アークテリクスショルダーバッグ大きめをゆるく語る日記

ここ数年、通勤でも休日でも荷物がじわじわ増えてきて、ポケットや小さめサコッシュだけではさすがに心もとないなあと思う場面が増えました。ノートPCを持ち歩く日もあれば、カメラを入れたい日もあって、それでいてリュックを背負うほどでもない微妙なライン。そんなときに気になりだしたのが、アークテリクスの「アークテリクスショルダーバッグ大きめ」系のバッグたちです。

街で見かけると、みんなサラっと斜め掛けしていて、黒い服にもアウトドアっぽい格好にもなじんでいるんですよね。特に、ロゴがワンポイントで入ったグランヴィルショルダーバッグあたりは、電車の中でもよく目につきます。なんだか「ちゃんと荷物は入るけど、ガチ登山のリュックほど重装備じゃない」感じがして、日常とアウトドアのちょうど間くらいを狙っている印象があります。

アークテリクスを調べていると、ショルダーだけでも名前がやたらとカッコよくて、ついスペックより先に名前でときめいてしまいます。グランヴィルショルダーバッグに、グランヴィル 10 クーリエバッグ、さらに大きいグランヴィル 30 キャリーオールバッグ。そして少し雰囲気の違うアロー 8 ショルダーバッグや、ちょっと小ぶりなマンティス 2 ウエストパック。名前を眺めているだけで「今日はどれを斜め掛けしようかな」と妄想できてしまうあたり、すっかりブランドの世界観に飲まれています。

個人的に気になっているのは、やっぱりド定番っぽいグランヴィルショルダーバッグです。写真やレビューを眺めていると、しっかり箱型で、自立しそうな雰囲気。A4書類や13インチクラスのノートPCを入れてもまだ余裕がありそうで、「職場終わりにそのままジム」みたいな日でも一つで完結しそうな感じがあります。防水系の素材らしいし、雨の日の通勤でもそこまでバッグの中身を心配しなくてよさそうなのも、日常使いにはかなり安心感があります。

もう一段階、容量をため込みたい人向けのポジションにいるのがグランヴィル 10 クーリエバッグ。クーリエって名前がすでに「荷物を運ぶのが仕事です」と言っているようで、10L前後という数字だけ見るとそこまで巨大ではないのに、写真を見ると結構しっかりしたサイズ感なんですよね。タブレット、カメラ、長財布、ペットボトル、薄手の上着くらいまでなら詰め込めそうで、いわゆる「アークテリクスショルダーバッグ大きめ」を探している人の多くがちょうど気になりそうなボリューム帯だなあと思います。

さらに欲張って、一泊くらいの荷物もギュッと詰め込みたいならグランヴィル 30 キャリーオールバッグ。ここまで来ると、ショルダーというよりトート兼ボストン的な立ち位置ですが、電車移動メインの小旅行ならキャリーケースの代わりにもなりそうな余裕があります。アウトドアっぽい雰囲気はありつつも、真っ黒なカラーを選べば、出張バッグとしてもギリギリ使えそうなラインで、「荷物が多くなりがちな人の逃げ道」として頭の片隅に置いておきたくなる存在です。

一方で、「そこまで大きいのはちょっと…でも小さいサコッシュじゃ物足りない」という隙間ニーズに刺さりそうなのがアロー 8 ショルダーバッグ。アローシリーズの顔つきそのままに、ショルダーサイズまでギュッと縮めたような見た目で、フロントの切り替えやジップの雰囲気がなんとなくサイバーというか、都会的な印象があります。容量的には8Lクラスと言われることが多く、ノートやタブレット、必需品を入れるにはちょうどいいくらい。大きさだけ見れば「アークテリクスショルダーバッグ大きめ」と言い切るほどではないかもしれませんが、背負ったときの存在感や収納力を考えると、体感的には大きめ寄りのポジションに感じます。

小さめ派の定番として名前が挙がるマンティス 2 ウエストパックも外せません。本来はウエストパックですが、街で見るとほとんどの人がショルダーとして斜め掛けしていて、半分ショルダーバッグ扱いになっています。容量としては「大きめ」と言うには控えめですが、普段はマンティス 2 ウエストパックメインで、荷物が増えそうな日はグランヴィルショルダーバッグやグランヴィル 10 クーリエバッグに切り替える、みたいな使い分けができると楽しそうだなあと思ってしまいます。

リュック派の人なら、ショルダーと合わせて気になってくるのがグランヴィル 25 バックパックやグランヴィル 16のようなバックパック系。これらは完全にリュックですが、ショルダーのグランヴィルショルダーバッグとデザインの世界観がつながっていて、「今日は軽装だからショルダー、荷物が多い日はグランヴィル 25 バックパック」といったセット運用も楽しめそうです。グランヴィル 16くらいのサイズ感なら、休日の街歩き用リュックとしても程よいボリュームで、ショルダーとリュックを気分で使い分けたい人にはちょうど良い背中側の相棒という感じがします。

