筋トレ映画でやる気爆上げ!休日に観たい名作たち

筋トレって、やる前までは「今日くらい休んでもいいかな…」って言い訳がどんどん出てくるのに、やり終わったあとだけは「やっぱりやってよかった!」ってなる、不思議な習慣ですよね。
僕の場合、その「やる前の一歩」を押してくれるのが映画です。特に、筋肉と努力と根性がギュッと詰まった“筋トレ映画”。今回は、完全に趣味&主観オンリーで、僕のやる気スイッチを押しまくってくれた作品たちを語りまくります。

もちろん、どれもAmazonで配信やパッケージが出ているので、作品名はそのまま広告URLにしています。気になったらそのままポチッとチェックしてもらえたらうれしいです。


ロッキーとロッキー4は、もはやプリワークアウト映画

まず外せないのが、ボクシング映画の金字塔ロッキー。正直、ストーリーを全部覚えていなくてもいいんです。朝のロードワーク、肉を殴るトレーニング、階段ダッシュ、あのテーマ曲…。どれか一つでも頭に再生された瞬間、なぜかスクワットしたくなる不思議な映画。

個人的に一番「筋トレ映画」として刺さっているのは、シリーズの中でもロッキー4/炎の友情。雪山で丸太を担いだり、馬そりを引っぱったり、納屋で懸垂したり、今でいう“ファンクショナルトレーニング”っぽいことをひたすらやってるんですよね。最新マシンで鍛えるドラゴ側との対比もあって、「ジムに行けなくても工夫次第で何とかなるんだ」と思わせてくれるのが最高です。

僕は、脚トレの日のウォームアップでロッキー4/炎の友情の山道ランニングのシーンをスマホでちょっとだけ観てから、トレッドミルに乗ることがあります。完全に自己暗示なんですが、「ロッキーよりラクだから大丈夫」と思うと、普段より1~2kmは長く走れたりするから不思議です。


クリードは「現代版リアル筋トレ事情」が覗ける

世代的に、初めて劇場で観たロッキーシリーズがクリード チャンプを継ぐ男でした。これがまた、トレーニング描写がアップデートされていて面白い。タイヤをハンマーで叩いたり、スピードラダーを使ったフットワークドリルをやったり、今のフィットネスクラブでも見かけるようなメニューがゴロゴロ出てきます。

続編のクリード 炎の宿敵では、砂漠でタイヤを引いたり、胴体にロープを巻きつけて全力で走ったり、とにかく「全身を追い込む」系のトレーニングが満載。観ているこっちが酸欠になりそうなくらいハァハァしていて、「自分のHIITなんてまだまだぬるいな…」と謎の反省モードになります。

僕はベンチプレスが弱くてずっとコンプレックスなんですが、クリード 炎の宿敵を観た翌週だけは、なぜか記録がちょっと伸びることが多いです。完全にプラシーボでも、数字が伸びればそれでOK。


パンピング・アイアンで「筋トレは文化」だと知る

筋トレ沼にハマり始めた人には、ドキュメンタリーパンピング・アイアンをぜひ一度観てほしいです。若き日のアーノルドがニコニコしながら信じられない重量を持ち上げて、ステージ裏でも余裕の笑顔を見せる様子は、「筋肉は楽しく育てるものなんだな」と思わせてくれます。

トレーニングの内容自体はかなりハードですが、彼らがジムで仲間と冗談を言い合ったり、鏡の前でポージングを研究したりする姿が映し出されていて、「筋トレって、ただ重いものを持ち上げるだけじゃないんだ」と感じさせてくれます。僕は肩トレがどうしても苦手なんですが、パンピング・アイアンでサイドレイズをガンガンやっているシーンを見るたび、「肩が焼ける感じも含めて楽しまなきゃ」と少しだけ前向きになれます。


ジェネレーション・アイアンで現代ボディビルの狂気を浴びる

時代が進むと、ボディビルの世界もさらに競争が激しくなります。そのリアルを見せつけてくれるのがジェネレーション・アイアン。こちらは現代のトップビルダーたちの日常を追ったドキュメンタリーで、減量期のイライラや、家族との関係、スポンサーとのプレッシャーなど、華やかなステージの裏側がガッツリ描かれています。

正直、ここまでストイックにはなれないし、なろうとも思ってないんですが、ジェネレーション・アイアンを観ると、「自分の筋トレの悩みなんて、ささやかな可愛いもんだな」と思えてきます。減量中に甘いものを我慢できなくて凹んだときなんかに観ると、「まあ明日からまた頑張ろう」と、いい意味で開き直れるのでおすすめです。


