冬になると、街でタトラスのダウンを見かけるたびに「やっぱりいいなあ」と思うのに、いざネットで見ようとすると一気に現実的な悩みが出てきます。そう、サイズ選びです。表記は1・2・3なのに、手持ちの服はS・M・Lばかり。とくに「サイズ2」が曲者で、Sに近いのかMなのか、モデルによってもシルエットが違うから余計に分かりづらいんですよね。
たとえば王道のレディースロングダウンとしてよく名前が出てくるタトラス ポリテアマ、ウール混でちょっと上品な印象のタトラス ラビアナ、コンパクトでカジュアル寄りなタトラス ヴァレナ。メンズだと、ベーシックなタトラス ベルボや、人気が高いと言われるタトラス ドミツィアーノ、ボリューム感のあるタトラス サルマ。どれも魅力的なのに、サイズ2でジャストなのかワンサイズ上げるべきか、画面を前にずっと固まってしまう、という人は多いはずです。
自分なりにショップでスタッフさんの話を聞いたり、試着させてもらったり、レビューを読み漁ったりしていくうちに、なんとなく共通して見えてきた「サイズ2の立ち位置」があるので、ここではそんなラフな感覚をベースに、サイズ感のイメージをまとめてみます。
サイズ2って結局どのポジション?という素朴な感想
ざっくり言うと、タトラスのサイズ2は「ふだんSとMで揺れる人の真ん中あたり」という感じが強いです。
レディースでいうと、標準体型〜やや細身くらいの人が、タトラス ポリテアマやタトラス ラビアナをサイズ2で着ると、ニットを中に着てもすっきり見えることが多くて、「ああ、やっぱり2が基準なんだな」と感じる場面が多めでした。細身シルエットが得意なタトラス ダウンらしく、体に沿いすぎず、でもダボっとしない、その「いいところ」を取りにいくとサイズ2に落ち着くイメージです。
ショート丈のタトラス ヴァレナは、同じサイズ2でも少しスポーティーな雰囲気で、裾が軽い分だけ上半身に視線が集まります。そのせいか、「肩まわりがきついと一気に窮屈そうに見える」ので、肩幅がしっかりめの人はサイズ2か3かで迷いやすい印象があります。
メンズ側を見てみると、ベーシックなタトラス ベルボやタトラス ドミツィアーノは、サイズ2が「細身〜標準体型の人がキレイめに着るサイズ」という空気感。肩やウエストラインがきゅっとしていて、サイズ2を選ぶとかなりシュッとした印象になります。逆にタトラス サルマのようなボリューム系は、同じサイズ2でも見た目の迫力が増すので、写真で見るより「お、思ったより存在感あるな」と感じることもありました。
全体的に、「ゆるく着る」というより「ちゃんと服のラインを出す」方向に振りたいならサイズ2、「中にごつめのスウェットを仕込みたい」「もっとリラックス感が欲しい」なら1つ上のサイズも候補、というざっくりした分かれ方をしているように感じます。
性能面から見るタトラスのサイズ2:どんな体型と相性がいい?
