指がきつくなりがちな人には、ミズノ トレーニングシューズ TF-01 はかなりアリだと思います。
スクワットを真面目にやりたくなってリフティングシューズ沼へ
スクワットの重量を本気で伸ばしたくなってから、ついにリフティングシューズに手を出しました。最初の一足は アディダス パワー パーフェクト 3 。
アディダス パワー パーフェクト 3 は、ほどよいヒール高さとガチガチのソールで、とにかくスクワットが安定します。しゃがみ込んだときにかかとが全然沈まないので、「床を押してる」感覚がすごくはっきり出るのが気持ちいい。フォームが急に上手くなったような錯覚すらありました。
その後、国産も気になって買ったのが アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING 。名前そのままですが、これもかなり真面目な作りです。
アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING は、足幅が日本人向けでフィット感が良く、甲のストラップでガッチリ固定できるので、重いフロントスクワットやオーバーヘッドスクワットをやるときも安心感があります。ヒールの高さはアディダス パワー パーフェクト 3 と同じくらいで、足首が固めの自分にはちょうどよかったです。
正直、スクワットにハマっている人なら、一度はリフティングシューズを試してみてほしい派です。特に、しゃがむとすぐ前傾してしまう人や、かかとが浮きやすい人には、アディダス パワー パーフェクト 3 や アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING みたいな一足がかなり助けになると思います。
デッドリフトの日はフラットソール派
逆にデッドリフトの日は、ヒールのあるシューズはあまり好みではなくて、フラットソールで攻めたい派です。そこで活躍しているのが SABO デッドリフトシューズ と SABO デッドリフト PRO 。
SABO デッドリフトシューズ は、ほとんどスリッパみたいな薄さなのに、サイドの補強がしっかりしていて、バーを引き上げるときの安定感が抜群です。足と床の距離が近いので、初めて履いたときは「こんなにバーが軽く感じるのか!」とちょっと感動しました。
そこから調子に乗ってステップアップしたのが SABO デッドリフト PRO 。こちらはヒール部分やアッパーの作りがさらにしっかりしていて、ヘビーなデッドリフトをするときの安心感がさらにアップした感じです。
軽めの日やフォーム練習のときは SABO デッドリフトイージー を履くこともあります。SABO デッドリフトイージー は名前のとおりライトな履き心地で、家トレでダンベルデッドリフトをするときにもそのまま使える気楽さが良いです。
実はコンバースもかなり使える
「とりあえずフラットソールを試したい」という人に推したいのが、定番の コンバース キャンバス オールスター OX と コンバース キャンバス オールスター J OX です。
コンバース キャンバス オールスター OX は、ソールが薄くてフラット、かつ底がそこそこ硬いので、デッドリフトやベンチプレスの日にはかなり重宝します。見た目が完全に普段履きなので、ジム帰りにそのまま遊びに行っても違和感ゼロ。
ちょっとこだわりたい人は コンバース キャンバス オールスター J OX もアリだと思います。日本製で作りがしっかりしていて、個人的にはソールの安定感もこちらのほうが好みでした。さすがにガチのデッドリフト専用シューズと比べるとグリップは劣りますが、「普段履きもできる筋トレ シューズ」としてはかなり優秀だと思っています。
自分なりの使い分けルール
いろいろ試した結果、今はこんな感じで使い分けています。
- 全身の日・有酸素もやる日
- スクワットをガッツリやる脚トレの日
- 重量メイン: アディダス パワー パーフェクト 3
- 気分転換や国産を履きたい日: アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING
- デッドリフト集中の日
- 記録狙い: SABO デッドリフト PRO
- 普通のトレーニング: SABO デッドリフトシューズ
- 軽めの日・家トレ: SABO デッドリフトイージー
- ちょっとしたジムと普段履きを両立したい日
- コンバース キャンバス オールスター OX
- 気分を上げたいときは コンバース キャンバス オールスター J OX
正直ここまで靴を増やす必要はまったくないんですが、筋トレ シューズって、ウェイトの数字とは別のところでモチベーションを上げてくれるアイテムなんですよね。新しいシューズを下ろした日は、それだけで「今日は頑張るか」と思えてしまう、完全に趣味の世界です。
これから筋トレ シューズを買う人へ、個人的なアドバイス
完全に個人の意見ですが、これから初めて筋トレ シューズを買うなら、
- 迷ったら ナイキ メトコン 10 か ミズノ トレーニングシューズ TF-01 みたいなオールラウンド系
- スクワット沼にハマり始めたら アディダス パワー パーフェクト 3 か アシックス ウエイトリフティングシューズ WEIGHTLIFTING
- デッドリフトが好きになったら SABO デッドリフトシューズ か SABO デッドリフト PRO
- 予算を抑えつつ試したいなら コンバース キャンバス オールスター OX
こんな順番で揃えていくのが、個人的にはバランスがいいかなと思っています。
もちろん、最終的には「自分がテンション上がる一足」を選ぶのがいちばん大事です。お気に入りの ナイキ フリー メトコン 6 や、履いているだけで気分が上がる コンバース キャンバス オールスター J OX みたいなシューズがあると、ジムに行くのがちょっとしたイベントになります。
自分の足やトレーニングスタイルに合いそうな一足を選んで、筋トレ シューズ沼を一緒に楽しみましょう。

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