ダイネーゼ サイズ感 48をひたすら悩んだ話と、いろんなジャケットを見比べた結果

バイク仲間とツーリングの休憩中に、「ダイネーゼの48って結局どのくらいなの?」という話になってから、しばらくずっとサイズ表とにらめっこする日が続いた。自分の身長はだいたい170cm台前半、体型もいわゆる標準くらいで、日本の洋服だとMを選ぶことが多い。だから感覚的には「ダイネーゼ サイズ感 48=自分向けのど真ん中サイズなんじゃ?」と思うのに、実際にジャケットやスーツを見ていくと、46と48と50のどれもアリに見えてきてしまって頭が混乱する。特にスポーツ系のレザージャケットやレーシングスーツはタイトに着るのが前提だから、サイズ表の数字だけ追いかけていると余計に迷う。そんな状態でいろいろショップを回ったり、友人が着ているのを見せてもらったりして、なんとなく「48」の立ち位置が見えてきたので、ラフにまとめてみることにした。

まず一番イメージしやすかったのが、ツーリング系のテキスタイルジャケットだ。ダイネーゼ VELOCE D-DRY JACKETみたいなD-DRY系のジャケットは、中にインナーを仕込んだり、街着のパーカーの上から羽織ったりすることも想定されているので、同じ48でもちょっとゆとりがある感じがする。胸まわりも「ピタッ」ではなく「軽く触れている」くらいで、肩もガチガチに固定されるというより、ハンドルを握った時にじわっとフィットしてくる感覚に近い。一方で、スポーツ系のレザージャケット、たとえばダイネーゼ SUPER SPEED 4 LEATHER JACKETや一つ前の世代のダイネーゼ SUPER SPEED 3 PERF. LEATHER JACKETになると、同じ48でも急に「攻めた」サイズ感になる。直立しているとちょっと猫背っぽく引っ張られるのに、バイクにまたがって前傾姿勢をとるとすっと楽になるあの感じで、「ああこれは走るための48だな」と妙に納得してしまう。

レーシングスーツの世界だと、その傾向がさらに極端で、ダイネーゼ LAGUNA SECA 5 1PC LEATHER SUITや少し前のダイネーゼ LAGUNA SECA 4 1PC PERF. LEATHER SUITの48は、普段着の感覚で見ると「これワンサイズ小さくない?」と言いたくなるくらいタイトに見える。それでもサーキットを意識した人たちはそこからさらに体を絞って合わせに行くので、サイズ表の数字よりも「どこまで攻めたいか」の度合いの方が重要に感じられた。街乗り寄りのスポーツレザーならダイネーゼ FIGHTER LEATHER JACKETダイネーゼ SPORT PRO LEATHER JACKETみたいなモデルもあって、同じ48でも着丈や肩の張り方が微妙に違うので、実際に腕を前に出したりひねったりして「このフィット感が好きかどうか」で選ぶのが一番しっくりきた。

夏物系も48のキャラがまた変わる。メッシュジャケットの代表的なところだとダイネーゼ AIR FRAME 3 TEX JACKETがあるけれど、これは生地の伸びがレザーほどないぶん、48でも意外と素直なサイズ感に感じる。中に着るのは薄手のインナーがメインなので、同じ身長・体重でも「夏だけ一つ下げて46にした」という話も耳にするし、「通気重視だから肩はちょっとタイトでも気にしない」という意見もあって、人によって解釈が分かれるところだなと思った。胸囲がしっかりある人は48のまま行った方が安心だけど、華奢な体型なら46の方が「着られている感」が減ってスマートに見えるかもしれない。

最近よく話題になるエアバッグ系も、48選びをややこしくする要素の一つだ。ダイネーゼ Smart D-Air Airbag ライディングベストをインナー側に仕込むか、外側に重ねるかで、ジャケットの余裕がまるで変わってくる。インナー側に着る前提なら、胸まわりにかなりスペースが必要で、48がギリギリになるケースもある。そんな時に便利なのが、上からレイヤーとして羽織ることを想定して作られたダイネーゼ OMNIA M SHELL ジャケットみたいなシェル系で、これならサイズ感は少しざっくりでもいいから、「中にエアバッグを着ている」という前提で余裕を持って48や50を選べる。エアバッグ+レザー+シェルという三層構造を考え始めると、同じ48でも役割が違いすぎて、数字だけで判断するのがどれだけ危険か実感する。

ここまで印象ベースで話してきたけれど、数字の面でもざっくり整理しておくと、メンズの48はだいたい身長172〜175cm、胸囲94〜98cmくらいが目安と言われている。パンツ側になると少し話が変わって、ダイネーゼ DELTA 4 LEATHER PANTSのようなスポーツレザーパンツの48は、ウエスト82〜86cmあたりが想定されている。ジャケットは胸囲重視、パンツはウエストとヒップ重視なので、上下セットで「全部48にしておけばOK」と考えると、どこかにズレが出やすい。実際にはジャケット48+パンツ46とか、その逆パターンで落ち着く人も多い印象だ。