ターミネーター2とファイト・クラブは「なりたい体」を明確にしてくれる

映画を観ていると、「この体型になりたい!」というイメージがパッと浮かぶことがあります。僕にとってそれが二つあって、一つがターミネーター2のアーノルド。もう一つがファイト・クラブのブラッド・ピットです。

ターミネーター2のアーノルドは、言うまでもなく「超ヘビーウェイト級のマッチョ」。厚い胸板と太い腕、存在感がもう別次元で、「ここまで行くのは無理だけど、背中だけでも少し近づきたい」と思わせてくれます。背中の日にやる気が出ないときは、T-800がショットガンを片手で撃つシーンを思い出して、「この体ならショットガン片手でイケるのかな…」とか妄想しながらデッドリフトを引いています。

一方でファイト・クラブのブラピは、いわゆる“細マッチョ”の理想形。体脂肪が落ちていて、腹筋がくっきり、肩と腕もそこそこ太い。現実的に目指せそうなラインなので、減量期の目標画像としてめちゃくちゃ優秀です。僕はジムのロッカーに、自分が描いたヘタクソなブラピ風のシルエット絵を貼っていて、「今ここからどれだけ近づけるか」を密かに競っています。


トロイとグラディエーターで“戦士ボディ”に憧れる

筋トレをしていると、一度は「戦士っぽい体」に憧れませんか? そのイメージを固めてくれたのがトロイグラディエーターでした。

トロイでは、ブラッド・ピット演じるアキレスや、他の戦士たちが鎧の隙間から見せる腕や肩の筋肉がとにかく美しい。サイズ感が“やりすぎ”じゃないのに、鎧を着て剣を振るう説得力があるんですよね。プッシュアップをしているときに、「今これはアキレスが矢を避けるための瞬発力トレーニングだ」とか適当な設定をつけると、あと数回多くできたりします。

グラディエーターのラッセル・クロウは、いわゆる“絞りきってない戦士ボディ”。体脂肪が少し残っているのに、動きからは強さがビシビシ伝わってきます。減量中に疲れ切って、「もう少しふっくらしててもいいかな…」と弱気になったときにグラディエーターを観ると、「絞りきるだけが正義じゃない」と救われる瞬間があります。


トゥームレイダーとエイリアン2で“強い女性”に背中を押される

男性向けの筋トレ映画が多い中で、「女性も筋トレしようぜ」と背中を押してくれるのがトゥームレイダーエイリアン2

トゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーは、とにかく動きがしなやか。無駄な脂肪がなくて引き締まっているのに、ちゃんと筋肉も感じられる体型で、「細い=弱い」じゃないことを証明してくれています。妻と一緒に観ていたとき、「こういう体になりたい」と言われてから、夫婦で週1の自重トレを始めるきっかけにもなりました。

エイリアン2のリプリーも、パワーローダーを操るシーンが象徴的で、「筋力がある女性ってめちゃくちゃカッコいい」と素直に思えます。うちの家族には娘もいるので、「女の子も筋トレしていいんだよ」というメッセージとして、一緒に観られる作品だなと感じています。


ザ・ファブルとマトリックスで“しなやかさ”を意識する

日本映画枠で外せないのがザ・ファブル。岡田准一さんの動きがもう、いちいちキレッキレ。体だけ見れば、いわゆるボディビル的なマッチョではないのに、動いた瞬間に「鍛えてるな」と分かるタイプの身体です。あの機敏さを観てから、僕も筋トレ後のストレッチや、軽いシャドー的な動き入れをサボらないようになりました。

一方、SFアクションのど定番マトリックスも、筋トレ的な観点で見るとかなり面白いです。ネオやトリニティの動きって、いわゆる「体幹がしっかりしている人の動き」そのもの。背中とお腹がうまく連動していて、ポーズの一つひとつにブレが少ない。これを意識してから、プランクやデッドバグみたいな地味な体幹トレも、ちょっとだけ好きになれました。


ドランクモンキー/酔拳で自重トレの奥深さを知る

子どもの頃にテレビで観て衝撃だったのがドランクモンキー/酔拳。ひたすらシバかれながら特訓するジャッキー・チェンが、今見返すと完全に“自重トレマスター”なんですよね。逆さ吊りでのトレーニングとか、片足立ちでのバランス系とか、現代風にアレンジしたら立派な自重メニューです。

ただ、映画そのまま真似すると普通に危ないので、僕はドランクモンキー/酔拳を観たあとは、せいぜい「片足スクワットを手すりにつかまりながらやってみる」とか「ブリッジを10秒だけキープしてみる」くらいの軽いチャレンジに抑えています。それでも、普段やらない動きに挑戦すると、筋肉痛の場所が変わって新鮮です。


