サロモンのスニーカーって、急に街で見ること増えましたよね。気づけば電車の向かいの人の足元がサロモン XT-6だったり、アウトドア好きな友人がサロモン SPEEDCROSS 6でそのままカフェに来ていたり。おしゃれと実用のちょうど真ん中くらいにいるブランドなので、気になってサイズ感を調べ始めたら、これがまた情報がバラバラで余計に迷子になるパターンでした。
まず「サロモン サイズ感」で検索すると、「細いからハーフサイズ上げろ」という声と「いや、普段通りで大丈夫」という声が半々くらいで出てきます。しかもモデルによっても全然違う。街履きっぽく見えるサロモン XT-6と、ゴリゴリのトレイル寄りなサロモン XA PRO 3D V9 GTXでは、そもそも目的も作りも違うので、「サロモンだから全部同じノリで選べばいいでしょ」とはなりにくいんですよね。
個人的なざっくり印象としては、「縦の長さはそこまで攻めていないけど、横幅と甲のあたりがギュッと絞られているモデルが多いブランド」という感じです。なので、足幅が普通〜細めの人は、細身のシルエットがきれいに出てうれしいけれど、幅広・甲高側の人はちょっと工夫しないと痛くなりやすい、みたいな立ち位置。特に、街でよく見かけるサロモン XT-6 GTXあたりは、その「細くてシュッとしてる感じ」がモロに出るモデルなので、サイズ攻めすぎるとおしゃれを通り越して我慢大会になるリスクがあります。
見た目に惚れがちなのはサロモン XT-6とサロモン XT-4。どっちもほどよくボリュームがあって、ソールのデザインも凝っているので、普段着に合わせやすいんですよね。サイズ感としては、両方とも「縦はそこまで攻めてないけど、横はタイト寄り」。足幅が標準くらいまでなら、普段履いているスニーカーと同じセンチで狙いやすいイメージです。ただ、ちょっとでも「自分、幅広かも」と思うなら、サロモン XT-6 GTXやサロモン XT-4はハーフサイズ上げる前提で考えておいた方が気持ちがラクだと思います。
一方で、ちょっと変わった立ち位置だなと感じるのがサロモン ACS PRO。これ、見た目はかなりボリューミーで、ハイテク感も強いモデルなんですが、履き口まわりが意外とタイト。足を入れるときに「おっ?」となるくらい絞られているのに、つま先側にはそこそこ余裕が出たりするので、人によっては「縦は余るのに甲だけきつい」という不思議な感覚になりやすいです。街でゆるっと履きたいなら、気持ち大きめ寄りで選んで、靴ひもでホールドを調整するくらいがちょうどいい雰囲気。ガチ走りよりも、テック系スニーカーとして楽しみたい人向けかな、という印象があります。
アウトドア寄りのモデルで言うと、サロモン XA PRO 3D V9 GTXやサロモン X ULTRA 4 GTXあたりは、割としっかりホールドしてくれる系。トレイルやハイキングで下り坂を歩くとき、靴の中で足が前にズルズル動くと爪がやられがちなので、この「ホールド感」はかなり大事です。その代わり、普段使いとしてゆるっと履きたい人が普段スニーカーと同じ感覚でサイズを攻めると、土踏まずまわりや小指のあたりに圧迫感を感じやすいかもしれません。
幅広・甲高勢の強い味方になりそうなのが、サロモン XA PRO 3D V9 WIDE GTXのようなワイドフィットモデル。名前の通りワイド設計になっていて、つま先の横方向と甲の高さにちょっと余裕があります。個人的には、「普段2E〜3Eくらいのスニーカーだと安心」という人は、サロモンで迷ったらまずワイドタイプから候補に入れてみるのが精神衛生的に良さそうだなと感じています。無理に通常幅のサロモン XA PRO 3D V9 GTXを攻めるより、ワイドにして紐で締めちゃった方が、結果として見た目もキレイだったりします。
トレイル寄りで「ザ・サロモン」といえばサロモン SPEEDCROSS 6。ソールのラグがゴツゴツしていて、土の上やぬかるみに強いモデルです。これはさすがに完全街履きよりもアウトドア寄りの性格なので、サイズも「厚手のソックス込み」で考えたくなります。若干タイトめな作りなので、普段スニーカーと同じサイズで行くと、厚手ソックスを履いたときに窮屈に感じることも。アウトドアでガッツリ使うなら、薄め〜中厚ソックスで試して、指先に5〜10mm程度の余裕が残るくらいがちょうど良さそうです。
逆に、トレイルも街もどっちもいけそうなニュートラルポジションなのがサロモン SENSE RIDE 5。クッションもしっかりあって、ソールもそこまで攻め過ぎていないので、「地面を選ばない万能選手」みたいなキャラ。サイズ感は比較的素直で、細身ではあるものの、サロモン XT-6より少しマイルドに感じる人も多い印象です。ランニング目的でフィットをガチガチに攻めたいなら普段サイズ寄り、街履きも視野に入れて楽に履きたいならハーフサイズアップ寄り、くらいの温度感で考えると決めやすくなります。
