マウンテンライトジャケットサイズ感 2024年版｜ゆるっと迷わず選びたい人向けのサイズの話

2024年になっても「マウンテンライトジャケットサイズ感 2024」で検索する人が多いくらい、サイズ選びがややこしいアウターになっているなぁと感じます。特にザ・ノース・フェイスの中でも人気が高いザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450とザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NPW62450は、モデルチェンジのたびにサイズ感が微妙に変わってきたので、古い情報を見ながら買うと「あれ？思ったより大きい（小さい）」となりやすいアイテムだと思います。

事情：2024年のマウンテンライトジャケットはなぜサイズ感がややこしいのか

まず事情から整理しておきます。今出回っているメインどころは2024年秋冬のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450（メンズ）とザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NPW62450（レディース）になりますが、その前のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62236や、さらに前の型番とはシルエットがけっこう違います。

ざっくり言うと、昔のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62236は今より少し細身寄りで、2022年以降のモデルで身幅・袖丈がゆったり方向に振られていき、2024年のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450では着丈も少し長くなった、という流れです。古いブログや口コミだと「Lでちょうどよかった」と書いてあっても、それがザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62236基準だったりして、2024年のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450を同じ感覚で選ぶと「ちょっと大きすぎたかも…」となりがちです。

しかも2025年にはザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62550という新しい型番も出てきて、こちらもサイズが微調整されています。2024年のうちに情報を集めている人からすると、「NP62236」「NP62450」「NPW62450」「NP62550」が入り乱れていて、どれが今のサイズ感なのか分かりにくい、というのが現在の状況かなと感じます。

さらにややこしいのが、同じザ・ノース・フェイスでもザ・ノース・フェイスマウンテンダウンジャケットやザ・ノース・フェイスクライムライトジャケット、ザ・ノース・フェイスコンパクトジャケットなど、兄弟モデルがたくさんあることです。これらと頭の中でサイズ感がごちゃっと混ざると、「マウンテンライトはどれくらい大きいんだっけ？」と余計に迷う原因になります。

感想：こんな体型・着方ならこのサイズがしっくりきそう

ここからは、自分がショップの試着レビューやSNSの着画をいろいろ眺めていて感じた、かなり主観混じりのサイズ感のイメージです。「マウンテンライトジャケットサイズ感 2024」で調べまくっている途中のメモをまとめたような、ゆるい目安だと思ってもらえれば。

まずザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450のメンズ。全体的に「身幅広め・着丈長め・袖もたっぷり」という印象が強くて、街中で見かけると、少しオーバーサイズ気味に着ている人が多いように見えます。165cmくらいの人がSを着ていると、お尻半分くらい隠れて、袖は手の甲に少しかかるかな、くらい。170cm前後の標準体型の人だと、Sでスッキリしたシルエット、Mだとストリート寄りのゆるさが出るイメージです。

175cmくらいになると、Mが「ちゃんとアウトドア用としても動きやすそうなちょうどいいサイズ」に見えて、Lにすると一気にリラックス感が増して、スウェットや厚手のニットを中に重ねても余裕がありそうです。180cm近い人がMを着ているスナップを見ると、細身の人ならMでちょうど良さそう、がっしり体型ならLの方がバランスがいいかな、という印象でした。

レディースのザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NPW62450は、メンズほど横にドンと広い感じではなくて、ウエストがほんのり絞られているように見えます。155cm前後の人がSを着ると、きれいめなマウンテンパーカーっぽく見えて、Mにすると少しメンズライクな雰囲気になります。160〜162cmくらいの人がMでちょうど良さそうで、Lにするとお尻がすっぽり隠れて、スカートやワイドパンツとも相性が良さそうなバランスに感じました。

また、タウンユースがメインなのか、キャンプやアウトドアでもゴリゴリに使いたいのかで、しっくりくるサイズ感もだいぶ変わりそうです。街着メインなら、ザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450はワンサイズ下げるくらいの選び方もアリに見えますが、冬キャンプでインナーダウンをガッツリ仕込みたいなら、ふつうのサイズかワンサイズ上くらいで余裕を持たせた方が良さそうに感じます。

真冬に着ることを考えると、もっと保温力が欲しければザ・ノース・フェイスマウンテンダウンジャケットという選択肢もありますし、軽さ重視ならザ・ノース・フェイスクライムライトジャケット、春秋のライトアウター感覚ならザ・ノース・フェイスコンパクトジャケットの方がしっくりくる人も多そうです。その中間で、オールシーズン寄りに長く使いたい人には、2024年のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450とザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NPW62450がちょうどいい落としどころ、というイメージです。

性能：GORE-TEXとレイヤリング前提の作りだから「少し大きめ」が基本設計

最後に、性能面から「なぜサイズ感がこうなっているのか」を軽く整理しておきます。

ザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450とザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NPW62450は、GORE-TEX 2レイヤーのアウターシェルというポジションで、基本的には「中にフリースやインナーダウンを重ねて着る前提」の設計になっています。だからこそ、身幅や腕周りにはある程度ゆとりがあって、素の状態で着ると「ちょっと大きめかも？」と感じる人が多いのかなと思います。

一方、保温材を中に仕込んでいるザ・ノース・フェイスマウンテンダウンジャケットは、それ1枚で完結する前提なので、同じサイズ表記でも見た目のボリュームが全然違って見えます。レインシェル寄りのザ・ノース・フェイスクライムライトジャケットや、ライトアウター的なザ・ノース・フェイスコンパクトジャケットと比べても、ザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450は着丈が長くて、裾のドローコードを絞れば風もかなり防げるつくりになっています。

旧モデルのザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62236と比べると、2024年のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450は「レイヤリング前提のゆるさ」がより強くなった感じで、真冬のアウトドアにも対応できるような余裕を持たせたシルエットに寄っているように見えます。2025年のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62550は、その方向性を保ったまま微調整した程度の変化に見えるので、2024年時点でサイズ感をつかんでおくと、来シーズン以降もあまり迷わず選べそうです。

まとめると、2024年のザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NP62450とザ・ノース・フェイスマウンテンライトジャケット NPW62450は、「ちょっと大きめで、インナー合わせ前提のアウター」という前提さえ押さえておけば、身長と好みのシルエットから逆算してサイズを絞り込みやすいジャケットだと思います。タウンユース寄りならワンサイズ下げる発想もアリですし、アウトドア寄りなら余裕のあるサイズを選んで、中にザ・ノース・フェイスマウンテンダウンジャケットや薄手のダウン、フリースを仕込んでやると、シーズンをまたいで長く楽しめる一着になりそうです。