レディースになると数字の意味がガラッと変わって、48はかなり余裕のあるコンフォート寄りのサイズになる。ダイネーゼ LOLA 5 LADY LEATHER JACKETのようなレディースレザージャケットだと、日本の感覚ではXLクラスに近くて、普段MやLを着ている人なら42〜46あたりで決めることが多い。数字だけを見ると「メンズ48とレディース48って同じくらい?」と錯覚しそうだが、実際には方向性がまったく違うので、記事やレビューを読むときも「男女どっちの話なのか」をきちんと確認しないと、サイズ感のイメージが変に混ざってしまう。

性能面というか、実用的な話をすると、ダイネーゼの48は「まさに平均体型向けの基準サイズ」みたいな立場にいるので、モデルによって味付けが変わる。スポーツ寄りのダイネーゼ SUPER SPEED 4 LEATHER JACKETダイネーゼ FIGHTER LEATHER JACKETは、プロテクターがしっかり体に密着してこそ本来のプロテクション性能が出るように作られているので、「少しキツいかな」くらいのフィットでも走り出すとむしろ安心感が増す。一方で、ツーリング寄りのダイネーゼ VELOCE D-DRY JACKETや、街乗り~スポーツツーリングの中間にいるダイネーゼ SPORT PRO LEATHER JACKETあたりは、インナーの着脱や防風・防水性能とのバランスを取る必要があるから、ワンサイズ上げて50に逃げる人も出てくる。夏専用のダイネーゼ AIR FRAME 3 TEX JACKETは通気重視で、プロテクター位置がブレないことの方が大事なので、48の中でも「ピタッとくるかどうか」が性能に直結しやすい。

まとめてしまうと、身長170〜175cm前後で普段Mサイズの人なら、とりあえずジャケットもパンツも48を基準にしつつ、スポーツレザーは「ややタイト気味の48」、ツーリングや防寒系は「少し余裕を持たせた48か50」、メッシュは「体型次第で46も視野」というくらいの感覚で見ると、サイズ表の数字との折り合いがつけやすいと感じた。そこにダイネーゼ Smart D-Air Airbag ライディングベストダイネーゼ OMNIA M SHELL ジャケットみたいなレイヤーものを足していくと、また別の意味で「48」が仕事をし始めるので、最終的には自分の乗り方と季節を思い浮かべながら、「どの48が一番しっくり来るか」を妄想して楽しむのがいちばん平和なのかもしれない。

ダイネーゼ サイズ感 48をひたすら悩んだ話と、いろんなジャケットを見比べた結果

バイク仲間とツーリングの休憩中に、「ダイネーゼの48って結局どのくらいなの?」という話になってから、しばらくずっとサイズ表とにらめっこする日が続いた。自分の身長はだいたい170cm台前半、体型もいわゆる標準くらいで、日本の洋服だとMを選ぶことが多い。だから感覚的には「ダイネーゼ サイズ感 48=自分向けのど真ん中サイズなんじゃ?」と思うのに、実際にジャケットやスーツを見ていくと、46と48と50のどれもアリに見えてきてしまって頭が混乱する。特にスポーツ系のレザージャケットやレーシングスーツはタイトに着るのが前提だから、サイズ表の数字だけ追いかけていると余計に迷う。そんな状態でいろいろショップを回ったり、友人が着ているのを見せてもらったりして、なんとなく「48」の立ち位置が見えてきたので、ラフにまとめてみることにした。

まず一番イメージしやすかったのが、ツーリング系のテキスタイルジャケットだ。ダイネーゼ VELOCE D-DRY JACKETみたいなD-DRY系のジャケットは、中にインナーを仕込んだり、街着のパーカーの上から羽織ったりすることも想定されているので、同じ48でもちょっとゆとりがある感じがする。胸まわりも「ピタッ」ではなく「軽く触れている」くらいで、肩もガチガチに固定されるというより、ハンドルを握った時にじわっとフィットしてくる感覚に近い。一方で、スポーツ系のレザージャケット、たとえばダイネーゼ SUPER SPEED 4 LEATHER JACKETや一つ前の世代のダイネーゼ SUPER SPEED 3 PERF. LEATHER JACKETになると、同じ48でも急に「攻めた」サイズ感になる。直立しているとちょっと猫背っぽく引っ張られるのに、バイクにまたがって前傾姿勢をとるとすっと楽になるあの感じで、「ああこれは走るための48だな」と妙に納得してしまう。

レーシングスーツの世界だと、その傾向がさらに極端で、ダイネーゼ LAGUNA SECA 5 1PC LEATHER SUITや少し前のダイネーゼ LAGUNA SECA 4 1PC PERF. LEATHER SUITの48は、普段着の感覚で見ると「これワンサイズ小さくない?」と言いたくなるくらいタイトに見える。それでもサーキットを意識した人たちはそこからさらに体を絞って合わせに行くので、サイズ表の数字よりも「どこまで攻めたいか」の度合いの方が重要に感じられた。街乗り寄りのスポーツレザーならダイネーゼ FIGHTER LEATHER JACKETダイネーゼ SPORT PRO LEATHER JACKETみたいなモデルもあって、同じ48でも着丈や肩の張り方が微妙に違うので、実際に腕を前に出したりひねったりして「このフィット感が好きかどうか」で選ぶのが一番しっくりきた。