サウスポーとウォーリアーは“感情で追い込む系”

心をえぐられて、そのままの勢いでジムに飛び込みたいときに観るのがサウスポーウォーリアー(2011年/MMA映画)。どちらも家族との関係や人生のどん底からの再起がテーマで、「ここで諦めたらダメだろ…」と感情を揺さぶられます。

サウスポーを観たあと、僕はベンチプレスの最後の1セットを「娘のためにあと2回」みたいな謎設定で追い込んだことがあります(完全に自己満足ですが)。ウォーリアー(2011年/MMA映画)は、兄弟で試合をするくだりが本当にしんどくて、観終わったあとはなぜかロープマシンで延々と腕を追い込んでしまいました。


シャン・チーは“マーベル仕上がり”の現代筋肉

マーベル作品の中で、最近の筋トレモチベに刺さったのがシャン・チー/テン・リングスの伝説。主演のシム・リウの体は、いかにも「マーベル仕上がり」という感じで、適度に大きくて絞れていて、動きも軽い。

アジア系の主演ヒーローがここまでガッツリ鍛えられた姿でスクリーンに立つのを見て、「体型コンプレックスを言い訳にするのはやめよう」と結構本気で思いました。若い頃からスポーツエリートだったわけではない人でも、役作りのためにここまで変われるんだ、という希望をもらえる一本です。


僕の「筋トレ映画」活用法

最後に、完全に自己流なんですが、僕が実際にやっている筋トレ映画の使い方を書いておきます。

こんな感じで、僕にとって“筋トレ映画”は、プロテインやトレーニングベルトと同じくらい大事なギアになっています。落ち込んだ日も、仕事でクタクタの日も、ソファでダラダラしながらサウスポーウォーリアー(2011年/MMA映画)を再生しているうちに、「よし、明日だけはちゃんとジム行くか」と思える。

もし最近、筋トレのやる気がちょっと落ち気味なら、ここで挙げた“筋トレ映画”たちを、ひとつのプレワークアウトとして試してみてください。きっとどれか一本は、あなたのダンベルをいつもより少しだけ重く感じさせてくれるはずです。

筋トレ映画でやる気爆上げ!休日に観たい名作たち

筋トレって、やる前までは「今日くらい休んでもいいかな…」って言い訳がどんどん出てくるのに、やり終わったあとだけは「やっぱりやってよかった!」ってなる、不思議な習慣ですよね。
僕の場合、その「やる前の一歩」を押してくれるのが映画です。特に、筋肉と努力と根性がギュッと詰まった“筋トレ映画”。今回は、完全に趣味&主観オンリーで、僕のやる気スイッチを押しまくってくれた作品たちを語りまくります。

もちろん、どれもAmazonで配信やパッケージが出ているので、作品名はそのまま広告URLにしています。気になったらそのままポチッとチェックしてもらえたらうれしいです。


ロッキーとロッキー4は、もはやプリワークアウト映画

まず外せないのが、ボクシング映画の金字塔ロッキー。正直、ストーリーを全部覚えていなくてもいいんです。朝のロードワーク、肉を殴るトレーニング、階段ダッシュ、あのテーマ曲…。どれか一つでも頭に再生された瞬間、なぜかスクワットしたくなる不思議な映画。

個人的に一番「筋トレ映画」として刺さっているのは、シリーズの中でもロッキー4/炎の友情。雪山で丸太を担いだり、馬そりを引っぱったり、納屋で懸垂したり、今でいう“ファンクショナルトレーニング”っぽいことをひたすらやってるんですよね。最新マシンで鍛えるドラゴ側との対比もあって、「ジムに行けなくても工夫次第で何とかなるんだ」と思わせてくれるのが最高です。

僕は、脚トレの日のウォームアップでロッキー4/炎の友情の山道ランニングのシーンをスマホでちょっとだけ観てから、トレッドミルに乗ることがあります。完全に自己暗示なんですが、「ロッキーよりラクだから大丈夫」と思うと、普段より1~2kmは長く走れたりするから不思議です。


クリードは「現代版リアル筋トレ事情」が覗ける

世代的に、初めて劇場で観たロッキーシリーズがクリード チャンプを継ぐ男でした。これがまた、トレーニング描写がアップデートされていて面白い。タイヤをハンマーで叩いたり、スピードラダーを使ったフットワークドリルをやったり、今のフィットネスクラブでも見かけるようなメニューがゴロゴロ出てきます。