ここからは、ちょっと真面目に性能面の話も整理してみます。アークテリクスの「アークテリクスショルダーバッグ大きめ」路線は、防水性の高さがけっこう共通テーマになっていて、グランヴィルショルダーバッグやグランヴィル 10 クーリエバッグ、グランヴィル 30 キャリーオールバッグあたりは、防水コーティングされた生地と止水ジップを組み合わせることで、雨の日でも中身をしっかり守る仕様になっているとされています。通勤中のゲリラ豪雨や、フェスやキャンプでの急な土砂降りを想像すると、この「濡れてもとりあえず大丈夫そう」という安心感はかなり大きいポイントです。

収納の作り込みも、アークテリクスらしいこだわりポイントに見えます。グランヴィルショルダーバッグには、PCスリーブや小物用ポケットが仕込まれていて、ケーブルやマウス、メモ帳が中で迷子になりにくい構造になっているようです。グランヴィル 10 クーリエバッグもメイン気室のほかにフロントポケットを備えていて、すぐ出したいパスケースやイヤホンを分けておけるのはかなり便利そう。アロー 8 ショルダーバッグも、外から見るとスッキリしていますが、中に入るとちゃんとオーガナイザーが仕込まれていて、見た目よりも「ちゃんと仕事する」印象があります。

マンティス 2 ウエストパックは、サイズの割に収納の細かさが特徴で、フロントポケット、メインポケット、背面ポケットと、少しずつ役割の違うスペースが並んでいます。スマホ、カードケース、鍵、ワイヤレスイヤホンあたりを定位置に入れておくと、出かける前に「あ、あれどこ行ったっけ？」というプチストレスが減りそうです。アークテリクスのバッグ全般に言えるのですが、「ぱっと見はシンプルなのに、開けるとちゃんと考えられている」感じがあって、そのギャップが好きな人も多いのかなと思います。

もう一つ、アークテリクスの「アークテリクスショルダーバッグ大きめ」を眺めていて気になるのが、ショルダーストラップの作りです。グランヴィルショルダーバッグやグランヴィル 10 クーリエバッグ、アロー 8 ショルダーバッグあたりは、ストラップがしっかり太めで、パッドも入っているように見えます。荷物が増えると肩への食い込みが地味にダメージになるので、この辺の作りは長時間の移動で効いてきそうです。一方、マンティス 2 ウエストパックは軽快さ重視でそこまでゴツくないので、「今日は軽装でふらっと出かけたい」という日にちょうどいいバランスだと感じます。

価格に関しては、アークテリクスらしく決して安くはありませんが、街のセレクトショップのきれいめトートと比べても極端に高いわけではなく、「長く使う前提でギア寄りのものを選ぶ」という感覚なら納得しやすいラインかなという印象です。ショルダーならグランヴィルショルダーバッグやグランヴィル 10 クーリエバッグ、アロー 8 ショルダーバッグあたりが2〜3万円台が目安になりそうで、リュック側のグランヴィル 25 バックパックやグランヴィル 16はそこからもう少し上がるイメージ。サブバッグとしてマンティス 2 ウエストパックを組み合わせると、トータルでなかなかいいお値段にはなりますが、「毎日の相棒」と考えればそこまで割高という感じでもないのかな、というのが素直な感想です。

いろいろ眺めて妄想してみると、「アークテリクスショルダーバッグ大きめ」を選ぶときの軸は、だいたい三つに分けられそうです。まず、通勤や通学でPCや書類を運ぶのがメインなら、きっちり箱型で防水性能も高いグランヴィルショルダーバッグかグランヴィル 10 クーリエバッグ。次に、休日の街歩きやカフェ巡り、軽い撮影散歩がメインなら、デザイン映えするアロー 8 ショルダーバッグ。そして、一泊旅行や荷物多めのフェス・キャンプを想定するなら、容量に余裕のあるグランヴィル 30 キャリーオールバッグや、場合によってはリュックのグランヴィル 25 バックパック、グランヴィル 16を視野に入れてもいいかな、という感じです。

最終的には、「どのバッグを肩にかけて歩いている自分が一番しっくり来るか」という、かなり感覚的な部分も大きいと思います。黒いフード付きジャケットにグランヴィルショルダーバッグを合わせるのか、白シャツにアロー 8 ショルダーバッグを斜め掛けにするのか、ラフなスウェットにマンティス 2 ウエストパックをちょこんと乗せるのか。いろんな組み合わせを想像しているだけでもちょっと楽しくなってくるので、「次のバッグどうしようかな」と迷っている人は、一度アークテリクスの「アークテリクスショルダーバッグ大きめ」ゾーンをのんびり眺めてみるのもアリかもしれません。

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