夏物系も48のキャラがまた変わる。メッシュジャケットの代表的なところだとダイネーゼ AIR FRAME 3 TEX JACKETがあるけれど、これは生地の伸びがレザーほどないぶん、48でも意外と素直なサイズ感に感じる。中に着るのは薄手のインナーがメインなので、同じ身長・体重でも「夏だけ一つ下げて46にした」という話も耳にするし、「通気重視だから肩はちょっとタイトでも気にしない」という意見もあって、人によって解釈が分かれるところだなと思った。胸囲がしっかりある人は48のまま行った方が安心だけど、華奢な体型なら46の方が「着られている感」が減ってスマートに見えるかもしれない。

最近よく話題になるエアバッグ系も、48選びをややこしくする要素の一つだ。ダイネーゼ Smart D-Air Airbag ライディングベストをインナー側に仕込むか、外側に重ねるかで、ジャケットの余裕がまるで変わってくる。インナー側に着る前提なら、胸まわりにかなりスペースが必要で、48がギリギリになるケースもある。そんな時に便利なのが、上からレイヤーとして羽織ることを想定して作られたダイネーゼ OMNIA M SHELL ジャケットみたいなシェル系で、これならサイズ感は少しざっくりでもいいから、「中にエアバッグを着ている」という前提で余裕を持って48や50を選べる。エアバッグ+レザー+シェルという三層構造を考え始めると、同じ48でも役割が違いすぎて、数字だけで判断するのがどれだけ危険か実感する。

ここまで印象ベースで話してきたけれど、数字の面でもざっくり整理しておくと、メンズの48はだいたい身長172〜175cm、胸囲94〜98cmくらいが目安と言われている。パンツ側になると少し話が変わって、ダイネーゼ DELTA 4 LEATHER PANTSのようなスポーツレザーパンツの48は、ウエスト82〜86cmあたりが想定されている。ジャケットは胸囲重視、パンツはウエストとヒップ重視なので、上下セットで「全部48にしておけばOK」と考えると、どこかにズレが出やすい。実際にはジャケット48+パンツ46とか、その逆パターンで落ち着く人も多い印象だ。

レディースになると数字の意味がガラッと変わって、48はかなり余裕のあるコンフォート寄りのサイズになる。ダイネーゼ LOLA 5 LADY LEATHER JACKETのようなレディースレザージャケットだと、日本の感覚ではXLクラスに近くて、普段MやLを着ている人なら42〜46あたりで決めることが多い。数字だけを見ると「メンズ48とレディース48って同じくらい?」と錯覚しそうだが、実際には方向性がまったく違うので、記事やレビューを読むときも「男女どっちの話なのか」をきちんと確認しないと、サイズ感のイメージが変に混ざってしまう。

性能面というか、実用的な話をすると、ダイネーゼの48は「まさに平均体型向けの基準サイズ」みたいな立場にいるので、モデルによって味付けが変わる。スポーツ寄りのダイネーゼ SUPER SPEED 4 LEATHER JACKETダイネーゼ FIGHTER LEATHER JACKETは、プロテクターがしっかり体に密着してこそ本来のプロテクション性能が出るように作られているので、「少しキツいかな」くらいのフィットでも走り出すとむしろ安心感が増す。一方で、ツーリング寄りのダイネーゼ VELOCE D-DRY JACKETや、街乗り~スポーツツーリングの中間にいるダイネーゼ SPORT PRO LEATHER JACKETあたりは、インナーの着脱や防風・防水性能とのバランスを取る必要があるから、ワンサイズ上げて50に逃げる人も出てくる。夏専用のダイネーゼ AIR FRAME 3 TEX JACKETは通気重視で、プロテクター位置がブレないことの方が大事なので、48の中でも「ピタッとくるかどうか」が性能に直結しやすい。

まとめてしまうと、身長170〜175cm前後で普段Mサイズの人なら、とりあえずジャケットもパンツも48を基準にしつつ、スポーツレザーは「ややタイト気味の48」、ツーリングや防寒系は「少し余裕を持たせた48か50」、メッシュは「体型次第で46も視野」というくらいの感覚で見ると、サイズ表の数字との折り合いがつけやすいと感じた。そこにダイネーゼ Smart D-Air Airbag ライディングベストダイネーゼ OMNIA M SHELL ジャケットみたいなレイヤーものを足していくと、また別の意味で「48」が仕事をし始めるので、最終的には自分の乗り方と季節を思い浮かべながら、「どの48が一番しっくり来るか」を妄想して楽しむのがいちばん平和なのかもしれない。

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