続編のクリード 炎の宿敵では、砂漠でタイヤを引いたり、胴体にロープを巻きつけて全力で走ったり、とにかく「全身を追い込む」系のトレーニングが満載。観ているこっちが酸欠になりそうなくらいハァハァしていて、「自分のHIITなんてまだまだぬるいな…」と謎の反省モードになります。

僕はベンチプレスが弱くてずっとコンプレックスなんですが、クリード 炎の宿敵を観た翌週だけは、なぜか記録がちょっと伸びることが多いです。完全にプラシーボでも、数字が伸びればそれでOK。


パンピング・アイアンで「筋トレは文化」だと知る

筋トレ沼にハマり始めた人には、ドキュメンタリーパンピング・アイアンをぜひ一度観てほしいです。若き日のアーノルドがニコニコしながら信じられない重量を持ち上げて、ステージ裏でも余裕の笑顔を見せる様子は、「筋肉は楽しく育てるものなんだな」と思わせてくれます。

トレーニングの内容自体はかなりハードですが、彼らがジムで仲間と冗談を言い合ったり、鏡の前でポージングを研究したりする姿が映し出されていて、「筋トレって、ただ重いものを持ち上げるだけじゃないんだ」と感じさせてくれます。僕は肩トレがどうしても苦手なんですが、パンピング・アイアンでサイドレイズをガンガンやっているシーンを見るたび、「肩が焼ける感じも含めて楽しまなきゃ」と少しだけ前向きになれます。


ジェネレーション・アイアンで現代ボディビルの狂気を浴びる

時代が進むと、ボディビルの世界もさらに競争が激しくなります。そのリアルを見せつけてくれるのがジェネレーション・アイアン。こちらは現代のトップビルダーたちの日常を追ったドキュメンタリーで、減量期のイライラや、家族との関係、スポンサーとのプレッシャーなど、華やかなステージの裏側がガッツリ描かれています。

正直、ここまでストイックにはなれないし、なろうとも思ってないんですが、ジェネレーション・アイアンを観ると、「自分の筋トレの悩みなんて、ささやかな可愛いもんだな」と思えてきます。減量中に甘いものを我慢できなくて凹んだときなんかに観ると、「まあ明日からまた頑張ろう」と、いい意味で開き直れるのでおすすめです。


ターミネーター2とファイト・クラブは「なりたい体」を明確にしてくれる

映画を観ていると、「この体型になりたい!」というイメージがパッと浮かぶことがあります。僕にとってそれが二つあって、一つがターミネーター2のアーノルド。もう一つがファイト・クラブのブラッド・ピットです。

ターミネーター2のアーノルドは、言うまでもなく「超ヘビーウェイト級のマッチョ」。厚い胸板と太い腕、存在感がもう別次元で、「ここまで行くのは無理だけど、背中だけでも少し近づきたい」と思わせてくれます。背中の日にやる気が出ないときは、T-800がショットガンを片手で撃つシーンを思い出して、「この体ならショットガン片手でイケるのかな…」とか妄想しながらデッドリフトを引いています。

一方でファイト・クラブのブラピは、いわゆる“細マッチョ”の理想形。体脂肪が落ちていて、腹筋がくっきり、肩と腕もそこそこ太い。現実的に目指せそうなラインなので、減量期の目標画像としてめちゃくちゃ優秀です。僕はジムのロッカーに、自分が描いたヘタクソなブラピ風のシルエット絵を貼っていて、「今ここからどれだけ近づけるか」を密かに競っています。


トロイとグラディエーターで“戦士ボディ”に憧れる

筋トレをしていると、一度は「戦士っぽい体」に憧れませんか? そのイメージを固めてくれたのがトロイグラディエーターでした。

トロイでは、ブラッド・ピット演じるアキレスや、他の戦士たちが鎧の隙間から見せる腕や肩の筋肉がとにかく美しい。サイズ感が“やりすぎ”じゃないのに、鎧を着て剣を振るう説得力があるんですよね。プッシュアップをしているときに、「今これはアキレスが矢を避けるための瞬発力トレーニングだ」とか適当な設定をつけると、あと数回多くできたりします。

グラディエーターのラッセル・クロウは、いわゆる“絞りきってない戦士ボディ”。体脂肪が少し残っているのに、動きからは強さがビシビシ伝わってきます。減量中に疲れ切って、「もう少しふっくらしててもいいかな…」と弱気になったときにグラディエーターを観ると、「絞りきるだけが正義じゃない」と救われる瞬間があります。


