筋トレを始めてしばらくしたころ、僕はふと鏡を見て「あれ、なんかお腹だけ前に出てない?」と思ったんですよね。
スクワットの日の夜になると腰がジンジンするし、立ち姿もどこか不自然。調べてみたら、どうやら典型的な「反り腰」でした。
ここでは、完全に素人トレーニーである僕が、反り腰になってしまった理由と、そこから少しずつ改善していった過程を、使ってよかったグッズと一緒にゆるくまとめてみます。
- 僕が筋トレで反り腰になった経緯
- 反り腰になりやすい筋トレのパターン
- 改善のカギは「股関節前をゆるめて、お尻とお腹を使う」
- 自宅環境も反り腰仕様からの脱却
- 僕が実際に使っている「反り腰対策グッズ」
- フォーム修正で意識しているポイント
- 反り腰でも筋トレは続けられるのか
- おわりに:筋トレは「反り腰メーカー」ではなく「リセットボタン」にもなる
- 僕が筋トレで反り腰になった経緯
- 反り腰になりやすい筋トレのパターン
- 改善のカギは「股関節前をゆるめて、お尻とお腹を使う」
- 自宅環境も反り腰仕様からの脱却
- 僕が実際に使っている「反り腰対策グッズ」
- フォーム修正で意識しているポイント
- 反り腰でも筋トレは続けられるのか
- おわりに:筋トレは「反り腰メーカー」ではなく「リセットボタン」にもなる
僕が筋トレで反り腰になった経緯
元々デスクワークで一日中座りっぱなし。運動らしい運動は通勤の徒歩くらいで、家ではゲーム。
そんな生活から一念発起して、ダンベルを買い、近所のジムに入会したのがすべての始まりです。
最初にハマったのがスクワットとデッドリフト。ジムの常連さんから「もっと胸張って!」「腰を反らせ!」と言われたのを真に受けて、ひたすら腰をグイッと反らせるフォームで続けていました。
自宅でもトレーニングマットを敷いて、自重スクワットを増やしたり、腹筋ローラーでガンガン腹筋をいじめたり。
結果、太もも前側はパンパンに張るのに、お尻はあまり使えていない感じ。
そしていつの間にか、立ち姿が「お腹前・お尻後ろ・腰だけ反ってる」典型的な反り腰になっていました。
反り腰になりやすい筋トレのパターン
自分の失敗を振り返ると、反り腰を悪化させるパターンはいくつか共通点がありました。
- 胸を張りすぎて腰で反ってしまうスクワット
・スクワットラックで高重量を扱いたくて、背中を反りすぎる
・体幹より前ももで頑張るので、終わったあと腰がズーンと重い - 背中を鍛えたいのに腰で頑張るデッドリフトやロウ
・トレーニングベルトを巻いている安心感で、つい反り気味に引いてしまう
・パワーグリップやリフティングストラップを使って重量だけ上げていく - ベンチプレスで過剰なアーチ
・YouTubeの真似をして、トレーニングベンチの上で腰をブリッジみたいに反らせる
・腹圧よりも「腰でそる」意識が強くなる - 固まった体のまま無理に追い込む
・デスクワーク帰りで股関節前がカチカチなのに、ろくに動的ストレッチもせず高重量
・帰宅後にようやくストレッチポールでゴロゴロするけれど、その場しのぎ
このあたりの積み重ねで、「筋トレを頑張るほど反り腰が進行する」という悲しいループにハマっていました。
改善のカギは「股関節前をゆるめて、お尻とお腹を使う」
色々調べて試してみて、僕なりに効いたのはシンプルにこの二つでした。
- 股関節前(腸腰筋・大腿四頭筋)をしっかりゆるめる
- お尻・もも裏・腹筋をちゃんと使えるようにする
1. 股関節前をゆるめる習慣
まず取り入れたのが、トレ前後のストレッチとセルフマッサージです。
フォームローラーは最初めちゃくちゃ痛いですが、続けていると「これ、今日固まってるな」という自覚が持てるようになります。
寝る前にヨガマットを敷いて、YouTubeのストレッチ動画を真似するのも日課になりました。
2. お尻・もも裏・体幹の強化
反り腰気味だと、どうしても前ももばかり使いがちなので、意識してお尻と体幹の種目を増やしました。
- ヒップリフト(お尻で骨盤を後傾させる意識)
- ヒップスラスト パッドを使ったヒップスラスト
- ルーマニアンデッドリフト
- プランク・サイドプランク
- トレーニングチューブやエクササイズバンドを使ったお尻の外旋運動
床に直接寝転ぶと尾てい骨が痛いので、ここでもヨガマットや厚手のトレーニングマットが大活躍。
ヒップスラストのときは、お尻の骨がバーに当たって痛いのでヒップスラスト パッドを巻くとかなり快適になります。