もう少し真面目に、サイズ2を性能というか“機能としてのサイズ”で見ていくと、ポイントは「身長」「肩幅」「中に着るもの」の3つに落ち着きます。
レディースのタトラス ポリテアマやタトラス ラビアナの場合、身長160cm前後の人がサイズ2を選ぶと、着丈はお尻がすっぽり隠れるくらいで、前を閉めても窮屈さが出にくいバランスになりやすいです。身長が170cm近くある人だと、サイズ2でも膝上のほどよいロング丈になってくれて、全体のIラインが強調されます。その意味では、「細く長く見せたい」人にはサイズ2がちょうどいい仕事をしてくれることが多いです。
対してタトラス ヴァレナのようなショート丈は、身長というより肩幅とバストのボリュームが勝負どころ。肩がしっかりしている人や胸まわりに厚みがある人は、サイズ2だとファスナーを上まで閉めたときに少しタイトに感じることがあります。逆に華奢な人がサイズ2を選ぶと、ちょうどよく「少しゆとりのあるコンパクトアウター」くらいのバランスになりやすい印象です。
メンズのタトラス ベルボとタトラス ドミツィアーノは、どちらもウエストが絞られたキレイめ系なので、サイズ2は「ジャケットの上から着る」というより「ニットやカットソーの上にすっきり羽織る」運用が向いています。ふだん日本サイズでS〜Mを着ていて、そこまでがっしりしていない体型なら、サイズ2でかなりスマートに見せられることが多いと感じました。
一方でタトラス サルマはボリュームと防寒性がしっかりしている分、同じサイズ2でも中に着込める余白が少し多めに感じられるモデルです。寒がりさんが厚手のフーディーやローゲージニットを着たい場合、「普段よりタイトめを選んでバランスを取る」というやり方もあって、まさにサイズ2がその候補になります。
共通しているのは、どのモデルでもサイズ2が「ブランドが想定している平均値」に近い位置にあること。だからこそ、タトラスの世界観そのままの細身シルエットを味わいたいなら、まずサイズ2から考えてみるのが自然ですし、「どうしても迷ったら、身長・体重だけじゃなく肩幅とインナーの厚さを基準に、2か3か決める」とかなり失敗が減る感覚があります。
最終的には、タトラス ポリテアマでロングコートらしい大人っぽさを出すのか、タトラス ラビアナで素材感を楽しむのか、タトラス ヴァレナで軽快さを取るのか、あるいはメンズでタトラス ベルボやタトラス ドミツィアーノのシャープさを選ぶのか、タトラス サルマの頼もしさに振り切るのか。そのうえで、「自分のライフスタイルならサイズ2でどんな着方をしたいか」をイメージしてみると、ちょっとだけ答えに近づきやすくなると思います。
サイズ表だけを見ていると難しく感じるタトラスのサイズ2ですが、こうやってモデルごとの雰囲気と、自分の体型・好みのバランスをラフに重ねていくと、急にしっくり来る瞬間があるので、鏡の前でイメトレしながら、ゆるく悩んでみてください。
タトラスのサイズ2ってどんな感じ?通販で迷いまくるサイズ感の話
冬になると、街でタトラスのダウンを見かけるたびに「やっぱりいいなあ」と思うのに、いざネットで見ようとすると一気に現実的な悩みが出てきます。そう、サイズ選びです。表記は1・2・3なのに、手持ちの服はS・M・Lばかり。とくに「サイズ2」が曲者で、Sに近いのかMなのか、モデルによってもシルエットが違うから余計に分かりづらいんですよね。
たとえば王道のレディースロングダウンとしてよく名前が出てくるタトラス ポリテアマ、ウール混でちょっと上品な印象のタトラス ラビアナ、コンパクトでカジュアル寄りなタトラス ヴァレナ。メンズだと、ベーシックなタトラス ベルボや、人気が高いと言われるタトラス ドミツィアーノ、ボリューム感のあるタトラス サルマ。どれも魅力的なのに、サイズ2でジャストなのかワンサイズ上げるべきか、画面を前にずっと固まってしまう、という人は多いはずです。
自分なりにショップでスタッフさんの話を聞いたり、試着させてもらったり、レビューを読み漁ったりしていくうちに、なんとなく共通して見えてきた「サイズ2の立ち位置」があるので、ここではそんなラフな感覚をベースに、サイズ感のイメージをまとめてみます。
サイズ2って結局どのポジション?という素朴な感想
ざっくり言うと、タトラスのサイズ2は「ふだんSとMで揺れる人の真ん中あたり」という感じが強いです。
レディースでいうと、標準体型〜やや細身くらいの人が、タトラス ポリテアマやタトラス ラビアナをサイズ2で着ると、ニットを中に着てもすっきり見えることが多くて、「ああ、やっぱり2が基準なんだな」と感じる場面が多めでした。細身シルエットが得意なタトラス ダウンらしく、体に沿いすぎず、でもダボっとしない、その「いいところ」を取りにいくとサイズ2に落ち着くイメージです。
ショート丈のタトラス ヴァレナは、同じサイズ2でも少しスポーティーな雰囲気で、裾が軽い分だけ上半身に視線が集まります。そのせいか、「肩まわりがきついと一気に窮屈そうに見える」ので、肩幅がしっかりめの人はサイズ2か3かで迷いやすい印象があります。
メンズ側を見てみると、ベーシックなタトラス ベルボやタトラス ドミツィアーノは、サイズ2が「細身〜標準体型の人がキレイめに着るサイズ」という空気感。肩やウエストラインがきゅっとしていて、サイズ2を選ぶとかなりシュッとした印象になります。逆にタトラス サルマのようなボリューム系は、同じサイズ2でも見た目の迫力が増すので、写真で見るより「お、思ったより存在感あるな」と感じることもありました。
全体的に、「ゆるく着る」というより「ちゃんと服のラインを出す」方向に振りたいならサイズ2、「中にごつめのスウェットを仕込みたい」「もっとリラックス感が欲しい」なら1つ上のサイズも候補、というざっくりした分かれ方をしているように感じます。
性能面から見るタトラスのサイズ2:どんな体型と相性がいい?