ハイキング用でロングセラーなサロモン X ULTRA 4 GTXは、足首まわりをしっかり支えてくれるタイプなので、サイズが大きすぎると逆に歩きづらくなります。かといってジャストジャストで攻めると、長時間歩いたときに足がむくんで苦しくなりがち。山歩きをイメージするなら、薄め〜普通厚ソックスを履いた状態で、かかとをトントンして前に詰めても指先に少し余裕がある、くらいを狙いたいところです。普段スニーカーより「気持ちゆとりを持たせたジャスト」を探すイメージが近いかもしれません。
全体を通して感じるのは、サロモンのサイズ選びで一番失敗しやすいポイントは「縦じゃなくて横」だということです。つま先の長さだけで見ると、サロモン XT-6 GTXでもサロモン SPEEDCROSS 6でも、普段のスニーカーとそこまで極端には変わらないのに、横幅と甲まわりがじわっときつくて「履けるけど長時間はツラい」みたいな状況になりがち。なので、サロモンのサイズ感で迷っているときは、「足長(かかと〜つま先)」だけじゃなくて、「足幅と甲の高さ」でモデルを選ぶのが大事だな、と感じています。
ざっくりまとめると、街履きメインで見た目重視ならサロモン XT-6やサロモン XT-4、テック感を楽しみつつボリュームを出したいならサロモン ACS PRO、山やトレイルをちゃんと歩きたいならサロモン XA PRO 3D V9 GTXやサロモン X ULTRA 4 GTX、ぬかるみ上等で攻めたいならサロモン SPEEDCROSS 6、オールマイティに使いたいならサロモン SENSE RIDE 5、幅広・甲高で悩みたくないならサロモン XA PRO 3D V9 WIDE GTX。
サロモンは、モデルごとに性格がけっこう違うので、「サロモンは全部小さい」とか「全部細い」と一括りにするより、「このモデルはこういうクセがある」とラフに覚えておくと、サイズ選びのストレスが少し減る気がします。好きな服に合いそうな一足をイメージしながら、足の形と相談して、ほどよいサイズ感を探す時間も込みで楽しめるといいな、というゆるいメモでした。
サロモンのサイズ感で迷子になった話と、人気モデルたちのゆるい比較メモ
サロモンのスニーカーって、急に街で見ること増えましたよね。気づけば電車の向かいの人の足元がサロモン XT-6だったり、アウトドア好きな友人がサロモン SPEEDCROSS 6でそのままカフェに来ていたり。おしゃれと実用のちょうど真ん中くらいにいるブランドなので、気になってサイズ感を調べ始めたら、これがまた情報がバラバラで余計に迷子になるパターンでした。
まず「サロモン サイズ感」で検索すると、「細いからハーフサイズ上げろ」という声と「いや、普段通りで大丈夫」という声が半々くらいで出てきます。しかもモデルによっても全然違う。街履きっぽく見えるサロモン XT-6と、ゴリゴリのトレイル寄りなサロモン XA PRO 3D V9 GTXでは、そもそも目的も作りも違うので、「サロモンだから全部同じノリで選べばいいでしょ」とはなりにくいんですよね。
個人的なざっくり印象としては、「縦の長さはそこまで攻めていないけど、横幅と甲のあたりがギュッと絞られているモデルが多いブランド」という感じです。なので、足幅が普通〜細めの人は、細身のシルエットがきれいに出てうれしいけれど、幅広・甲高側の人はちょっと工夫しないと痛くなりやすい、みたいな立ち位置。特に、街でよく見かけるサロモン XT-6 GTXあたりは、その「細くてシュッとしてる感じ」がモロに出るモデルなので、サイズ攻めすぎるとおしゃれを通り越して我慢大会になるリスクがあります。
見た目に惚れがちなのはサロモン XT-6とサロモン XT-4。どっちもほどよくボリュームがあって、ソールのデザインも凝っているので、普段着に合わせやすいんですよね。サイズ感としては、両方とも「縦はそこまで攻めてないけど、横はタイト寄り」。足幅が標準くらいまでなら、普段履いているスニーカーと同じセンチで狙いやすいイメージです。ただ、ちょっとでも「自分、幅広かも」と思うなら、サロモン XT-6 GTXやサロモン XT-4はハーフサイズ上げる前提で考えておいた方が気持ちがラクだと思います。
一方で、ちょっと変わった立ち位置だなと感じるのがサロモン ACS PRO。これ、見た目はかなりボリューミーで、ハイテク感も強いモデルなんですが、履き口まわりが意外とタイト。足を入れるときに「おっ?」となるくらい絞られているのに、つま先側にはそこそこ余裕が出たりするので、人によっては「縦は余るのに甲だけきつい」という不思議な感覚になりやすいです。街でゆるっと履きたいなら、気持ち大きめ寄りで選んで、靴ひもでホールドを調整するくらいがちょうどいい雰囲気。ガチ走りよりも、テック系スニーカーとして楽しみたい人向けかな、という印象があります。