自宅環境も反り腰仕様からの脱却
僕の場合、家での姿勢もかなり反り腰の原因になっていました。
椅子とデスク周り
昔はソファにだらっと座ってゲームしていたのですが、腰への負担が大きかったので、思い切って姿勢サポートチェア系の椅子に変えました。
背もたれが骨盤を立てる角度になっているタイプを選び、座面にバランスボール代わりのクッションを乗せてみたりもしました。
長時間座る日は、念のため腰サポーター コルセットも使います。締めすぎると逆効果なので、軽く支えてくれる程度に。
立ち仕事・家事のとき
台所に立っているときも、気づくと腰を前に押し出すクセがあったので、意識的にお尻を締めて骨盤を立てるようにしました。
それでも腰が張ってきたら、ストレッチポールを床に置いて背中をのせて数分ゴロゴロ。
時間がないときは、フォームローラーで太もも前をサッとなでるだけでも違います。
僕が実際に使っている「反り腰対策グッズ」
ここからは、完全に個人的なお気に入りをまとめておきます。どれも使い方しだいですが、僕にはかなりハマりました。
- ストレッチポール
→ 背中を預けて寝るだけで胸が開いて、腰の緊張が抜ける感覚が好きです。 - フォームローラー
→ 太もも前・横・お尻をガシガシほぐす用。筋肉痛の日は拷問ですが、そのぶん翌日が楽。 - ヨガマット
→ 家トレとストレッチのベース。厚みがあると膝をついても痛くないので、反り腰対策のストレッチが捗ります。 - 腹筋ローラー
→ これはやりすぎると逆に腰を反らせちゃうので、最近は膝コロでお腹を丸める意識を持ってゆっくりやっています。 - 骨盤ベルト と姿勢矯正ベルト
→ 一日中つけっぱなしは好きじゃないので、長時間の外出や立ち仕事のときだけ。姿勢の意識づけにはけっこう役立ちました。 - 姿勢サポートチェア
→ 在宅ワークの相棒。座るだけで骨盤が立ちやすいので、結果的に反り腰も落ち着いてきた気がします。 - バランスボール
→ 椅子代わりにたまに使うと、自然と体幹に力が入る感じ。テレビ見ながら軽くバウンドするだけでも腰がほぐれます。 - マッサージガン
→ 太もも前やお尻をピンポイントでほぐす用。トレ後に使うと翌日の筋肉痛がだいぶマイルド。 - トレーニングベルト とパワーグリップ
→ これは反り腰を悪化させないための「自戒アイテム」。つけるときは、必ず腹圧とフォームをチェックしてから扱うようにしています。 - 自重系の日に使うプッシュアップバー
→ 胸トレのときも体幹を真っすぐに保つ意識がしやすく、腰を反らずにできるので地味に助かっています。
フォーム修正で意識しているポイント
グッズだけに頼らず、トレーニング中の意識を変えたのも大きかったです。僕が気をつけているのはこんなところ。
- セット前にニュートラルポジションを確認
・トレーニングマットの上で立ち、肋骨を下げてお腹に軽く力を入れる
・お尻をキュッと締めて骨盤を立てる - スクワットでは「前もも」ではなく「お尻」と「もも裏」
・ダンベルやバーベルを軽めにして、鏡で横からチェック
・しゃがむときに腰だけ反らないよう、お腹を少し丸めるイメージ - デッドリフトではバーを体に近づける
・トレーニングベルトを巻いても、決して「反るための道具」にしない
・脛にバーが触れるくらい近づけて、お尻を後ろに引く意識 - ベンチプレスは「胸椎アーチ」で、腰は反らせすぎない
・トレーニングベンチの上で、腰とベンチの間に手のひら一枚分だけ隙間を作る
・お腹にもちゃんと力を入れて、ブリッジではなく「安定したアーチ」を目指す
反り腰でも筋トレは続けられるのか
結論として、僕は「続けていい派」です。ただし、以下のような条件付き。
- 痛みが鋭くないこと(ズーンとした張り程度)
- 日常生活で支障が出ていないこと
- 重量よりフォームを優先できること
少しでも不安があれば、整形外科や理学療法士さんに相談したうえで、「ここからここまではやっていい」「この動きはNG」といった線引きをしてもらうのが安全だと思います。
家トレ派なら、まずヨガマットとストレッチポール、フォームローラーあたりを揃えて、ストレッチ+軽い筋トレから始めるのも全然アリです。
おわりに:筋トレは「反り腰メーカー」ではなく「リセットボタン」にもなる
昔の僕みたいに、「筋トレ頑張ってるのに、どんどん反り腰になって腰が痛い…」という人は結構いる気がします。
でも今振り返ると、悪いのは筋トレそのものではなく、フォームのクセや、日常生活の姿勢、そしてケア不足でした。