トゥームレイダーとエイリアン2で“強い女性”に背中を押される

男性向けの筋トレ映画が多い中で、「女性も筋トレしようぜ」と背中を押してくれるのがトゥームレイダーエイリアン2

トゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーは、とにかく動きがしなやか。無駄な脂肪がなくて引き締まっているのに、ちゃんと筋肉も感じられる体型で、「細い=弱い」じゃないことを証明してくれています。妻と一緒に観ていたとき、「こういう体になりたい」と言われてから、夫婦で週1の自重トレを始めるきっかけにもなりました。

エイリアン2のリプリーも、パワーローダーを操るシーンが象徴的で、「筋力がある女性ってめちゃくちゃカッコいい」と素直に思えます。うちの家族には娘もいるので、「女の子も筋トレしていいんだよ」というメッセージとして、一緒に観られる作品だなと感じています。


ザ・ファブルとマトリックスで“しなやかさ”を意識する

日本映画枠で外せないのがザ・ファブル。岡田准一さんの動きがもう、いちいちキレッキレ。体だけ見れば、いわゆるボディビル的なマッチョではないのに、動いた瞬間に「鍛えてるな」と分かるタイプの身体です。あの機敏さを観てから、僕も筋トレ後のストレッチや、軽いシャドー的な動き入れをサボらないようになりました。

一方、SFアクションのど定番マトリックスも、筋トレ的な観点で見るとかなり面白いです。ネオやトリニティの動きって、いわゆる「体幹がしっかりしている人の動き」そのもの。背中とお腹がうまく連動していて、ポーズの一つひとつにブレが少ない。これを意識してから、プランクやデッドバグみたいな地味な体幹トレも、ちょっとだけ好きになれました。


ドランクモンキー/酔拳で自重トレの奥深さを知る

子どもの頃にテレビで観て衝撃だったのがドランクモンキー/酔拳。ひたすらシバかれながら特訓するジャッキー・チェンが、今見返すと完全に“自重トレマスター”なんですよね。逆さ吊りでのトレーニングとか、片足立ちでのバランス系とか、現代風にアレンジしたら立派な自重メニューです。

ただ、映画そのまま真似すると普通に危ないので、僕はドランクモンキー/酔拳を観たあとは、せいぜい「片足スクワットを手すりにつかまりながらやってみる」とか「ブリッジを10秒だけキープしてみる」くらいの軽いチャレンジに抑えています。それでも、普段やらない動きに挑戦すると、筋肉痛の場所が変わって新鮮です。


サウスポーとウォーリアーは“感情で追い込む系”

心をえぐられて、そのままの勢いでジムに飛び込みたいときに観るのがサウスポーウォーリアー(2011年/MMA映画)。どちらも家族との関係や人生のどん底からの再起がテーマで、「ここで諦めたらダメだろ…」と感情を揺さぶられます。

サウスポーを観たあと、僕はベンチプレスの最後の1セットを「娘のためにあと2回」みたいな謎設定で追い込んだことがあります(完全に自己満足ですが)。ウォーリアー(2011年/MMA映画)は、兄弟で試合をするくだりが本当にしんどくて、観終わったあとはなぜかロープマシンで延々と腕を追い込んでしまいました。


シャン・チーは“マーベル仕上がり”の現代筋肉

マーベル作品の中で、最近の筋トレモチベに刺さったのがシャン・チー/テン・リングスの伝説。主演のシム・リウの体は、いかにも「マーベル仕上がり」という感じで、適度に大きくて絞れていて、動きも軽い。

アジア系の主演ヒーローがここまでガッツリ鍛えられた姿でスクリーンに立つのを見て、「体型コンプレックスを言い訳にするのはやめよう」と結構本気で思いました。若い頃からスポーツエリートだったわけではない人でも、役作りのためにここまで変われるんだ、という希望をもらえる一本です。


僕の「筋トレ映画」活用法

最後に、完全に自己流なんですが、僕が実際にやっている筋トレ映画の使い方を書いておきます。

こんな感じで、僕にとって“筋トレ映画”は、プロテインやトレーニングベルトと同じくらい大事なギアになっています。落ち込んだ日も、仕事でクタクタの日も、ソファでダラダラしながらサウスポーウォーリアー(2011年/MMA映画)を再生しているうちに、「よし、明日だけはちゃんとジム行くか」と思える。

もし最近、筋トレのやる気がちょっと落ち気味なら、ここで挙げた“筋トレ映画”たちを、ひとつのプレワークアウトとして試してみてください。きっとどれか一本は、あなたのダンベルをいつもより少しだけ重く感じさせてくれるはずです。

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