アウトドア寄りのモデルで言うと、サロモン XA PRO 3D V9 GTXやサロモン X ULTRA 4 GTXあたりは、割としっかりホールドしてくれる系。トレイルやハイキングで下り坂を歩くとき、靴の中で足が前にズルズル動くと爪がやられがちなので、この「ホールド感」はかなり大事です。その代わり、普段使いとしてゆるっと履きたい人が普段スニーカーと同じ感覚でサイズを攻めると、土踏まずまわりや小指のあたりに圧迫感を感じやすいかもしれません。
幅広・甲高勢の強い味方になりそうなのが、サロモン XA PRO 3D V9 WIDE GTXのようなワイドフィットモデル。名前の通りワイド設計になっていて、つま先の横方向と甲の高さにちょっと余裕があります。個人的には、「普段2E〜3Eくらいのスニーカーだと安心」という人は、サロモンで迷ったらまずワイドタイプから候補に入れてみるのが精神衛生的に良さそうだなと感じています。無理に通常幅のサロモン XA PRO 3D V9 GTXを攻めるより、ワイドにして紐で締めちゃった方が、結果として見た目もキレイだったりします。
トレイル寄りで「ザ・サロモン」といえばサロモン SPEEDCROSS 6。ソールのラグがゴツゴツしていて、土の上やぬかるみに強いモデルです。これはさすがに完全街履きよりもアウトドア寄りの性格なので、サイズも「厚手のソックス込み」で考えたくなります。若干タイトめな作りなので、普段スニーカーと同じサイズで行くと、厚手ソックスを履いたときに窮屈に感じることも。アウトドアでガッツリ使うなら、薄め〜中厚ソックスで試して、指先に5〜10mm程度の余裕が残るくらいがちょうど良さそうです。
逆に、トレイルも街もどっちもいけそうなニュートラルポジションなのがサロモン SENSE RIDE 5。クッションもしっかりあって、ソールもそこまで攻め過ぎていないので、「地面を選ばない万能選手」みたいなキャラ。サイズ感は比較的素直で、細身ではあるものの、サロモン XT-6より少しマイルドに感じる人も多い印象です。ランニング目的でフィットをガチガチに攻めたいなら普段サイズ寄り、街履きも視野に入れて楽に履きたいならハーフサイズアップ寄り、くらいの温度感で考えると決めやすくなります。
ハイキング用でロングセラーなサロモン X ULTRA 4 GTXは、足首まわりをしっかり支えてくれるタイプなので、サイズが大きすぎると逆に歩きづらくなります。かといってジャストジャストで攻めると、長時間歩いたときに足がむくんで苦しくなりがち。山歩きをイメージするなら、薄め〜普通厚ソックスを履いた状態で、かかとをトントンして前に詰めても指先に少し余裕がある、くらいを狙いたいところです。普段スニーカーより「気持ちゆとりを持たせたジャスト」を探すイメージが近いかもしれません。
全体を通して感じるのは、サロモンのサイズ選びで一番失敗しやすいポイントは「縦じゃなくて横」だということです。つま先の長さだけで見ると、サロモン XT-6 GTXでもサロモン SPEEDCROSS 6でも、普段のスニーカーとそこまで極端には変わらないのに、横幅と甲まわりがじわっときつくて「履けるけど長時間はツラい」みたいな状況になりがち。なので、サロモンのサイズ感で迷っているときは、「足長(かかと〜つま先)」だけじゃなくて、「足幅と甲の高さ」でモデルを選ぶのが大事だな、と感じています。
ざっくりまとめると、街履きメインで見た目重視ならサロモン XT-6やサロモン XT-4、テック感を楽しみつつボリュームを出したいならサロモン ACS PRO、山やトレイルをちゃんと歩きたいならサロモン XA PRO 3D V9 GTXやサロモン X ULTRA 4 GTX、ぬかるみ上等で攻めたいならサロモン SPEEDCROSS 6、オールマイティに使いたいならサロモン SENSE RIDE 5、幅広・甲高で悩みたくないならサロモン XA PRO 3D V9 WIDE GTX。
サロモンは、モデルごとに性格がけっこう違うので、「サロモンは全部小さい」とか「全部細い」と一括りにするより、「このモデルはこういうクセがある」とラフに覚えておくと、サイズ選びのストレスが少し減る気がします。好きな服に合いそうな一足をイメージしながら、足の形と相談して、ほどよいサイズ感を探す時間も込みで楽しめるといいな、というゆるいメモでした。

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