もう少し真面目に、サイズ2を性能というか“機能としてのサイズ”で見ていくと、ポイントは「身長」「肩幅」「中に着るもの」の3つに落ち着きます。
レディースのタトラス ポリテアマやタトラス ラビアナの場合、身長160cm前後の人がサイズ2を選ぶと、着丈はお尻がすっぽり隠れるくらいで、前を閉めても窮屈さが出にくいバランスになりやすいです。身長が170cm近くある人だと、サイズ2でも膝上のほどよいロング丈になってくれて、全体のIラインが強調されます。その意味では、「細く長く見せたい」人にはサイズ2がちょうどいい仕事をしてくれることが多いです。
対してタトラス ヴァレナのようなショート丈は、身長というより肩幅とバストのボリュームが勝負どころ。肩がしっかりしている人や胸まわりに厚みがある人は、サイズ2だとファスナーを上まで閉めたときに少しタイトに感じることがあります。逆に華奢な人がサイズ2を選ぶと、ちょうどよく「少しゆとりのあるコンパクトアウター」くらいのバランスになりやすい印象です。
メンズのタトラス ベルボとタトラス ドミツィアーノは、どちらもウエストが絞られたキレイめ系なので、サイズ2は「ジャケットの上から着る」というより「ニットやカットソーの上にすっきり羽織る」運用が向いています。ふだん日本サイズでS〜Mを着ていて、そこまでがっしりしていない体型なら、サイズ2でかなりスマートに見せられることが多いと感じました。
一方でタトラス サルマはボリュームと防寒性がしっかりしている分、同じサイズ2でも中に着込める余白が少し多めに感じられるモデルです。寒がりさんが厚手のフーディーやローゲージニットを着たい場合、「普段よりタイトめを選んでバランスを取る」というやり方もあって、まさにサイズ2がその候補になります。
共通しているのは、どのモデルでもサイズ2が「ブランドが想定している平均値」に近い位置にあること。だからこそ、タトラスの世界観そのままの細身シルエットを味わいたいなら、まずサイズ2から考えてみるのが自然ですし、「どうしても迷ったら、身長・体重だけじゃなく肩幅とインナーの厚さを基準に、2か3か決める」とかなり失敗が減る感覚があります。
最終的には、タトラス ポリテアマでロングコートらしい大人っぽさを出すのか、タトラス ラビアナで素材感を楽しむのか、タトラス ヴァレナで軽快さを取るのか、あるいはメンズでタトラス ベルボやタトラス ドミツィアーノのシャープさを選ぶのか、タトラス サルマの頼もしさに振り切るのか。そのうえで、「自分のライフスタイルならサイズ2でどんな着方をしたいか」をイメージしてみると、ちょっとだけ答えに近づきやすくなると思います。
サイズ表だけを見ていると難しく感じるタトラスのサイズ2ですが、こうやってモデルごとの雰囲気と、自分の体型・好みのバランスをラフに重ねていくと、急にしっくり来る瞬間があるので、鏡の前でイメトレしながら、ゆるく悩んでみてください。

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