こういった道具をうまく使いながら、自分のフォームや生活習慣を少しずつ修正していくと、筋トレはむしろ「反り腰をリセットしてくれる時間」になっていきます。
完全な専門家の意見ではなく、あくまで一人の趣味トレーニーの体験談ですが、同じように悩んでいる人のヒントになればうれしいです。
筋トレで反り腰になる人へ|原因と直し方
筋トレを始めてしばらくしたころ、僕はふと鏡を見て「あれ、なんかお腹だけ前に出てない?」と思ったんですよね。
スクワットの日の夜になると腰がジンジンするし、立ち姿もどこか不自然。調べてみたら、どうやら典型的な「反り腰」でした。
ここでは、完全に素人トレーニーである僕が、反り腰になってしまった理由と、そこから少しずつ改善していった過程を、使ってよかったグッズと一緒にゆるくまとめてみます。
僕が筋トレで反り腰になった経緯
元々デスクワークで一日中座りっぱなし。運動らしい運動は通勤の徒歩くらいで、家ではゲーム。
そんな生活から一念発起して、ダンベルを買い、近所のジムに入会したのがすべての始まりです。
最初にハマったのがスクワットとデッドリフト。ジムの常連さんから「もっと胸張って!」「腰を反らせ!」と言われたのを真に受けて、ひたすら腰をグイッと反らせるフォームで続けていました。
自宅でもトレーニングマットを敷いて、自重スクワットを増やしたり、腹筋ローラーでガンガン腹筋をいじめたり。
結果、太もも前側はパンパンに張るのに、お尻はあまり使えていない感じ。
そしていつの間にか、立ち姿が「お腹前・お尻後ろ・腰だけ反ってる」典型的な反り腰になっていました。
反り腰になりやすい筋トレのパターン
自分の失敗を振り返ると、反り腰を悪化させるパターンはいくつか共通点がありました。
- 胸を張りすぎて腰で反ってしまうスクワット
・スクワットラックで高重量を扱いたくて、背中を反りすぎる
・体幹より前ももで頑張るので、終わったあと腰がズーンと重い - 背中を鍛えたいのに腰で頑張るデッドリフトやロウ
・トレーニングベルトを巻いている安心感で、つい反り気味に引いてしまう
・パワーグリップやリフティングストラップを使って重量だけ上げていく - ベンチプレスで過剰なアーチ
・YouTubeの真似をして、トレーニングベンチの上で腰をブリッジみたいに反らせる
・腹圧よりも「腰でそる」意識が強くなる - 固まった体のまま無理に追い込む
・デスクワーク帰りで股関節前がカチカチなのに、ろくに動的ストレッチもせず高重量
・帰宅後にようやくストレッチポールでゴロゴロするけれど、その場しのぎ
このあたりの積み重ねで、「筋トレを頑張るほど反り腰が進行する」という悲しいループにハマっていました。
改善のカギは「股関節前をゆるめて、お尻とお腹を使う」
色々調べて試してみて、僕なりに効いたのはシンプルにこの二つでした。
- 股関節前(腸腰筋・大腿四頭筋)をしっかりゆるめる
- お尻・もも裏・腹筋をちゃんと使えるようにする
1. 股関節前をゆるめる習慣
まず取り入れたのが、トレ前後のストレッチとセルフマッサージです。
フォームローラーは最初めちゃくちゃ痛いですが、続けていると「これ、今日固まってるな」という自覚が持てるようになります。
寝る前にヨガマットを敷いて、YouTubeのストレッチ動画を真似するのも日課になりました。
2. お尻・もも裏・体幹の強化
反り腰気味だと、どうしても前ももばかり使いがちなので、意識してお尻と体幹の種目を増やしました。
- ヒップリフト(お尻で骨盤を後傾させる意識)
- ヒップスラスト パッドを使ったヒップスラスト
- ルーマニアンデッドリフト
- プランク・サイドプランク
- トレーニングチューブやエクササイズバンドを使ったお尻の外旋運動
床に直接寝転ぶと尾てい骨が痛いので、ここでもヨガマットや厚手のトレーニングマットが大活躍。
ヒップスラストのときは、お尻の骨がバーに当たって痛いのでヒップスラスト パッドを巻くとかなり快適になります。
自宅環境も反り腰仕様からの脱却
僕の場合、家での姿勢もかなり反り腰の原因になっていました。
椅子とデスク周り
昔はソファにだらっと座ってゲームしていたのですが、腰への負担が大きかったので、思い切って姿勢サポートチェア系の椅子に変えました。
背もたれが骨盤を立てる角度になっているタイプを選び、座面にバランスボール代わりのクッションを乗せてみたりもしました。
長時間座る日は、念のため腰サポーター コルセットも使います。締めすぎると逆効果なので、軽く支えてくれる程度に。
立ち仕事・家事のとき
台所に立っているときも、気づくと腰を前に押し出すクセがあったので、意識的にお尻を締めて骨盤を立てるようにしました。
それでも腰が張ってきたら、ストレッチポールを床に置いて背中をのせて数分ゴロゴロ。
時間がないときは、フォームローラーで太もも前をサッとなでるだけでも違います。
僕が実際に使っている「反り腰対策グッズ」
ここからは、完全に個人的なお気に入りをまとめておきます。どれも使い方しだいですが、僕にはかなりハマりました。
- ストレッチポール
→ 背中を預けて寝るだけで胸が開いて、腰の緊張が抜ける感覚が好きです。 - フォームローラー
→ 太もも前・横・お尻をガシガシほぐす用。筋肉痛の日は拷問ですが、そのぶん翌日が楽。 - ヨガマット
→ 家トレとストレッチのベース。厚みがあると膝をついても痛くないので、反り腰対策のストレッチが捗ります。 - 腹筋ローラー
→ これはやりすぎると逆に腰を反らせちゃうので、最近は膝コロでお腹を丸める意識を持ってゆっくりやっています。 - 骨盤ベルト と姿勢矯正ベルト
→ 一日中つけっぱなしは好きじゃないので、長時間の外出や立ち仕事のときだけ。姿勢の意識づけにはけっこう役立ちました。 - 姿勢サポートチェア
→ 在宅ワークの相棒。座るだけで骨盤が立ちやすいので、結果的に反り腰も落ち着いてきた気がします。 - バランスボール
→ 椅子代わりにたまに使うと、自然と体幹に力が入る感じ。テレビ見ながら軽くバウンドするだけでも腰がほぐれます。 - マッサージガン
→ 太もも前やお尻をピンポイントでほぐす用。トレ後に使うと翌日の筋肉痛がだいぶマイルド。 - トレーニングベルト とパワーグリップ
→ これは反り腰を悪化させないための「自戒アイテム」。つけるときは、必ず腹圧とフォームをチェックしてから扱うようにしています。 - 自重系の日に使うプッシュアップバー
→ 胸トレのときも体幹を真っすぐに保つ意識がしやすく、腰を反らずにできるので地味に助かっています。
フォーム修正で意識しているポイント
グッズだけに頼らず、トレーニング中の意識を変えたのも大きかったです。僕が気をつけているのはこんなところ。
- セット前にニュートラルポジションを確認
・トレーニングマットの上で立ち、肋骨を下げてお腹に軽く力を入れる
・お尻をキュッと締めて骨盤を立てる - スクワットでは「前もも」ではなく「お尻」と「もも裏」
・ダンベルやバーベルを軽めにして、鏡で横からチェック
・しゃがむときに腰だけ反らないよう、お腹を少し丸めるイメージ - デッドリフトではバーを体に近づける
・トレーニングベルトを巻いても、決して「反るための道具」にしない
・脛にバーが触れるくらい近づけて、お尻を後ろに引く意識 - ベンチプレスは「胸椎アーチ」で、腰は反らせすぎない
・トレーニングベンチの上で、腰とベンチの間に手のひら一枚分だけ隙間を作る
・お腹にもちゃんと力を入れて、ブリッジではなく「安定したアーチ」を目指す
反り腰でも筋トレは続けられるのか
結論として、僕は「続けていい派」です。ただし、以下のような条件付き。
- 痛みが鋭くないこと(ズーンとした張り程度)
- 日常生活で支障が出ていないこと
- 重量よりフォームを優先できること
少しでも不安があれば、整形外科や理学療法士さんに相談したうえで、「ここからここまではやっていい」「この動きはNG」といった線引きをしてもらうのが安全だと思います。
家トレ派なら、まずヨガマットとストレッチポール、フォームローラーあたりを揃えて、ストレッチ+軽い筋トレから始めるのも全然アリです。
おわりに:筋トレは「反り腰メーカー」ではなく「リセットボタン」にもなる
昔の僕みたいに、「筋トレ頑張ってるのに、どんどん反り腰になって腰が痛い…」という人は結構いる気がします。
でも今振り返ると、悪いのは筋トレそのものではなく、フォームのクセや、日常生活の姿勢、そしてケア不足でした。
こういった道具をうまく使いながら、自分のフォームや生活習慣を少しずつ修正していくと、筋トレはむしろ「反り腰をリセットしてくれる時間」になっていきます。
完全な専門家の意見ではなく、あくまで一人の趣味トレーニーの体験談ですが、同じように悩んでいる人のヒントになればうれしいです。

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